このブログ、エントリー300回になりました。
去年の4月18日、キキと一緒に朝日新聞前橋総局に、局長さんをたずねました。
お土産は、ずんだ餡の白玉団子でした。
一年間連載してきた『ヒゲ園長とキキ』の連載を、料理をテーマにしたものに変えないかって、提案を受けました。
そして、『ヒゲおじさん厨房に入る』がスタートすることになったんです。
このブログは、その日、その話から始まりました。
経過日数よりエントリー数がちょっぴり上回っています。
キキも元気ですから、まだ当分は続きますんで、よろしくお願いします。
そんなこと知ってか知らずか、今朝は、長男がひょっこり朝飯を食べにきました。
メダイのカマの味噌漬け、卵焼き、納豆、ワカメの酢の物、漬物(パクチョイ、杓子菜、ショウガ)、それと、頂き物のメヒカリの甘露煮を用意してあげました。
珍しく来たんで、豪華朝食になりました。
杓子菜は、こんな具合に漬かりました。
真っ白だった葉の下のほうが黄ばんできています。
乳酸発酵が進んだ証拠です。
1月8日、富田町のJA前橋「産直ゆうあい館」で買った杓子菜は、白とうす緑の美しい菜っ葉でした。
大ザルに拡げて、外に干しておきました。
翌9日、タカノツメを入れて、塩漬けにしました。
塩は、菜っ葉の重量の4%にしました。
足にポリ袋をつけて、ギュ、ギュって踏みつけています。
こうすると、水の上がりが良くなるんです。白菜でも同じです。
重石は、13㎏ほどだったと思います。
11日には、水が上がったので、重石を5キログラムに減らしています。
そして、このうちで一番涼しい、玄関に出しておきました。
漬け込んでから19日目、27日の桶の様子です。
重石の廻りに白いものが浮いているのが見えると思います。
乳酸菌の死がいです。
十分に乳酸菌が増殖してくれた証拠です。
杓子菜漬けは、この乳酸菌のおかげで、美味しさが増して行きます。
そして今日、こんなにきれいに漬かってました。
漬け込みから、23日目になります。
ポリ袋の、漬け液ごと小分けして入れ、、空気をよくよく追い出して封をします。
こうして、今度は、冷蔵庫の野菜庫で寝かせます。
桶のママにしていても悪くはないのですが、、家の中は温かいので、出し入れで空気が入り、雑菌が繁殖する恐れがあります。
それで、こういう保存方法をしています。
ところで、杓子菜は、群馬で広く栽培されていた菜っ葉、漬物や干葉に加工されていました。
実は、チンゲン菜の仲間では、日本に一番早く伝わったものなのだそうです。
これは、ユキコさんのちりめんの帯の文様の一部です。
「杓子菜文」といって、古くから使われてきた伝統的な文様の一つなのです。
毎年、何とか探して漬けています。
無くなって欲しくない菜っ葉です。
あと2週間ぐらいすると、美味しく食べられるようになります。
雨上がりの赤城山を見ながら、まちに買物に出ました。
東よりの風が、強くなってきていました。
八百徳さんで、にんにくとショウガとニラを買いました。
「餃子作るの?」っておかみさん。
「ううん、餃子ではないよ、キムチ漬け込むの」
「何でも手づくりするんだね」、ほめられちゃいました。
リバティーさんで紅茶を買いました。
「あの、フキ味噌の作り方って、分かります?」、おかみさんから質問です。
「ええ、いろんなフキ味噌があるけど、どんなの作りたいの…」
フキ味噌作りで、しばらくお喋りしてしまいました。
美味しいフキ味噌作ってください。
夕方は、明日キムチに漬け込む白菜の下漬けをしました。
群馬特産、国分白菜です。
「キキも、ご挨拶しなさい、300回目なんだから」
<……>
「何か言いなよ、一言で良いから」
<私って、きれいでしょう…>
前橋SNS、「続・のんべえのほうづえ」 は、前橋のお店を紹介しています。
猫本の紹介もしています。こちらもよろしく。
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、2月14日に掲載予定です。
いことなので、
ふき味噌のお話し、とても参考になりました。
田舎育ちなんですが、食べたことがなくて・・。
再挑戦してみます。
8ヶ月で300回とは根性がないと続きませんね。
私の店主便りは2005年の4月から書いててやっと200回ですから。
杓子菜は漬物に向いてるんですね。
キキちゃん、美形でございます、特に目がいい!
でも私は犬も猫も触れない・・・
どういたしまして。
何かありましたら、何時でもご一報ください。
おゆきさん
私にゃ根性なんかないですよ。
猫と同じで、一度習性がつくと、同じこと繰り返すのが苦痛でないんです。
あと一年もすると、口の周りからも髭が伸び始めるかもしれません。