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お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

生姜漬けて、フジエイまでタデとヒマワリ、最後のしば漬け漬けて、4日のお話第5回…

2012-09-11 07:27:48 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf2587起き抜けに、新生姜2kgを洗ってカット、自家製の梅酢に20%ほど食酢と砂糖少々を加えた漬け液を用意しました。市販の紅生姜のように甘ったるくしません。

Dscf2588 ポリ袋に詰めて、空気を抜いて、冷蔵庫です。3~4日たてば食べられるようになります。新ショウガの梅酢漬け、生姜は富岡市の産、購入は食の駅です。   

Dscf2608 日の出が5時半近くになりました。目を覚ますと、東の木立の間が赤く火がついたように見えていました。

Dscf2609長ユウガオとピーマンの油ミソ、それと、名がユウガオの味噌汁で朝ごはんでした。

    

Dscf2619 久しぶりに、瓦屋根工事会社「フジエイ」を訪問、ほんとう、久しぶりでした。写真は会社の看板です。社長さんからは想像不能のしゃれた看板…

Dscf2612 家を出て間もなく、道端に大イヌタデを見つけました。白花でした。「食用にならない」ってんで、「イヌ」と名づけられたかわいそうな花の一つです…

Dscf2614 美容学校の東、東上野町を流れる寺沢川が改修されて、すっかり別の川に見えました。川幅は、以前の倍以上です。

Dscf2631 女屋町の大豆畑で猫に会いました。「やあ!」って挨拶したら、大豆の間にもぐりこんでしまいました。

Dscf2615 小島田の田んぼ、畦の草を刈る人の姿が見えていました。無事に刈入れを迎えられそう…

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Dscf2624_2 小島田のあちこちに、ひまわり畑がありました。今が、満開…、花には、ミツバチが群れていました…

Dscf2626 Dscf2627 ひまわり畑の縁にもタデの花、イヌタデかな、サナエタデかな…、小さな花がきれいです。フジエイでYさんに会って…

    

Dscf2632 帰り道、昼近くなった桃ノ木川、向うに赤城山が見えるはずですが、日が高くなると霞の中です…

Dscf2634 Dscf2635 片貝の猫、木陰や建物の影の中、声をかけても知らんぷりです…

Dscf2637 <なあに? 自転車の前につけてるお荷物は…>、やっとこ若い猫に関心をもってもらえました…

Dscf2641 ネムの花の甘い香りが漂ってました。この桃色の細っこいの、オシベなんですよね…

     

Dscf2645 Dscf2646 猫に尋ねられたのはキュウリ、食の駅で買った六合キュウリ30本です。ナスは八百徳で買った50本、種を抜いたキュウリとナスで約9キログラムあります。

Dscf2647 Dscf2648 ミョウガが1.5kg、シシトウが0.5㎏、赤シソは塩もみして冷凍保存していたもの4束分、約1.5㎏です。

Dscf2649 Dscf2650 Dscf2651 今年最後のしば漬けの漬け込みです。切った野菜とシソを層状に重ねて塩を振りながら桶に詰めてゆきます。少し長く保存したいので、塩は強めの4.5%…

Dscf2653

ヒゲクマの夏が終わりました。これが漬けあがると秋なんです…

     

Dscf2409_2 それでは、9月4日のお話し、第5回は『家族の多様性』です。タイトル写真は岡庭征人さんの『夢中夢』

    

Dscf5666 この国の世帯数は、戦前は1千万世帯ほど、1950年に1千5百万、75年に3千万世帯、今や5千万世帯になろうとしています。

世帯はどんどん小さくなって、三分の1が一人だけの単独世帯、1世帯あたりの人員は2.4人になりました。

家族が一緒に暮らせなくなって、一つの家族が複数の世帯に分離してきています。

こういうことになると、家族の形はいろいろになって、多様な家族が存在しているように思うのですが、それがそうでないのです…

    

Photo

このデータを見てください。各国の法律婚をしていない女性からの出生数が全出生数に占める割合です。

西欧各国に比べて、日本が「異常」に少ないです。実は、日本は、戦前よりも今の方が少なくなっています。

日本人が潔癖で、貞節であるなんて考えないで下さい。そういう問題ではありません。

日本人が、単一の婚姻形態と家族モデルにこだわっていることがこんなところにも現れています。そのこだわりが、婚姻に関する社会改革を遅らせています。

「夫婦別氏」もまだ解決していません。

多様な婚姻形態は、多様な家族モデルの存在を可能にするはずなのですが、この国は、ことこのことについて、すこぶる閉鎖的なのです。

   

Dscf0781_2             <今日はここまで、続きは明日…>

    

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200806072 「ヒゲおじさん厨房に入る」、次回は、9月22日(土)、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。それから、4年半書き続けてきたこのコラム、次回が最終回となります。ヒゲおじさんの都合です


利根川渡って総社へ、午王頭川へ、長い名前カレー、辻岡の猫、高三郎、4日のお話第4回…

2012-09-10 07:25:58 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf2543 総社に用事、出かけようとしたら自転車がパンク、辻岡さんに預けて代車で利根川を渡りました。友釣りに興じている釣り人の姿…

Dscf2551 西側の細道からみた総社駅、こちら側からは駅には入れません。

Dscf2552 これも前橋の風景です。駅近くで用事をすませたら、午王頭川が見たくなって…

    

Dscf2554_2 駅の北、立見建設のちょっと先の橋、下を流れるのが午王頭川(ごおうずがわ)、左岸の細道を行くと上越線の線路の下をくぐって川沿いを行けます。

Dscf2555 「午」=「馬」、つまり馬の王の頭って書くのだけど、馬頭観音とか牛頭馬頭(ゴズメズ・地獄の獄卒)というのは聞くけど、馬王ってのは聞かないんだな…、午の王ってなんなんだろう…

Dscf2556 熊野神社には「熊野午王」、「おからすさん」と呼ばれる「午王神符(ごおうしんぷ)」ってお札があって、熊野詣の時にいただきますよね。熊野信仰と関係あるのかな…

Dscf2557 この狭い細道を自転車押してあがると県道に出て、そこはもう吉岡町なんだな…、ここが前橋のはずれ…

Dscf2558 県道に出ると、三国街道の大久保宿の入り口、庚申さんや観音さんの石造物が一つに集められて祀られてます。その先の橋…

Dscf2560 午王頭川に戻りました。だいぶ前だけど、写真中央に見える水管橋、猫が渡ってる写真撮った、今回は姿ナシ…。

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Dscf2562 カワセミの姿を見かけたこともありました。静かな風景です。ホッとします…

Dscf2563 この先は吉岡バイパス、川沿いの道はとりあえずここまで、もっと上流はそのうちね…、今日は代車だから…

     

Dscf2571 昼食はまちに戻ってヤギカフェ、「旨みは鳥とエビ!タイ風“残暑”カレー」食べました。前橋の熊野神社のお近くで、烏より一本多い鳥食べて、「おからすさん」のこと考えてました。

   

Dscf2572 辻岡寄ったら、<お前のチャリなおっとるで…>、チョイ生意気げな若い雄猫…

Dscf2574 「最近入り込んじゃってさ、ノラなんだけど、弱っちくって、やられてばかりで…」、優しい辻岡さんに半分保護されてる状態…

    

Dscf2575 直った自転車で上泉の「食の駅」まで一走り、片貝で顔見知りの猫に会いました。

Dscf2576 <ちょっと、休んでかねえかい…>、お誘いです。

Dscf2578 道端に坐ると、隣にやってきて、背中をなでさせます。<………>     

Dscf2582 上泉の田んぼは、稲穂が頭を垂れ始めていました。秋になったんですね、猫にも会える…、秋だから…

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タカサブロウの花が、田んぼの端っこで咲いてました。1㎝弱の小さな花です。「高三郎」って書くんだけど、この名前も語源が不明なんだそうで…

     

Dscf2599 Dscf2602 東京から、日暮里の「中野屋」の佃煮が届きました。右から二番目のハトウガラシがヒゲクマのお好みです。

Dscf2601_2 折に貼られたこのシール、「オカメかな、オタフクかな…、どっちかな…」って考えてたら…

Dscf2518 <オタフクとオカメはどう違うんだい…>、キキが鋭い突っ込み、これまた分からない…

     

Dscf2409_2 それでは、9月4日のお話し、第4回は『貧困と家族』です。タイトル写真は岡庭征人さんの『夢中夢』

    

Dscf2422 今、生活保護を受けている世帯数は約150万、40年前は約65万でしたから、2.3倍に増えています。相対的に貧困な家族が増えています。

増えた理由の一つは、雇用機会の減少、非正規雇用の拡大による収入源です。もう一つは、病気や高齢化で働くことができない人が増えていることです。そしてもう一つ、扶養の意思と能力の減退です。

民法では、「夫婦」「親子」「直系血族」「同居親族」の扶養義務や扶け合いを国民の義務として定めています。

でもね、現実の生活保護行政では、扶養義務者に「扶養照会」をして扶養の意思と能力を確認し、「なし」と認定すると、民法の規定にかかわらず、生活保護の対象にしています。

先だってちゃんとした所得のある芸人さんが親を扶養しないで、生活保護を受けさせていたということが報道されると、テレビなどのメディアは、この芸人さんを「扶養義務を放棄した悪人」として扱って、本人も謝罪…

でもね、「扶養義務を放棄した者」=「悪人」という決め付けは、すごく危険な思想だと私は考えます。

    

Dscf5830 扶養の意思と能力の減退は、夫婦、親子、親族の結合が崩壊してきていることを意味しています。モラルハザードとしてだけ扱うことのできない社会現象なのです。

今、20万人の子どもが生活保護世帯の一員として暮らしています。この子たちを、モラルハザードの結果として扱ってほしくありません。彼らは、独立した人格を持っています。

大事なことは、貧困者の「自立」です。貧困者の子どもたちの「自立」です。

「扶養義務者」の横暴から逃れることが、「自立」の第一歩であることがしばしばあります。それを、無理やり「扶養」関係で結びつけることが正義だとすると、「離婚」は成立しなくなります。ドメスティックバイオレンスからも逃れてはいけないことになります。

「扶養」関係は、人を従属的な立場に押し込んで、自立を損なってしまっていることがしばしばあるんです。

   

Dscf1009 この国の民法は明治維新後の国家の近代化の一つとして定められた制度です。

国家の近代化、富国強兵が必要とした「近代的家族」を支える法制度です。その「近代的家族」が崩壊しているとき、民法の規定を後生大事にして、「扶養義務を放棄」=「悪人」とするのは危険なのです。

大事なことは「自立」、家族の一人一人がキチンと自立して、お互いに従属しない関係を作り出すことです。家族の結びつきは「金」でなく「心」の方がいいやいね…

貧困が原因で「自立」できない人たちには、生活保護は大事な社会の仕組みです。20万人の子どもたちの未来がかかっています…

     

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ガマの穂見っけて実りの秋だけど…、長ユウガオ背負って、4日のお話第3回…

2012-09-09 08:10:57 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf2489_2

両毛線と並行して流れる端気川で、ガマの穂を見つけました。秋だな…

Dscf2496_2 金曜日、朝倉田んぼを抜けて「こむぎ」へ、長い一本道の両側には稲穂が…

Dscf2509 今年の稲、高温障害は大丈夫だったんだろうか、一昨年みたいに被害が出ていないのかな…

Dscf2514 振り返ると赤城山、でも秋じゃない、夏姿だいね、まだ…

Dscf2507_2 Dscf2508_2 Dscf2516_2 道端の農家の庭先見ると、ヒバでしょ、ヤマボウシ、それにクリ、実ってらいね…、そうだ富田町の吉田栗園へ栗拾いに行く約束してるんです、前橋にもクリ園があるんですよ…

    

Dscf2522 私の身体を気遣って、また、酒楽亭さんから水のプレゼントが届きました。今度は冨士の忍野の天然水、水眺めながら飲む酒も良いものです。すみません。

Dscf2487 Dscf2523 伯母さんとユキ子さんが上京して留守でも、飲みすぎないで朝ごはんちゃんと食べてますから安心してください。左が金曜日、右が土曜日の朝食

     

Dscf2524 Dscf2525 土曜日です。中央前橋駅近くの広瀬川の水路壁に、こんなもの見っけました。トウモロコシに見えるのですが、雌花がついていません。もう少し様子を見ましょう…

Dscf2528_2 家に戻ると珍客、たぶんセスジスズメガの幼虫、ヤブカラシやノブドウの葉っぱ食べて、蛹になる場所探して、うちの玄関に来ちゃったんだいね…

Dscf2529 Dscf2532肉のチャンピオンのご主人が細長い長ユウガオくれました。自転車で運ぶのに、ちゃんと背負えるようにしてくれて、嬉しいやいね…

Dscf2538 華扇会の舞台を終えて戻ってきた伯母さん迎えた夕食に、長ユウガオとベーコンのスープ作りました。

Dscf2535 Dscf2536 黒酢を使った酢豚、餃子の中身は秋ナスと鶏のひき肉…、元気つけてもらおうってメニューです。

Dscf2542 デザートは長ユウガオのワタとイチゴのシロップ煮、ワタって種のある部分をゆでて、水の中で種抜いて、冷やしたものです。

    

Dscf2409_2 それでは、9月4日のお話し、第3回は『サザエさん的家族は幻想』です。タイトル写真は岡庭征人さんの『夢中夢』

Dscf5666 母の理想はサザエさん的な家族、女は家を守り、子育てをし…、典型的な専業主婦の夢を描いてました…

それで、子どもたちを何とか自分の近くに引きとめておこうと、子どもたちが自分から離れてゆくことができない状況を作り出すのに必死でした…

でもね、男が勤労社会と家族社会を行き来し、女が家族社会を守る、こういうサザエさんみたいな「近代的家族」ってのは、明治時代に作られたものなんですよね。

徴兵制で全ての男に兵役を義務付け、近代的産業の労働者を作り出すためには、男たちを村落共同体や家族から引き離さなくてはならなかったんですね…

そうして、女たちは銃後の母、愛国の母になって、たくさんの男たちを戦地に送り出したんですよね…

そんな近代的家族のモデルが、戦後もサザエさんの理想的な家族像に受け継がれて…

   

Dscf2430でもね、平成22年の日本の世帯数は約5200万、このうち、夫婦+子どもの核家族は約1000万(20%)なんですね。サザエさんみたいな三世代家族は約400万(8%)しかないんです。

今の世の中でね、三世代の家族が一緒に暮らすことができるのは、とても特殊なケースになりつつあるんです。仕事や学業の都合で家族が一緒に暮らせないのは当然なんですね…

それにね、40年前だって、三世代家族は580万世帯(20%)しかなかったんです。もう、そんな前から、三世代家族は少数派、絶対数も少なかったんですね。

私の母が理想としていたサザエさんの家族、「近代的家族」ってのは、もうすっかり過去のものになっていると考えた方がよいみたいです…

家族の構成員が一人一人自立した、新しい家族モデルが必要になってきています。それぞれが異なるさぶカルチャーに属して、気が向いたら「家族」するってみたいな…

     

   

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初物の栗、勢い盛んなニワウルシ、実りの秋をちょっと、4日のお話第2回…

2012-09-07 06:49:39 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf2484 大胡の方から栗をいただきました。初物です。「初物は東を向いて笑って食べるのよ…」、伯母さんが笑いながら…

Dscf2462 朝日町に住むユキ子さんのご両親へも栗を配達、区画整理事業の真っ最中の朝日町、保留地や未処分地にこんな植物…、これ見たよね…

Dscf2406 4日、男女共同参画センターの4階の窓から見た利根川、右側の木が同じ葉っぱです。大きな木です。

Dscf2404 利根川の岸の木には果穂がついていました。茶色の塊です、よく見ると、小さな一つ一つが薄いからをもつ、カエデの種のように翼を持った「翼果」です。

Dscf2465 朝日町の空き地を見渡したら、あちこちに幼木が生えてます。固まって群落を形成しているところもありました。種はどこから…

Dscf2464 ありました、広瀬川の朝日町側の岸に、大きく伸びたのが3本、ニワウルシ、別名「神樹」、中国原産、明治に日本に移入されたのだそうです。

Dscf2466

こちらは風草の群落、黄色く実った穂が風に揺れてきれいでした。それにしてもニワウルシはすごい、今、世界文化遺産の姫路城の石垣を攻略中のようです。

   

Dscf2473自転車がバルブとチューブの接合部が破損、修理に出して友人と会っていたらにわか雨、リバティーで雨宿りです。広瀬川河畔の人通りが絶えました…

Dscf2467 実りの秋です、そんなコンなしている間に、いろんな実に出会いました。これはプルーンですね。

Dscf2469 Dscf2474 Dscf2477 夏ミカン、イチジク、そしてハトムギかなジュズダマかな…

伯母さんの吉駒は、夕方上京、明日は華扇会、国立劇場の舞台です。ユキ子さんもお供…

    

Dscf2485 在庫していた煮アナゴを焼いて、冷凍しておいたご飯を温めて酢飯にして、アナゴ寿司を作りました。梅酢に漬けた生姜をいっぱい散らして…

        

Dscf2409_2 それでは、9月4日のお話し、第2回は『在宅介護から今でも厨房』です。タイトル写真は岡庭征人さんの『夢中夢』

Dscf0921 「もう一月以上、毎日なんですが…」、寿司屋からの電話ではじまりました。日吉町で暮らしていた私の父母、母が一月以上続けて、毎夕、寿司を出前させてるというのです。

母は、だいぶ以前から家事放棄して、家事の全ては父、父で間に合わないことは、近くで、働きながらシングルマザーをしているすぐ上の姉が応援してました。

でも、その父が作る食事を拒否、給食事業が始まりました。夕食は、私の仕事、朝食と昼食は姉が担当。仕事から帰ると、大急ぎでおかずを整え、お弁当箱に詰めて、配達はユキ子さん…、何年やったかな…

母は、強度のヒステリー症、精神科医のお世話にもなっていました。

そのうち要介護、昼は私的に雇った家政婦さん、夜間は、週のうち、休日2日と平日2日の4日が私の担当、残り3日は姉、それでも間に合わない穴を、東京で暮す長姉に応援してもらって…、完全介護…

父に作った最後の食事はカキフライ、母に作った最後の食事は、小さな小さな握りずし6個、小さなロールキャベツ、ホウレンソウのゴマ和え、それに何か…

6年かな、7年かな…、母を見送った2月後、介護保険制度が動き始めました。

    

Dscf2419 両親を見送って、これで食べ物作りは終わりかなと思ったら、パートナーのユキ子さんが糸駒に変身、伯母さんの二代目若柳吉駒(直派若柳流理事長)のお側付きをしながら、舞踊家兼指導者に…

幼稚園の先生から舞踊家としての自立の道を歩き始めたユキ子さんは、子どもたちへの伝統芸能指導で前橋市社会教育功労者表彰をいただくまでになりました。

初めて作った家も、日本舞踊のお稽古場と伯母さんの居室を併設、家相を見に来た友人の神主が、「男の存在感がまるで無い家相だいね…」と笑っていました。設計した小宮山健二氏も『猫と日本舞踊のお師匠さんが住む家』だって…、私の居場所は台所…

今は、九州から山形まで駆け回っている、忙しい二人の食生活を支えるのが私の大事な仕事、伯母さんの吉駒は3年前に脊椎を圧迫骨折、以来、同居中、怪我は癒えて、来年は90歳のリサイタルを国立劇場で予定しています。

私は、踊りの世界には一切不介入、私とパートナーは、まったく別々に、それぞれのさぶカルチャーを生きています。でも、一緒できるときは、三人で私の料理で食事をしています。

自立を目指すパートナーと一緒してたら、厨房暮らしが長くなりました…

   

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火曜日はお話ししに行って、錦糸瓜を食べました…、お話し『小児ぜんそく 野球の弁当』

2012-09-06 07:15:58 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf2406火曜日は、群馬県地域活動連絡協議会の皆さんに呼ばれて、お話をしに行きました。会場は、県庁裏の利根川河畔の「男女共同参画センター」

Dscf2409 控室の壁に、岡庭征人さんの書が掛っていました。『夢中夢』だと思うのですが、違うかな…、夢の中の夢って、どんな夢かな…

お話の中身は、何回かに分けて書いて行きます。食べ物を作ることを通して私の家族についてお話しして、そういう中で感じている『家族』というもののあり方について少し喋りました。

    

Dscf2438 家に戻ると、キキが到着した荷物をしきりと気にしています。「中身はギフトセンターから届いた食器、変なもんでてこないから…」、<箱が欲しいのて…>

Dscf2458 中身を出した空箱に納まって、<なかなかいいよ…>だってさ

   

Dscf2434 Dscf2435 こないだ、新里に行った帰り道に買った錦糸瓜(そうめんカボチャ)です。輪切りにして種の部分を取り除いて

Dscf2439 Dscf2443 ゆでて柔らかくなったら水でさらして…

Dscf2444 Dscf2445 水の中で身をほぐすと自然と糸状になります(写真撮る都合でまな板の上に出しました…)。皮を捨て、よく水洗いして…、あとは煮るなり、このまま酢の物にしたり、サラダにしたりしていただくわけです。

Dscf2452 火曜日の夜、鶏チャーシューにチャーシューの煮汁を薄めて煮た錦糸瓜を添えました(彩りは細切りのピーマン)。

Dscf2451_2

錦糸瓜とズイキの酢のものです。きれいですね、この瓜は、しゃきしゃきした食感がいいですよ。

    

Dscf2409_2 それでは、9月4日のお話し、第1回は『小児ぜんそく 野球の弁当』です。 

Dscf2413 私の二男は生まれたときから小児ぜんそくと小児アレルギー疾患を持っていました。当時は厳格な減感作療法が治療の主流、病弱養護学校にはぜんそくの子供たちがたくさん収容されてました…

二男は、牛と鶏に由来する食材を一切止められました。牛肉や鶏肉を食べられないだけでなく、牛乳や鶏卵ももちろんダメ、パン屋さんのパンも、インスタントラーメンも、市販のカレールーも、卵粉や牛肉エキス等が使われてるから食べられません。

どうしようか、ユキ子さんと思案投げ首、カレー粉、蒸しパン、いろんなものを手づくり、魚屋さんで魚の下し方を教えてもらったり…

「ミニトマトのコンポート」は、そのころのおやつの一つでした。

悔しかったのは、小学校の入学前の学校説明会、「給食食べれない子は困るんです…」、学校は暗に養護学校への入学を促します。それで、受け入れてくれる敷島小学校の学区内に家を借りて、引っ越し…

   

Dscf0083 敷島小学校で、二人の息子は少年野球に、週末は毎日弁当づくり…、パートナーのユキ子さんは大学の通信課程修了して幼稚園の教員に、私も仕事持ってるんで大変…

「サバ缶の特製ふりかけ」は、そのころ、牛乳を飲めない子どものために作っていたカルシウム食品なんです。

そのころから、厳格な減感作療法に代わる小児アレルギーの治療方法が主流になってきて、二男も厳格なお医者さんから離れました。

でも、土曜、日曜、休日は少年野球にかかりっぱなし、大変だったけど、今振り返ると、私とユキ子さんが同一のサブカルチャーに属していたのはこの時だけでした。

この時期を除くと、二人はいつも別々に、違うことをやってきました。

今も、ユキ子さんは日本舞踊の若柳糸駒、私はブロガーのヒゲおじさん…

Dscf0781_2                <今日はここまで、続きは明日…>

     

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200806072 「ヒゲおじさん厨房に入る」、次回は9月8日(土)、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。昨日まで、9月1日って書いてましたけど、間違いでしたごめんなさい