朝ごはんは手づくりの常備菜、おから、大豆と昆布、そしてちりめん山椒、年寄はこういうもの食べてないといけないんですよ…
そして、「吉田栗園」の「焼き栗」、これ本当においしいですよ。栗拾いしなくても、これ分けてもらうだけで、訪ねる価値じゅうぶん、料理しないですぐ食べられる…です。
朝食済ましてブログのぞいたら、おゆきさんから「甘露煮教えろ」ってコメント、すぐに答えないとすぐ催促されそうなので、大急ぎで答え書いてから
朝起きて、すぐにぬるま湯(50℃前後)に漬けておいた栗、そろそろ皮が柔らかくなったかな…、そうなんです、ぬるま湯に2時間以上漬けておくと、鬼皮や渋皮がむきやすくなります。
縦に包丁で一筋切れ目を入れて、上から下へ鬼皮を剥ぎ取ってゆきます。ぬるま湯に漬けとくと、楽にはがれますよ。
50個ほどの栗の鬼皮むき、30分足らずでできました。このままあく抜きして煮れば、「渋皮煮」ができます。
あく抜きは、重曹をひとつまみ入れた水で煮ます。沸騰したら弱火、10~15分にたら鍋を流しへ、水を静かに注いで茹で汁を除きながら渋皮の筋を取ります。水が入れ替わったら、もう一度ゆでます、重曹少々入れてと、15分ほど弱火で茹でて、また水を注いであくを流して、あく抜き終了、あとは砂糖を加えた水で甘露煮と同じように煮ます。
今回は甘露煮なんで、渋皮を剥いて、薄い食塩水に30分漬けてあく抜き終了、すぐに砂糖水で煮ます。砂糖水は、「栗の目方と同量の水+水の半量の砂糖+水の1割の味醂」が基本、あとは好みで調整してください。
沸騰したらごく弱火、落し蓋をして、20~30分静かに煮ます。くちなしの実や焼き明礬入れるのも好みの問題です。仕上がりが違うのは事実です。今日入れてません。
煮たら、そのまま煮汁に漬けてほったらかしましょう。半日ほど。で、出来上がり。
昨日煮たのは、今日から伯母さんと糸駒はトウキョウのお稽古場へしばらく出張、むこうでのおやつにしてもらうんです。
栗を済ませて、ご用に出かけようとしたところで電話、こりゃ大変…
予定を一つ変更してから、二つめのご用、茶香房でお人と会いました。お店の窓際に並んで植えられた木…
きれいな青い実、エゴノキです。実が渋いのでエゴノキというらしいのですが、別名は「チシャノキ」、実のなり方が動物の乳の垂れ下がったのに似ているので「乳成りの木」、それが転じたんだって、本当かな、似てるかな…
<のんびりしてていいんかい? オレはかまわないんだけどさ…>、猫に注意されちゃいました。
電話の「大変」は、サンマ23尾、一人暮らしのお姉ちゃんのところへも「立ち上がれ!ど真ん中・おおつち」からサンマが着いたんです。お姉ちゃんもサポーターになってたの知りませんでした。「どうすりゃいいの!」
半分は梅煮、煮汁ごと保冷パックに入れて冷凍しちゃえば良いよ…。早々にお人に会うご用すませて、サンマ料理なんです。サンマと遊んでいたら、みずき中学からお仕事の依頼、どうしよう…
残り半分は、開き干し、これまた脱水シートに包んだまま冷凍できます。かくして、夕方にはお姉ちゃんの手にサンマが帰って行きました。
そいで、夕飯を、頂き物の長ナスで揚げナス作って、筍と舞茸入りの肉味噌でいただいていたら、「サツマイモの葉っぱがいっぱい届いたよ…」、今度はひろ子さんからメールです。
それで、遅くに「ひろ子」に芋の葉を引き取りにいって、戻ったら…
<振り込むの忘れてるでしょう、ダメよ!>キキが怒ってます。動物いのちの会いわての会費を振り込むの忘れてました、ごめんなさい…
<みなさん、「動物いのちの会いわて」は大震災で飼い主と離れ離れになってしまった犬や猫を保護してます。応援してあげてください、キキもヒゲもユキ子さんも会員です。詳しくはHP見てください>
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「ヒゲおじさん厨房に入る」、次回は、9月22日(土)、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。それから、4年半書き続けてきたこのコラム、次回が最終回となります。ヒゲおじさんの都合です