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アイヌ民族関連報道クリップ

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◆全国地名研究者大会:アイヌ語由来の地名は全国に--村崎さんが講演 /宮城

2007-05-22 11:00:00 | アイヌ民族関連
5月22日11時0分配信 毎日新聞


 松島町で開かれた「第26回全国地名研究者大会」で、言語学者で東北アイヌ語地名研究会主宰の村崎恭子・元横浜国立大教授が、アイヌ語由来とみられる地名が北海道や北東北ばかりでなく全国各地に残っている、と講演した。
 村崎さんはアイヌの2語を取り上げ説明。「enrum」(エンルム=断崖絶壁の岬の意)は、エンルム→エリモ→エドモ→イズモ→オトモと転化。イズモが島根県東部の古代国名「出雲」や和歌山、新潟両県の「出雲崎」▽エドモが島根半島の「恵曇神社」などの地名として残っていると研究成果を披露した。
 「ota」(オタ=砂、砂浜の意)はオダやウタ、ウダ、オオタに転化。南三陸町歌津や熊本県宇土市を関係地名と例示した。和人語(日本語)と別の言葉が古い時代、西日本まで存在した可能性を示す内容だ。
 村崎さんは60年から74年まで北海道・常呂在住の樺太(サハリン)アイヌの女性に生きたアイヌ語(方言)を学んだ実学派。アイヌ語とそれ以前の蝦夷(えみし)語は「同じ言語」とする立場だ。【小原博人】

5月22日朝刊

最終更新:5月22日11時0分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070522-00000008-mailo-l04


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