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アイヌ民族関連報道クリップ

アイヌ民族・先住民族関連の報道クリップです。各記事の版権は発信元にあります。

アイヌの語り部、その想いは (北日本放送)

2009-10-21 16:24:00 | アイヌ民族関連
2009 年 10 月 21 日 16:24 現在
アイヌの語り部、その想いは

アイヌの語り部、アシリ・レラさんを招いてアイヌの神話や歌を紹介するイベントが先日、富山市で開かれました。

 アイヌの人たちからのメッセージが今、私たちの心に響いています。

 アシリ・レラさん、アイヌの人たちが多く住んでいる北海道日高地方の二風谷という地域に生まれ育ちました。

 アイヌ語で「カムイ・ユーカラ」、アイヌに伝わる古い神話です。

 生きるための知恵や教訓、人間のあるべき姿などが描かれていて、親から子へと代々受け継がれています。

 動物を飼っても必要以上に飼ってはいけないとか一つ一つの命をありがとうと感謝をして魂を送って食べるんだという道徳です。

 レラさんがカムイ・ユーカラの伝承を本格的に始めたのは8年前、アイヌの文化や習慣が否定された歴史がある中で、現状に危機感を覚え、全国各地で語り続けています。

 レラさんを富山に呼びたいと有志を募ったのは富山子どもの文化を育てる会の山道志穂子さんです。

 山道志穂子さん「調べているうちに富山とアイヌの関係って、昆布をとるときにアイヌの人たちを酷使、そういう関係が書いてあるので、富山の人にみてもらうことがすごく意味がありそうだぞと感じてきて」

 日本の先住民であるアイヌ民族、強制労働や迫害などを受けてきた不幸な歴史についてレラさんはこう話します。

 レラさん「いろんな歴史もあるけど、命をかけて助けた人っていうのも少数いて、アイヌが生き残ったっていう事実も隠せない事実であり、共有して融合して共存していくにはなにをしたらいいのかっていうのは地球をまず第一にもどさなきゃいけないなと。地球こわれたら生きていけないもんね、仲良くしようっていって」

 古来から自然や動植物に学び、共存しながら生きるアイヌ民族の理念に共感する人が今、増えているといいます。

 レラさん「この魂をもって生きていたら悪いことしない、という自信があって、アイヌの人たちの生きてきた生き様と文化を伝えてます」
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