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アイヌ文化を学ぶつどい~吉良平治郎いきざま、紙芝居を使って紹介(北海民友新聞)

2008-10-07 00:00:00 | アイヌ民族関連
アイヌ文化を学ぶつどい~吉良平治郎いきざま、紙芝居を使って紹介
(10月7日付け)
 アイヌ文化について広く理解を深めてもらおうと、北海道ウタリ協会紋別支部(畠山敏支部長)と市立博物館(佐藤和利館長)共催による「アイヌ文化を学ぶつどい」がこのほど、博物館郷土学習室で開催された。講演では、釧路アイヌ文化懇話会会長の松本成美氏が紙芝居を使って、アイヌ逓送人吉良平治郎のいきざまとを紹介した。
 大正11年、郵便配達の途中釧路宿徳内の山中で猛吹雪のため命を落した平次郎の話は、滅私奉公の象徴として当時の教科書にも取り上げられた。しかしアイヌ民族として知られるようになったのは最近のこと。
 松本さんは紙芝居製作にあたり、平治郎がたどった道程を実際に訪れたという。差別を受け仕事さえ得られなかったアイヌの状況、社会的背景や平治郎を取り巻く環境を語りながら、命の大切さを重んじる民族文化を、紙芝居を使い熱演して見せた。
 松本さんは「この紙芝居でアイヌ文化を多くの人に知ってもらい、命の大切さを伝えたい」と道内の小中学校でも講演を行っている。
 なお、このつどいでは時田幸恵さん(白糠ムックリ愛好会シノチャの会副会長)がアイヌの伝統的な楽器ムックリ(口琴)の演奏を披露した。動物の鳴き声や嵐の音などムックリ特有の音色に参加者ら聞き入っていた。
(紙芝居を使い「命の大切さ」を伝える松本さん=写真=)
なかのひと



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