~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

文学サロン 火曜の会

2010年01月27日 | おはなし会・語りの会
今年から趣を変えた新・火曜の会です!
おはなしする部屋が、掘りごたつの部屋から、洋間へ移りました。
ゆったりとしたソファ、美しいお人形にお花、壁の絵。
フレッシュな気持ちで始めました

まず、作家の紹介、私論の作品鑑賞などレジュメの説明をしてから朗読しました。

最初は、太宰治『雪の夜の話』

太宰の家族へのあったかい想いが垣間見える作品だと思います。
身籠っている姉に、自分の眼に焼き付けた真っ白な雪景色を見せたいと、いつもは、でたらめ言う兄の話を(デンマークの難破した若い水夫の眼球の網膜に、美しい一家団欒の様子が映し出されていたという)それだけは信じたいと、強く言い切る妹の姿が、この雪の白に重なり、作品がより美しく感じられます。
純白の雪景色が、澄んだ心を現す様で、太宰の人の良さも出ていると思いますね。

いろいろ感想を聞いているうちに、「色の白いきれいな子を生むために、トイレを磨く」という話になり、さらにお嫁さんのお話へ発展。

「うちのお嫁さんの話なのだけど、いつも、本当にトイレがきれいだから、感心して褒めたらねこう言うのよ」
「家族6人が毎日お世話になっているところだから、一番感謝している場所ですってね。」
「なかなかいいお嫁さんだわよねぇ」っと。

その考え、心に留めさせていただきました。
本当に一番みんながお世話になっていますね。
私も「トイレを磨き、心を磨く!」の気持ちになりました。
まず学びひとつ。

次は、志賀直哉作『転生』
毎日何かと小言を言う良人と、やんわり受け止める細君。
生まれ変わったら、鴛鴦になる約束をした夫婦のちょっとおかしな物語。
私も、ちょっと、父と母のコンビを思い出しました。
文句を言いながら、生まれ変わっても、呑気な妻をずっと待っている良人の話に、父や母もこんなかしら・・・っと思い描いていました
皆さんも、くすくす笑っていました。
きっと、心に残っている、ご主人との温かい二人の思い出が甦ってきたのですね

その後は、歌舞伎の話へと発展!?
確か、白樺派の説明をして、それから・・・あらぁ
今日も、心に花が咲きました。
「白い花」だそうです。
笑顔で終了


次回は、2月23日(火)14:00~16:00です。
どうぞ、お気軽にご参加くださいね。