因果は巡る因果鉄道

2006年08月24日 01時05分21秒 | Weblog
僕の大好きな沖縄・阿嘉島の前浜ビーチが、人工ビーチに改造されてしまうそうだ。

砂を入れて、テトラを増設して。
観光客が増えて。ゴミも増えて。
バナナボートが走って。マリンジェットが走って。
そして珊瑚が死んで。魚が消えて。
あの美しい海岸がただのリゾートビーチと化してしまうわけだな。

心が抉られる思いだ。
沖縄はこのままでは大手資本の食い物にされて、全島コンクリートとアスファルトまみれのゼネコン・アイランドにされてしまうな。

3年前に阿嘉島のニシ浜を訪れた時、船着場からビーチまでは未舗装の緑深い砂利道が続いていて、道の途中では天然記念物のオカヤドカリやケラマジカに会えたりしたもんだ。
それが去年行った時にはニシ浜まで一直線にアスファルトの道路が敷かれており、道路沿いでは至る所で公共事業が行われていて森はつんつるてんにされてしまっていた。新しい道は真謝原の自然を台無しにしてしまった。
ニシ浜の海の中も同様で、3年前には珊瑚が生きていた場所も去年行った時にはボロボロの死珊瑚になってしまっていた。珊瑚が欠けていたところもたくさんあった。泳げない観光客が珊瑚の上に立ってしまうからだろう。空き缶や餌付けの為の魚肉ソーセージの残りかす等のゴミも半端ではない。

海が好きなら海は汚せないはずなのに。
平気でゴミを捨てていくような観光客や、珊瑚礁で好き勝手に子供を遊ばせておくような馬鹿親、排気ガス&ガソリン&騒音垂れ流しのマリンジェットに乗っていい気分になってるような奴、それに魚肉ソーセージで熱帯魚を餌付けして「カワイイ~」とか言ってるような連中は全員、自己中なだけのエセ海人だと思う。でもそういう奴に限ってロハスロハス言ってたりする。

今の日本、自分の事しか頭になく、人や自然すらも思いやれない、想像力に欠けた人間が多すぎる。
この時代、本当に価値あるものは皆消えて、後に残るのは見た目だけ小奇麗で中身の無いクソみたいなハコモノばっかりだ。

ああ、珊瑚の上に乗るようなバカはみんなまとめてハブクラゲに刺されてしまえばいいのになあ。
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