産業廃棄物管理型最終処分場建設計画事前協議の経過説明会

2011年10月02日 00時32分57秒 | 議会報告
皆さん今晩は。

今日は「産業廃棄物管理型最終処分場建設計画事前協議の経過説明会」(長いですね)が市役所にて開かれました。

産廃については「みなし取り下げ」という言葉が先行し、まるでもう勝浦に産廃は出来ないかのような話もありますが、決してそんな事はありません。
資料を提示しながら簡単に説明します。

資料1 産業廃棄物処理業許可証交付に係わる手続きフロー (画像クリックで拡大)


資料2 事前協議取り下げについての通知(画像クリックで拡大)



さて、資料1を見て頂くと解る通り、産廃業者が許可を得る為には下記の3つの段階があります。

段階1、指導要綱に基づく事前協議
段階2、法に基づく産業廃棄物処理施設設置許可申請
段階3、法に基づく産業廃棄物処理業許可申請

今回の「みなし取り下げ」とは、段階1の「事前協議」が未了のため取り下げられたという事で、産廃の許可申請そのものが取り下げられた、という事ではありません。
許可申請そのものは未だに提出すらされていないのです。

事前協議とは
http://www.office-onoe.com/3/05kyougi.html

リンクの説明に補足を加えるなら、事前協議とはいわば根回しの公式版であり、関係各者に産廃設置についての事前の了承を貰いなさいよ、という事であります。
それがうまく行かなかったため県としては事前協議の取り下げという判断を下したという事であって、法的に産廃業者の申請が否定された、という事ではないので注意が必要です。

ですから、産廃業者が事前協議を無視していきなり段階2の「法に基づく産業廃棄物処理施設設置許可申請」をする事も、理論上は可能です。
(地域住民や行政との協議が終了していない以上、現実的には相当難しいとは思いますが)
しかし、今のところ県の方に業者からのアプローチは無いとの事でした。

今後の見通しですが、一番良いのは、事前協議のみなし取り下げを受けて、業者が「勝浦での産廃事業の実施は難しい」と判断し、申請を取りやめる事です。
事前協議のみなし取り下げは、行政としては相当重い判断ですから、今回のこの取り下げが業者に与えたダメージは計り知れないと思います。

もし仮に、業者が法に基づく申請を提出したとしても、事前協議が未了である以上、県としては「もう一度事前協議からやり直せ」と指導する事になる筈です。
そうなればまた同じ事の繰り返しですから、業者にとっては相当な痛手でしょう。
ただし、そうした指導を無視して業者が法に基づく申請を行う可能性は有り得る、という事は知っておいて頂きたく思います。

今後も、ここ勝浦市に産廃が建てられる事の無いよう、あらゆる方策を尽くして取り組んでまいります。
また、皆さんの情報収集の一助となるべく、今後もブログや市政報告会などを通じて産廃についての情報をお伝えして参りたいと考えております。


追伸:
今日は中央保育所の運動会でもありました。
私も卒業生ですが、保育園に通っていた頃はとにかく泣き虫だったので、その頃を思い出してちょっぴり恥ずかしい気持ちになったり。
今回の運動会でも泣いちゃう子がたくさんいましたが・・・
解る、解るよその気持ち(´;ω;`)

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