エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#助けてもらえない赤ちゃん #いびつな悪い良心 #依存症になる #振り回される

2018-05-26 09:29:37 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 
聖書の言葉: μωρός,モーロス,バカ
    ダメなことをしがちな、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達   丸山眞男教授を読んで、私も「からだ中がジーンと熱くなった」  丸山眞男教授。会っ......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』

 6章。「身体を失くすと,本当の自分も失くすよ」,p.90,第4パラグラフから。


 しかし,お母さんが皆さんを見ているときに,誰も優しい眼差し見てくれないし,誰も不意に笑ってくれなければ,また,誰も皆さんを助け来てくれなければ(そのくせ,「泣くんじゃないの,さもないと,本当に怒るよ」なんて言われれば),自分の気持ちを落ち着かせるために,別のやり方を見つけなくちゃなりません。ヤク,酒,過食,リストカット…で何とか自分を落ち着かせようとするようになるんです。

 

 

 ここも,さっきのエリクソンと重なりますでしょ。赤ちゃんの視野に入るものが,こんな状態では,いびつな悪い良心自我を罰し続けることになりますから,私どもは依存症に振り回されることになります。

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