「悪い良心」ほど恐ろしいものはありません。人間をケダモノにするからです。
Young Man Luther 『青年ルター』p195の第3パラグラフから。
ハンスの息子であるルターは、この最前線で1つの仕事へと向かいます。しかし、ルターは、その仕事を作り出したわけではありません。その仕事はもともと、「悪い良心」がバカデッカクなる所に生じます。それも、私どものユダヤ・キリスト教の遺産の中にあるもので、ルターが言う通りなんですね。つまり、「キリストは、モーセよりも、怖い専制君主になりますし、怖い裁判官になりますよ」と。しかし、この「悪い良心」がバカデッカクなるのは、自分を確かにさせたいのに、それが叶わない時なんですね。
今の日本に、猟奇的な犯罪が毎日起こる訳が、ここから分かります。今の日本ほど、自分を大過に持つことが困難な事態はないからです。
ですから、毎日毎日、日本ではコワーイ事件が起こります。まともな人間ではできないことができる人間、ケダモノが響生まれているんですね。
悪い良心ほど怖ろしいものがないでしょ。
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