エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : エリクソンが見たネグレクトと抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)

2016-10-28 08:11:28 | 間奏曲

 

 

 
心優しい関わりと、バカな関わり
  マインドフルネスの効果は、息を意識して、自分が生かされていることに気付くことから生まれるんですね。 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the s......
 

  Chilhood and Socirty から。p.80から。

 

 

 

 

 

 お母さんから大事にされることが、赤ちゃんの時期に心構えもないままに、急になくなってしまえば(ほかにも、イライラするいろんな条件と相まって)、急性のうつになったり、親しい人を失くした気分が、軽度ではあっても、いつまでも消えずに残ったり、してしまいます。赤ちゃんの時から始まる、親しい人が死んだ、この気分が、まるで人生の通奏低音のように、晴れ晴れとしない落ち込んだ気分となって、どこまでもついて回ることになります

 

 

 

 

 

 このようにして、人は、抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)になるのです。エリクソンは、もう、70年以上前から、その事実に気付いて、このように報告して下すっています。

 

 

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