エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉 : πνεύμά いい風に吹かれてね

2017-02-07 08:46:13 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
大人と子どもの関係を支配する正義、それとも、「正しいこと」か?
   一隻眼  感覚を研ぎ澄ましていくこと、それがあらゆる叡智の源です。 p67の4行目から。    &nbs...>続きを読む  ......
 


 今朝の聖書の言葉は、πνεύμά プネウマ。「風」、「息」、「いのち」、「霊」、「魂」…などの意味があります。

 マインドフルネス、姿勢と息を整えると、落ち着いてきて、しかも、脳まで、おだやかでいられるように、変化してしまうと言いますでしょ。

 洋の東西に関わらず、息と「魂」が深い関係であることを知っていたことになりますね。

 皆さんも、善い風に吹かれる日でいてくださいね。

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家族はつらいよ 「お父さん(あ母さん)がストレスなの」

2017-02-07 08:40:23 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
子どもの弱みに付け入る大人たち
   一隻眼  感覚を研ぎ澄ましていくこと、それがあらゆる叡智の源です。 p67の4行目から。    &nbs...>続きを読む  ......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.160の、第3パラグラフ、8行目途中から。

 

 

 

 

 

 

ストレスホルモンを出し続けて、現実の脅威や想像した脅威に対処する生理システムがあるために、言葉にしたり、微細運動をしたりすることが難しくなります。自分をコントロールすることに全精力を使い果たしてしまうので、学校の勉強などに注意を払えないのが普通です。学校の勉強などは、生きるのに直接必要ではないでしょ。また、過覚醒を起こしてしまうので、動揺してしまいがちです。

 

 

 

 

 

 山田洋次監督の「家族はつらいよ」。コマーシャルにも使われた、「お父さんがストレスなの」と、吉行和子さん演じるおばあちゃんが、橋爪功さん演じるおじいちゃんに言う場面がありましたね。 今の子どもは、多くの場合、「お母さん(お父さん)がストレスなの」と言う情況です。お父さん、あ母さんが、自分ひとりで抱えきれないほどのストレスを抱えている場合が、非常に多いからです

 ですから、赤ちゃんの頃から、子どもはストレスホルモンが過剰に出続ける結果になります。

 学校で落ち着かなかったり、肩を丸めてたりしている子どもがたくさんいるのは、こういう背景があることに思いを致さなくてはなりません

 

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現世考: 有働さん、ごめんなさい、その②。 「いじめ後遺症」は間違い

2017-02-07 01:53:49 | 間奏曲

 

 

 

 
発達トラウマを治療する方法論が、今のニッポンでは、確立されてない
   「時間=エネルギー」。約束やルールを守れないのには、訳がある 改訂版  学校で母親や教員から相談される一番多いものは、「子どもが約束やルールを守れ......
 

 昨日 2.6, 2017 の「あさイチ」で、「いじめ後遺症」なるものが取り上げられました(http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170206/1.html)。これがまた、ミスリード、世間に誤解を与えるものだと強く感じましたね。福井大の友田明美さんも、「いじめ後遺症」などといい加減なことを言って、マスコミに露出したいばかりの日和見を感じました。残念ながら、友田明美さんには、ヴァン・デ・コーク教授のような、切れ味がありません

 いじめ、といえば、学校のことと勘違いしますでしょ。

 じゃぁ、皆さんに伺いますが、「人生最初のいじめって、何?

 あるいは、人間にとって、「根源的な差別って、何?」と言い換えても良い。

 

 

 

 

 人生最初のいじめは、親が子どもを虐めること、親と子どもの上下関係が、根源的な差別なんです

 そのことを無視して、学校のイジメをだけ取り上げても、何の意味も、ありません。学校でのいじめで、親にネグレクトされず、親からイジメられずにいたケースは、皆無だからです。

 ニッポンのいじめの根っこは、発達トラウマ障害(DTD)のパンデミックであり、発達トラウマ障害(DTD)がパンデミックしているのは、親が、低賃金・長時間労働のために、赤ちゃんの頃から赤ちゃんの前に親がいないからです。親が仕事に奪われて、親が子どもを見捨てているからです

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもに、「あさイチ」ご出演の、精神科医、長尾圭造さんが言うように、「人の話を聞きなさい」と言っても、「正しいこと」を教えても、逆効果

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもに、一番効果があるのは、約束に基づいて温もりのある関わりを毎日繰り返すことです。

  

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 現代の礼拝の使命

2017-02-07 01:23:15 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
子どもの弱みに付け入る大人たち
   一隻眼  感覚を研ぎ澄ましていくこと、それがあらゆる叡智の源です。 p67の4行目から。    &nbs...>続きを読む  ......
 

 今宵も、Toys and reasensから、P.113の最後。

 

 

 

 

 

 礼拝は、驚き自分の価値を認められることが一体になってものです驚き自分の価値が認められることが、自分と相手がその人ならではの存在になれるやり取りですし、愛着関係が混乱している状態、自分を確かに出来ずにいる状態、社会がバラバラな状態から、人を社会を、生まれ変わらせるものです。

 

 

 

 

 

 まるで、昨日のブログで取り上げた徴税人「ザアカイの入信」みたいでしょ。

 礼拝は、ヴィジョンの再生であると同時に、ひとりびとりの人がその人ならではの生き方、値打ちを、具体的に、認められることです。

 社会がバラバラで、うつむいて、肩をまるめている子どもが異状に多い状況のニッポン礼拝の再生以上に大事なものは、ひとつもありません!

 

 

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