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65オヤジのスタイルブック

65才茶々丸のスタイルブック。様々なカルチャーにふれて養ったライフスタイルを紹介

大晦日の番組

2012年12月31日 | 【エッセイ・コラム】

いよいよ、2012年もあと数時間となりました。

大晦日の番組と言えば、恒例の紅白歌合戦に演歌の歌番組が並び、バラエティ番組にグルメ番組と多種多様な構成です。

少し前なら格闘技番組が紅白と並んで人気でしたが、いまやその姿は消え、今回は、スポーツ番組にボクシングが組まれています。

かつての格闘技がガチンコ勝負で盛りあがり、今やガチンコ勝負の格闘技はボクシングしかないと言った構成です。確かに今回はなんと5つの世界戦が大晦日に組まれている状態です。

かつての栄華を極めた格闘技は、今はなく僕たちの世代には少し寂しさを感じます。


松井とイチローの流儀

2012年12月30日 | 【スポーツ】

先日ゴジラこと松井秀喜選手が引退を表明しました。メジャーから、高額年棒で出戻った選手が多い中、松井選手の引退に潔さを感じました。

今日もサンデーモーニングで、松井選手の特集が組まれてましたが、僕にも印象深い高校野球時代の5連続敬遠の話題が出ており、彼の原点がここにあることを知りました。

悔しい思いがあっても、それを胸に押さえ込んで、悠然とフォアボールを選ぶ。そんな姿に将来のスタートしての風格を感じました。

そして、憧れのニューヨークヤンキースのユニフォームを着て日本人初のワールドシリーズMVPを獲得するなど、後にも先にもメジャーで通用する長距離砲として記憶に残る存在だと思います。

そして、異なるタイプの日本人メジャーリーガーとして、イチローがヤンキースのユニフォームを着ているのも不思議な縁を感じます。

昨日は、プロフェッショナル仕事の流儀でイチロー特集が組まれました。昨シーズン不振を極めたイチローが、スランプに陥りながらも投手の決め球に真向勝負に挑む理由を。「瞬間的に結果を出すために、自分が信じているものを崩してしまうということは、自分の生き方も否定してしまうということ。結果を出すためにいろんなことをしますが、姿勢というものが変わってしまうと、もうバッターボックスに立つ意味はない。これは生き方に通じるものなんです」と語っていたのが印象的でした。

ケガで苦しみながらも、メジャーにこだわり引退していった松井。彼の生き方は、長距離砲としての日本人メシャーリーガーへのこだわりではなかったのかと思います。

松井とイチロー、考え方は違っていても、その流儀には共通点があるように感じます。


DVDぼくたちのムッシュ・ラザール

2012年12月29日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、代用教員と生徒の心温まる親交を描いたカナダ映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」です。

トロントの小学校の朝。教室に向かう少年が、教室で首をつって自殺している現場を発見。教師が生徒を現場から遠ざける中で、クラスメートの少女もその現場を見てしまいます。

子ども達のショックで心のケアと後任教師探しに追われる中で、アルジェリア移民の中年男性バシール・ラザールが代用教員として赴任することに。子供たちがショックから立ち直り徐々にバジールと打ち解けていきます。そんなバジールにも、生徒たちと同じように悲しい秘密が隠されていました。

普通の中年教師が、今の教育現場や父兄、移民の子供や母子家庭の子供など、異なる環境の中で、真摯に取り組む姿が微笑ましくもあたたかい人間の本来のふれあいを感じました。

教室での担任教師の自殺と言うショッキングな事件の中、学校生活を淡々と描きながらも徐々に解決へと導き、子供たちや同僚教師、親へと信頼の輪が広がっていく、ラストに迎える結末とは裏腹に冬のトロントの景色の中で、雪が優しく溶けて、やがて春を迎える優しさにあふれた作品でした。

 

 


INSPiクリスマスライブ・名古屋ボトムライン

2012年12月28日 | 【音楽・ライブ】

先日、25日クリスマスに名古屋ボトムラインにてINSPiのクリスマスライブに出かけました。

INSPiと言えば、西のINSPi、東のRAGFAIRとしてテレビ番組「ハモネプ」出身の二枚看板として有名です。一度彼らのライブを見てみたいなと思っていたので、名古屋初ライブに出かけました。

クリスマスソングの定番を4人のメインボーカルが個性豊かに披露。ベースとボイスパーカションもボーカルを損なわないバランスで、曲に合わせた振り付けで舞台せましと動き回り、さらには舞台から降りて観客の中に入って歌うなど、若さと楽しさがあふれるライブでした。

途中、中央アジアでのコンサートでの話題も入り、和やかな雰囲気が進み、新作の童謡や昭和の名曲などを収録した「日本のココロ歌」の曲やお客様のリクエストで「ふるさと」を即興で歌うなど、コーラスグループの存分に発揮されました。

閉演後に、クリスマスプレゼントして前述の「中央アジア単独公演」のライブCDが全員にプレゼント。最後までサービス精神旺盛なグループに好感を持ちました。

ライブで披露された昭和の名曲「若いってすばらしい」6人の個性が際立ったコーラスラインに感動しました。


DVDブリューゲルの動く絵

2012年12月27日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、フランドル絵画の巨匠の名画を題材にした映画「ブリューゲルの動く絵」です。

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今回の映画は、16世紀フランドル絵画の巨匠、ブリューゲルの大作「十字架を担うキリスト」の中に描かれた世界を切り取り、映画として動かした画期的な作品です。

この作品は、十字架を背負いゴルゴダの丘へ向かうキリストの行進を描いた作品で、聖書の物語と当時の風習をみミックスして描かれています。その絵画の中に登場する人物ひとりひとりにスポットを当てて、ゴルゴダの丘でキリストが処刑されるまでの時間を絵画の世界から飛び出し描いた作品です。

画面のなかに描かれているブリューゲルが、動く絵画世界を解説しながら、彼が得意とする寓話的風景画として作られています。

スクリーンの中の世界は、その色彩といい、人物像なども絵画から飛び出してきたように忠実に表現され、二次元と三次元を融合したような不思議な世界を感じました。

このような動く絵が可能になったのも、ブリューゲルの緻密な絵画技法と寓話表現により可能になったことを実感しました。

名画の持つ摩訶不思議な魅力にあふれた作品。美術ファンなら、ぜひ観賞してもらいたいと思います。


ウォルト・ディズニー展・松坂屋美術館

2012年12月26日 | 【美術鑑賞・イベント】

先日、松坂屋美術館で開催中のウォルト・ディズニー展を観賞しました。

本展は、ウォルト・ディズニー生誕110周年を記念して、ウォルトの誕生から、ディズニーランド誕生にいたる歴史を、ウォルト・ディズニーファミリーミュージアムのアニメーションセル原画や初期のキャラクターグッズ、ウォルト・ディズニー氏のコレクションなど、ここでしか観られない貴重な品々が展示され、とその時々に誕生したディズニーキャラクターと共に歩んでいく展覧会です。

ディズニーファンのみならず、世界一のエンターテーメントを創り出したウォルト・ディズニーが、貧困と戦争の混乱した時代に、苦難と挫折を味わいながらも、夢のディズニーランド建設への道程がつぶさにわかる内容でした。

アニメーションの常識を覆した、実写とアニメを融合させた「アリス」やミッキーマウス誕生の歴史、白雪姫、ピノキオ、シンデレラなどの長編アニメなど、配給元の裏切りやスタッフの引抜などの苦難を乗り越えてディズニーワールドを築き上げた歴史には、彼の信念と勇気があふれています。

ディズニーキャラクターと共に、元気と勇気を与えてくれる展覧会です。親子で、恋人同士でぜひ楽しんでみてください。 


鈴木先生と金八先生

2012年12月23日 | 【エッセイ・コラム】

視聴率2%ながら、数々のドラマ賞を受賞。熱烈なファンに支えられたドラマ「鈴木先生」の劇場版がが1月に公開されます。

家政婦のミタでの父親やセカンドバージンでの年下の恋人などを演じた長谷川博巳の出世作とも言える「鈴木先生」今までの教師像を覆しながらも、生徒の悩みを「鈴木メソッド」と言う独自理論で解決に結ぶ付けていく、新しいタイプの学園ドラマでした。

僕の世代では、やはり金八先生に熱い支持が集まり今でも「3年B組金八先生」の熱いファンは数多く存在します。数々の学園ドラマが、ある種の青春ドラマであるのに対して、金八先生は教育ドラマであり、観る者が生徒として金八先生と向き合っていたように感じます。

その意味で、教師像は違えど「鈴木先生」も観る者が鈴木先生に生徒として向き合えるドラマだから共感を得ることができたと思います。

教育の現場には、今も昔も様々な問題が生まれている。そして、その問題は多様化し、増大しています。また、過去と同じ問題であっても、その時代、時代で変化し、過去の手法では解決できないこともあると思います。

その意味でも、難しいこととは思いますが、鈴木先生や金八先生のように、生徒の立場にたった独自の教育理論が必要だと、ドラマを通じて感じました。


DVD「SHEME-シェイム」

2012年12月22日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、セックス依存症の男の闇を描いた映画「SHEME-シェイム」です。

ニューヨークのエリート社員の男は、仕事以外の時間を、セックスに費やすセックス依存症を抱えている。そこにジャズシンガーの恋愛依存症を抱える妹が突然現れ、彼の部屋に居座るようになります。妹により、彼のシェイム(恥)の部分が徐々に崩れていきます。

一般映画で、セックス、自慰行為、アダルトサイトと、全編のほとんどを性に関する描写で埋まれている作品はないと思います。ですから、観る人によって評価は様々で、観る事も拒否する嫌悪感がある作品です。

そんな、センセーショナルな問題を、黒人監督スティーヴ・マックイーンは、淡々と描きアートとして昇華しています。アメリカでのセックス依存症は決して少なくはなく、ハリウッド俳優や歌手が告白しリハビリに務めている現実の中で、真正面から描ききった監督はいないでしょう。

主役のブランドンを演じたマイケル・ファスペンダーは、端正な顔立ちとスタイルと相反する生々しく演じきり、妹を演じたキャリー・マリガンも、天真爛漫にふるまう表の顔とは裏腹に恋愛依存症から抜けだせず、自傷行為を繰り返す演じ、ドキュメンタリを観ているように感じました。

二人は、孤独を埋めるように、それぞれ病に向かい生きている。その姿が、目を背けたくなるようなシーンでも見入ってしまう不思議な魅力を持つ作品でした。

 

 


DVD「臨場・劇場版」

2012年12月21日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は大ヒットドラマの映画版「臨場・劇場版」です。

ほんとは映画館でぜひ観たかった作品で、レンタル店でも借りられっぱなしの人気作品(本数も少ないけど)がようやく観れました。

通り魔殺人の青年が、刑法第39条で無罪となり、青年の担当弁護士と精神科医が殺害されるなか、検視官の倉石が事件の真相に迫っていく内容です。

冒頭から、秋葉原連続刺殺事件をほうふつとさせる柄本拓演じる通り魔殺人犯の衝撃シーンからスタート。その後の内野聖陽演じる倉石の検視シーンの連続は、現役検視官の監修と特殊メイクの技術が重なりリアリティある映像の連続です。

今回の作品では、通り魔殺人犯と倉石の研修時代の師、無実の罪で息子を自殺に追いやられた巡査、捜査1課と合同調査となる神奈川県警の警視の関係が捜査の進展と共に複雑に絡み合い、その絡んだ糸を、鑑識課・倉石班により徐々に解かれて行く。その過程に一瞬も見逃せない緊迫感を感じました。

愛する人を理不尽に奪われ残された者が持つ怒りの矛先が冒頭の事件と重なるようにラストで展開される中、「死者の声」を「ねこそぎ拾う」倉石の執念により、絶望の中で一筋の光明を誘うエンディングに検視官の深い使命感を感じました。

改めて、ドラマも再度観てみたくなる、重いテーマを扱いながら深い愛に包まれたすばらしい作品です。

 

 


DVD「悪の教典-序章-」

2012年12月20日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画「悪の教典」に先駆けて、携帯動画で先行配信された「悪の教典-序章-」をDVDで観賞しました。

今回のDVDの発売で、映画の後に序章を観た人も多いと思いますが、後に観ても十分に、またサイコキラー蓮実以外の意外な教師の実態がわかり楽しめる内容でした。

序章では、あの殺戮が起こる以前の高校での教師像とアメリカでの投資銀行での銀行員像の蓮実が布石として描かれています。

しかし、序章の面白さは、サイコキラー蓮実の正体を暴こうとする物理教師の釣井と釣井に弱みを握られている校長。そして、カウンセラーの聡子など、蓮実と関わる教師たちの心の闇が明かされているところです。

序章を観てから、映画を観るか、映画を観てから序章を観るか、どちらにしろスピンオフ作品以上に相乗効果をもった作品でした。


映画「007・スカイフォール」

2012年12月19日 | 【映画・ドラマ・演劇】

映画「007・スカイフォール」を観てきました。007シリーズも50周年記念作品となる本作品、ダニエル・クレイグ演じるジェームス・ボンドの出生からの過去も明かされる興味深い作品です。

内容としては、情報漏洩により、本部が破壊され、仲間が死に至るなか、海外諜報部の長であるMの命が狙われる。Mの指令により、死んだはずのボンドが再び甦り、Mと個人的な関わりを持つシルヴァと彼の出生の地、スカイフォールで最後の戦いを展開するストーリーです。

今回は、50周年記念作品と言うことで、ド派手な内容を想像していましたが、最新鋭の兵器や道具もなく、後半では、古典的な手法で戦うなど、生身のボンドの魅力を最大限に引き出した、良い意味で期待を裏切る作品でした。そうした生身のボンドを演じられるのは、やはりダニエル・クレイグしかいないなと誰もが納得すると思います。

個人的には、ダニエル・クレイグが演じるジェームス・ボンドが、イギリス人スパイとしては、もっともふさわしいと感じ、クレイグの007シリーズがもっとも好きです。

007シリーズはスパイ映画としては文句の無いエンターテーマント作品だと思います。しかし、歴代のジェームス・ボンドには、どこか甘い色気を感じ、それが僕の中にあるスパイ像とは異なり好みでは無かったです。

それが、クレイグのジェームス・ボンドにより、知的でクールなカントリージェントルマンとしての雰囲気が漂い、辛口のスパイスを持るボンドが好きになりました。次回からは、また新たなジェームス・ボンドが見られる予感を感じる作品でした。

 


青木野枝・ふりそそぐものたち展

2012年12月18日 | 【美術鑑賞・イベント】

豊田市美術館と名古屋市美術館(16日で終了)のニ館で開催されている「青木野枝・ふりそそぐものたち」展を観賞しました。

青木野枝は、鉄を素材にした大作を作成し、現代美術を所蔵する日本の美術館でコレクションされる日本の現代彫刻を代表する女流作家です。

今回の展覧会は、水の循環をテーマにして繰り広げられ、鉄を素材による巨大なオブジェは、天高く伸び、水の恵によりもたらされる雲や木々、山々を表現され、鉄の素材でありながら、繊細で呼吸をしているように感じました。

他にも制作ノートやデッサン、銅版画による版画作品が展示されていて、青木野枝のアートワークの全貌を垣間見ることができます。

豊田市美術館では、並行して数々の現代美術のコレクションも並行して展示されています。また、今回の青木作品が展示されることで、自然の中に佇む美術館が、自然と巧みに融合していることを感じました。

 


私的コスパ愛用品

2012年12月17日 | 【エッセイ・コラム】

40の後半あたりから、なぜかコストパーフォーマンな物にこだわるようになりました。おそらく、デフレの影響もあるかと思いますが、手ごろなお値段で優れた商品に惹かれ、試行錯誤のなかたどりついた、僕が長年愛用しているの食品や日用品を紹介したいと思います。

プチ豊かな生活には、とても良い商品ですのでよかったら使ってみてください。

ランダムに列記して、短いコメントを入れてみました。

ケント極細軟毛歯ブラシ・・・大き目のヘッドに極細のナイロン毛が歯の隙間に入りすばやく磨けます。

小林製薬やわらか歯間ブラシ・・・これで爪楊枝を使わなくなりました。歯の隙間に優しく入る優れものです。

エルモアティシュ400枚・・・おそらくティッシュ1枚の単価はナンバー1です。品質も良いコンパクトなティッシュです。

プレクシード・シェービングジェル・ジャンボサイズ・・・髭剃り感とお肌に良い成分が入り、値段も安く280グラムと業界一の量です。

小岩井マーガリン・ヘルシータイプ・・・トランス脂肪酸も少なく体に優しいマーガリンです。

ディチェコ・スパゲッティーニ№11・・・今やコスパでも一番のパスタ。お家で手軽に贅沢感が味わえます。

バジェッホ・エキストラバージンオイル・・・市販のオリーブオイルや植物性オイルと変わらない値段で買えるバージンオイル。某酒量販店で売ってます。僕の料理の必需品です。

以上が僕が長年愛用しているものです。また、新しいコスパ商品と出会えたら、ご紹介したいと思います。

 

 


現代アートを所蔵する美術館の姿勢

2012年12月16日 | 【美術鑑賞・イベント】

衆議院選挙投票日当日、名古屋市美術館と豊田市美術館、二つの美術館で開催の「青木野枝・ふりそそぐものたち」を観賞に出かけました。

どちらの美術館も現代アートを中心にコレクションする美術館として東海地区を代表する美術館です。

今、現代アートは、20代から30代の人々に人気を集め、観賞する方も増えてきました。美術に携わる仕事をする僕にとって、現代アートは、他の芸術とは違い視覚的な対象ではなく、感覚的な対象であり、ある意味好みが分かれる対象で、難解な部分も多いと思います。

そうした現代アートが身近なアートになるためには、主催者側と観賞者との距離を縮めていく必要があると思います。

今回の展覧会も含め、美術館の姿勢には少々不満があります。名古屋市美術館は、職員の応対が以前よりもかなりやわらかくなり、鑑賞者との距離感も近づいたように感じました。職員も鑑賞者の質問にやさしく答えていましたし、申し込めば、学芸員によるガイドも可能です。しかし、一部に前日の疲れか睡魔に襲われ、居眠りをして座っている職員もいました。

豊田市美術館は、さらに受付での対応は良くても、各部屋に常駐する職員の鑑賞者が作品に触れるのを危惧するかのように強い視線を感じ、リラックスして観賞できる環境には程遠く、ボランティアガイドの方が孤軍奮闘する姿だけが痛ましく感じます。

鑑賞者を笑顔で迎え、不測の事態が起こる可能性がある場合は、やさしく注意をするゆとりが必要だと思います。

また、作品によっては、触れることでアートを体感できる作品もあるはずです。すべての鑑賞者でなくても、子ども達の情操教育のためにも許可することも必要であると思います。


衆議院選挙2012

2012年12月15日 | 【エッセイ・コラム】

明日の投票日を前に、所用の理由で期日前投票をしてきました。今回は前回に比べて、期日前投票をした人が大幅に減っているそうです。

前回に比べ、おそらく投票をしない人も増え投票率も下がるような気がします。

お昼のニュースで、若者の投票離れが話題になっていました。ある若い女性などは、インタビューに答えて、堂々と「行かない、行きたくないから」と述べていました。

理由をともあれ、投票に行かないことを誇らしく述べていることに、成人からすべての選挙に投票してきた僕にとっては、不思議に思います。少子化の中で、将来確実に次の世代の福祉が危ぶまれる中で、投票をしないことは、次の世代の権利を行使できないことと同じです。

誰に、どの政党に、以前に若い世代の人たちが、選挙と言う権利を行使してほしいと思います。

一方では、中高年の現役世代は、将来にツケをまわさないようにと、増税やむなしの立場の人も多くいます。僕自身も、個人事業主の立場から言えば、消費税アップは痛手です。しかし、若者たちの未来のために、個人的立場を超えて、受け入れる覚悟でいます。

一人でも多くの人が、投票行動を起こして、政治を監視することがこの国の未来につながることを信じて、投票所に行きましょう。