雪平夏見最後の雄姿となる映画「アンフェア the end」を鑑賞。
内部告発による父の死の真相をさぐるために刑事となった篠原涼子演じる雪平夏見の活躍もこれが最後となると、少し感傷的になります。
2006年にテレビドラマとしてスタートしたアンフェア。原作の雪平夏見シリーズ「推理小説」を発端として、警察内部の闇を描いたオリジナルドラマに発展。篠原涼子の女優としての出世作となり、踊る大捜査線や海猿、HEROなどと並ぶ人気シリーズとなりました。
今回の作品は、父の死の真相にいよいよ辿りつく完結編ですが、警察内部の見えない権力と真の犯人が最後までわからない心理戦が魅力的です。
前作で登場した元検事総長と検事の息子の連続殺人事件の容疑をかけられた青年と彼の無実と警察内部の情報を入手し告発しようとする彼の信念を信じ共に行動する雪平刑事。
死んだはずの元恋人の一条の出現で、事件は思わぬ方向に進んでいきます。今回は衝撃的なシーンや派手なアクションは少ないですが、緊迫の逃亡劇と見えない真相に目が離せませんでした。また、雪平を愛する男たちは必ず死ぬと言うジンクスも健在。また、今はAKB48とのメンバーとなった雪平の娘の成長にも、この作品の歴史を感じました。
映画シリーズは、完結となりますが、今度は原作の雪平夏見として新しいドラマが生まれることを期待しています。