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プロジェクト○川

学生に本を読んでもらおうという,ただそれだけのはずでした

革命

2025年04月05日 | つぶやき
何年か前に深田祐介『革命商人』新潮文庫(上下巻)って本を読んだんだよね。アジェンデ政権下のチリ、ほぼ内戦といえるような状況の中で日本車を売る商社マンたちの話。

昭和57年に発売されたその新潮文庫には、「男の時間」というフェアのスリップ(っていうのかな、新刊案内とかの紙)が挟まっている。そこに若き日の坂本龍一が、茶のスーツとネクタイ姿で、まさにこの『革命商人』を手に持って、ぎこちなく笑っている。コピーは「毎日愉快。通勤娯楽。」。

『E.V. Cafe』の頃(1980年代半ば)に坂本龍一や村上龍が、いまはビジネスマンが代理戦争を戦っている、って言っていたことを思い出した。「24時間戦えますか」の時代。

少し前に、オーディブルに深田祐介の『炎熱商人』があるのを見つけた。再評価? と思ったけど、たぶんそうではなく、オーディブルの利用者も年齢層が高いってことだろう。

なお、深田祐介は『さらば麗しきウィンブルドン』(文春文庫)の著者でもある。佐藤次郎を描いた表題作は、スポーツノンフィクションの傑作。テニスファンは必読です。

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