プロジェクト○川

学生に本を読んでもらおうという,ただそれだけのはずでした

OB来訪 その2

2006年10月30日 | つぶやき
OBシーズンの模様です.

今日は2004年3月卒業の旧姓Nさんが来室.
つい最近入籍されたとのことで(おめでとうございます),元気そうでした.

生協でK渕と昼ご飯を食べながらしばし談笑.
相変わらず,K渕は彼女たちに(も?)弱い.見ていて不思議です.

先週の土曜日には2005年3月卒業のYさんが遊びに来てくれたそうだけれど,
残念ながら僕は不在で会えませんでした.
なにせ,家で落ち着いて過ごす土曜日は3週間ぶりだったもので・・・.

元気そうだったと聞いて,こちらも安心.
チーズをありがとう.さっき,ゼミ室にいた連中と,おいしくいただきました.
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アルプスワイン 松本平ブラッククイーン2004

2006年10月29日 | ワインとか
Nagano Appellation Control(長野県原産地呼称認定制度;NAC)ワイン.

近くのヨーカドーに新規入荷.1365円だったかな.
ここはワインの品揃えが哀しげなのですが,これはジャパンワインチャレンジっていう,
日本の品評会で銀メダルをとっているというし,安心して購入.

ブラッククイーンというのは日本の改良品種なのだそうです.
もちろん,僕には初めての品種.

ブラッククイーンと言うだけあって,まず色が濃い.
で,果実の甘さは感じるけれど,印象は比較的ドライかな.
タンニンもこの価格としてはかなりしっかり.
「どこかのワインに似たワイン」ではなく,日本のワインだって感じがするなあ.和食系の料理にも比較的合いそう.
とかなんとかぶつぶついいながら,ついつい半分以上開けてしまった.
おいしいのはいいけれど,飲みすぎはまずい.

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NACは田中康夫前知事とのつながりで田崎真也さんも関わった制度.
お二人の共著『ソムリエに聞け』は,むかし僕のバイブルだった.
今年のゼミ研修はNACの話を聞きに長野ってのはどう?

ちなみに今年のゼミ研修は,いまのところ石川県が有力らしい.
ゼミ研修にはOBの参加も歓迎しますよ.もちろん,参加費は自費ということになりますが.

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ところで,先週のゼミ報告(のひとつ)は「神道とは何か」の2回目でした.
この春の卒業生には,誰の報告かわかるでしょう.
勉強にはなるけれど,さて,うちはなんのゼミだっけ・・・.
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靴べら

2006年10月29日 | つぶやき
僕はスニーカーを履くときでも靴べらを使うようにしている.
かっこ悪いことは承知しているけれど,
スタイルよりもエコロジーを優先しているつもり.

僕の場合,靴(特にスニーカー)でまず傷むのはかかとの部分.
靴べらを使えば,その傷みはかなり軽減できる.

ついでに書くと,ネクタイが傷むのははずすとき.
疲れているときなんか,ちょっと緩めて,あとは引っ張ってはずしたくなる,
その気持ちはわかるが,摩擦を与えてはいけない.
お気に入りのネクタイを長く使いたいのなら,はずすときにちょっと我慢.

ケチと言うな.これがエコロジーなのだ.
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ロジャーグラード ロゼ

2006年10月29日 | ワインとか
少し出張疲れから回復し,元気になってきたので,ワイン話を.

このロジャーグラードのロゼは,スペインのスパークリングワイン(カヴァといいます).
よく「格付けチェックで芸能人がドンペリロゼよりもおいしいと言った」と宣伝されてるもの.

ただ,シャンパーニュと同じく瓶熟成しているとはいっても,
2000円以下で買えるワインが(1680円だった),3万円のワインと同じ味がするわけはない.
ドンペリのロゼ(「ドンペリのピンク」って呼ばれる奴,酒販店で3万円くらい)
は飲んだことがないけれど,普通のドンペリと比べても,泡の肌理はやっぱり違う.

でもこれ,すごくおいしい.
ロゼのスパークリングは華やかな雰囲気になるし,お祝いごとにはいいよね.

なんで僕が最近スパークリングを開けたかって,そりゃあ決まっているじゃないですか.

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これは辛口だけれど,ワインをそんなに飲み慣れない人にオススメなのは,やや甘さのあるタイプ.
カヴァでは「セミセコ」っていうのがそれで,日本語では「中口」っていうみたい.
僕が大学生の頃にはまったのは,カステルブランチ(というメーカー)のセミセコだった.

あと,イタリアのスパークリング「スプマンテ」の多くは「甘くておいしい」ってタイプ.
女の子(酒豪は除く)を喜ばせよう,なんていうのなら,いいんじゃないかと思うが,
当然のことながら責任はもちません.

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OB来訪

2006年10月29日 | つぶやき
金曜にOBのF君が来室してくれました.

去年の3月に短大を卒業して1年半.
見違えるようにたくましくなっていました.
(実際,最初は本当に見違えたというか,わからなかった)

北海道北部の農協に奉職して1年半.
最初は農家さんに手伝いに行っても口をきいてもらえなかったりと,
かなり厳しい思いをたくさんしたようです.

いまの4年生とは同年代なのだけれど・・・.
やはり「艱難辛苦汝を玉にす」なんだな.

立派になった卒業生に会うことは,教師生活最大の喜びですね.
と,最近になってわかるようになってきた.
(ど根性ガエルの町田先生のような気分)
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世界史問題

2006年10月29日 | つぶやき
(断っておきますが,長いです)

「授業をやっていたかどうか」が取りざたされているが,
この問題において,そこは本質的なポイントではないはず.

「世界史は重要であり,必修科目として教えられる(学ぶ)べきである」
というコンセンサスが,学校にも生徒にも,そして社会にもなかったわけでしょう?

そもそも「社会」の側が,義務教育・初等高等教育はかくあるべき,
というビジョンを持てていないのに(持っているという方は,どんどん示しましょう),
「必修科目が教えられていないとはなんたること」と
正義の擁護者でもあるかのように攻撃するというのは,ずいぶんといい加減な態度だと思う.

「必修科目になっていたのだから,大切なんだろう」というのでは,
あなたの主体的な意見はないってことでしょ.

また,この事件に対して「世界史はこんなに大切なのに」と意見することも,
今回の事件の本質からすれば,的外れ.

「世界史は大切だ」という認識は僕も共有しているけれど,
問題は「大切かどうかの判断をどうおこない,その結果をどう共有するか」だ.
「だって大切なんだから」では,いま僕らが直面している問題での主張にはなっていない.

で,こういう状況である以上,必修科目として世界史が開講されたところで,
生徒の多くがろくに聞かないであろう事は明らか.
受験科目の内職(という言葉はまだ通用するのだろうか?)の時間になるのがオチだろう.
今回問題となっている各高校の失態は,その事実に対する「合理的な」対応に過ぎない.
(もちろん,勇み足だといわざるを得ないけれど)

-------------------------
この「受験科目」を設定するのは大学側なわけだけれど,
少子化の中での「競争原理」導入によって,
学生を集めたければ,入試科目を減らさなくてはならないというのが私大の現状.

これは需要と供給の問題.現状はいわゆる「全入」.
供給過多の中での「競争原理」は,需要側を有利にする.
このケースでは,受験生が楽をするというのが帰結になってしまっている.

社会の「仕組み」を理解していない人に「設計」を任せてはいけないという,まさに見本だね.

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言うまでもないことだと思うが,僕らが直面している真の問題は
「受験科目以外を勉強する必要はない」という認識の方.
ただし,これまた言うまでもなく,この認識はいまに始まったものではない.

少なくとも僕が高校生だった20年前には,これは既に当然の了解事項だった.
その後に揺り戻しが起きたとは考えられないから,最低でも20年は継続的に共有されているはず.
なのに,その認識を共有していない「ふり」をして,学校を攻撃する論調には吐き気がする.
一部に良心的な記述も見えるけれど,ほとんどは「魔女狩り」.

それでも,僕らの頃は「建て前」と「本音」の区分があったと思うのだけれど,
それすらなくなってしまっているのが現状らしい.20年前と違うのはそれだけでしょ.

この問題に対する正当な対応は,「受験科目以外は不要」という認識を変えることだけれど,
少なくとも短期的には,そんなことが可能だとはとても思えない.

対応策があるとすれば,「入試に必要な科目の枠を広げる」というやり方だろう.

高校に卒業試験(大検みたいなもの)をつくるとか,
大学に入学するための資格試験(フランスのバカロレアみたいな)を設けるとか,
大学入試の科目数に下限を設定するとか.

都立高校の生徒の2-3%は自分の名前を漢字で書けないという,
本当に怖い話もあるくらいだから,卒業試験がいいのかな.
学力が低い学校の先生に極端な負担を強いることにはなるけれど.

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もうひとつ書くと,言い訳できない立場の高校を「悪役」にして,
そこを総攻撃するというマスコミのやり方,これは「いじめ」の構造そのもの.

その意味では,マスコミにこの問題を真剣に考える気があるのなら,
週間誌などでの「いじめ」をなくして,
「大人はいじめをしない」という「宣言」からスタートするべきでしょう.
「理由があるからこの攻撃は正当化される」っていう感覚が問題なんだから.

この世界史問題でも,やるべきなのは「責任者探し」ではなく,
社会全体の問題として背景を分析し,対策を講じること.
毎度毎度,時事問題に関しては同じことしか書いていないが,
毎度毎度同じ点が問題なのだから仕方がない.

万が一,この事件で自殺者でも出てしまったら,
それは定義どおりの意味で,「いじめによる自殺」だよ.

-------------------------
さらに余計なことを書くと・・・.

何か問題が起きてしまったときには,
責任者を探して責任を押し付けるというソリューションを求めてもしょうがないことがある.
責任問題とは別のレベルで,
責任があろうがなかろうが,関係者全員が努力する,という姿勢でしか解決し得ない問題はたくさんある.

「起きてしまった」という事実を「受け入れる」とはそういうことだし,
自分にとってマイナスの何かを「受け入れられる」というのは,たぶん,大人であるということだ.

高校生達が,自分達の将来に大きく関わる(と,本人達が感じるであろう)事件において,
「責任者探し」という経験をしてしまうことは,
彼らの将来とって(ということは「日本」の将来にとって),大きくマイナスだと思う.
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ハム

2006年10月25日 | つぶやき
締め切りの原稿を抱えているため,今日はまだ帰れずにいる.
しかし,かたわらでは日ハム-中日戦.
(どうやって見ているのかは内緒・・・そうか,この手があったのを忘れていた)

これまで特に書いてこなかったが,もちろん日ハムのシリーズ進出は慶賀にたえない.
スポーツとナショナリティを結びつけることには抵抗があるが,地元は応援します.
だって,地元だから.

プレーオフは出張と重なり,見られなかった.
日ハムがホークスに勝ったニュースというニュースは,スウェーデンの地方都市で聞いた.
なんで俺はこんなところにいるのかと思った.
戻るまで勝ち進んでくれた日ハムに深謝.

だが,原稿は進まない.

前にも書いたことがあるが,ブログ書きは仕事からの逃避だったりする.
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パリのちびっこギャング団

2006年10月25日 | つぶやき
引き続き,出張関係のよもやま話.

--------------
パリでは,赤信号でも車が来ていなければ,大半の人が待たずに渡る.

信号を律儀に守っていると,不慣れな観光客ばればれだというので,
僕も仕方がなく?積極的に信号無視.
スリなんかに狙われやすくなるっていうからね.

教師という立場からいうと多少の抵抗はあるのだけれど,郷に入れば郷に従えってことで.
(この場合のニュアンスは,"When in Rome, do as the Romans do"の方が近い)

--------------
パリでいかにも危なそうなのは地下鉄.
5年くらい前の話だけれど,こんな経験がある.

仲間と4人でそれほど混んでいない地下鉄に乗っていたときのこと.
小学校低学年くらいの子供の集団(5-6人)が近づいてきて,
僕を取り囲み,何気ない風を装って,ポケットを軽く叩いてくる.
財布のありかをチェックしているわけ.

「こら」とか言って追っ払うと,いったんは離れるんだけれど,また戻ってくる.
こっちは明らかに数人のグループで,車両は空いてて,僕らは明らかに彼らを警戒している.
それでも来るんだから,さぞ日本人はおいしいカモに見えるんだろう.

2回目に追い払ったら,やっと離れていった.
で,すぐにその地下鉄を降りていったので,別のカモを探しにいったんだね.

恵まれない子供たちなのだとは思うのだけれど・・・.

--------------
パリに比べて,ストックホルムはいかにも安全な雰囲気.
着いたとたんに,自分が緩んだのを感じた(褒められたことではないが).

現地の友人の話では,日本と同じくらい安全らしい.
社会保障が充実していると,踏み外す誘引が小さくなるのか.
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クレモンティーヌ

2006年10月24日 | つぶやき
フランスの農家民宿でのこと.

僕らの他に,宿のご夫妻,同じ日に泊まっていたフランス人の年配のご夫婦
(結婚40年記念の旅行だったそう)でいっしょに夕食を食べました.

豚を飼っている農家さんだったこともあり,肉料理てんこ盛り.
その席で「フランス人の歌手を誰か知っているか」という話になった.

ゲーンズブールだとかグレコだとか,アダモはフランス人かとか,
わあわあ盛り上がる中で,僕らの誰かが「クレモンティーヌ」という名前を挙げた.

フランス人の皆さんは「さて?」という表情.
(通訳の方もいたので,発音等の問題ではないはず)

多少説明していくうちに,宿の奥さんが
「ああ,フランスでは知られていないけれど,日本ではすごく有名な歌手がいるって,
TVのドキュメンタリーで見たことがあるわ」って.

なるほど.

でも,だからどうこうとケチをつけたいわけじゃなく,
僕もクレモンティーヌは大好きで,『東京の休暇』は10年来の愛聴盤.
夏は『レテ』のイントロで始まる.

(お,なぜか季節はずれな方向に・・・)
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スウェーデンでの日本の文化

2006年10月24日 | つぶやき
個人的に,フランスはなんとなく居心地がいい.
というのは,日本の文化が好まれている感じが伝わってくるから.
(僕が鈍いだけで,ほんとうは馬鹿にされていると言う可能性はある)

7年前に行ったときには,お話を伺った環境省(だったかな)の人が
「日本の映画は大好きだよ.クロサーワ,オーヅ,ナルーセ.
もうすぐタケーシの新作がかかるから,楽しみにしているんだ」なんて話してくれました.

「おお,成瀬まで」&監督・北野武への評価にダブルで驚き.
確かマルセイユにもタケシの映画のポスターが貼ってあったなあ.
(その後,タケシは映画祭でばんばん賞をとったわけです)

で,今回行ったスウェーデンではどうかとういと・・・.

本屋で日本文学を探してみたけれど,結局,村上春樹がかろうじて2冊みつかっただけ.
ノーベル文学賞の川端・大江すら見あたりませんでした.
アメリカの現代文学は目立ってたなあ.
オースターが売れ筋っぽいところにたくさん並んでいたし,
アーヴィングがたくさんあったのは意外.
(泊まった農家民宿にもあった.日本ではあまり話題にならなくなった気がする)

ただ,フランスでもスウェーデンでも,日本のマンガ,アニメ,寿司バーはてんこ盛り.

フランスでは,地方の駅のキヨスクにすら,日本のマンガを扱った雑誌が数冊.
(表紙にはカタカナが入っている.多分,クールなんでしょう)
ストックホルムの本屋にも,日本のマンガだけの棚があった.

北欧最大(「地球の歩き方」にはそう書いてあったけれど,怪しい気がする)とかいう
ストックホルムのCD/DVDの店には,やはりジャパニーズアニメの棚が.
これが彼の地の「日本文化」なんですねー.

---------------------------
「ネタ」づくりに,寿司屋にも行ってみました.
ガイドブックに載ってた「三代目○○」というところ(感想は人道的な理由でパス).
ここは日本人が経営していて,流行っているのか支店が数軒あるとか.むー.

本屋で見つけた「寿司の作り方本」(何冊かあった)には,
ページを開くと,各章?の冒頭に,筆の字で「巻」とか「手巻」とか書いてある.
合間にはギャル系の女の子の写真.むー.
筆文字の「卵」が横向きになっていたのは,はたして意図的だったのか・・・.

そうそう,ストックホルムの中心には,僕が見つけただけでも無印良品の店が3軒あって驚き.
日本で買うときの倍くらいしてましたね.日本の値札もそのままついてました.

あと,数独!これがもうあちこちで売られてるし,新聞とかにも載ってるし.
現地の友人によると,これでもブームのピークは超えたんだとか.
日本に帰ってきて,なんでコンビニにないんだろうと不思議に思うくらいです.
(つい,ニコリの数独本を買ってしまった)
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金星タクシーさん

2006年10月23日 | つぶやき
関東から叔父と叔母が来札.
今日は両親とみんなで夕食を食べに行くことになり,タクシーを呼びました.

うちの両親は病院通いが多いので,タクシーはけっこう常連.
近距離だけれど回数は乗ってます.で,いつも頼んでいるのは金星タクシーさん.

前職時代はタクシーによく乗ったのですが(最近はほとんど乗りません),
その頃,いちばん安心できたのも金星タクシーさんでした.
(すべての運転手さんが完璧だったとはいいませんが,平均的にはいちばんよかった)

うちの両親は病院通いに使うので,いつもは昼間にしか頼みません.
で,今日はめずらしく夕方に頼んだ.

そうしたら,来てくれた運転手さんが,
「こんな時間に呼ばれることはないので,何かあったのかと思って心配したよ」と.

いやー,ちょっと感動しちゃいました.

仕事は単に「お金を稼ぐこと」を越えて,「社会への貢献」になりうるもので,
たぶんそこに「誇り」も生まれる.

なんでも自由化して競争を進めればいい,と思っている連中は,
社会的厚生を狭い意味でしか理解できていない.
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ただいま(加筆)

2006年10月23日 | つぶやき
スウェーデンから帰ってきました.

帰国はこんな手順.

まず,ストックホルムのアーランダ空港からパリのドゴール空港へ3時間弱のフライト.
出発は20日の14:35発(日本時間だと7時間進んでいるから21:35),だったかな.

飛行機はSAS(スカンジナビア航空).
飲み物の無料配布はなく,ミネラルウォーターが300円(15Sek)もする.
この「Sek」とはスウェーデンの通貨「クローネ」のこと.
機内での支払いは,EuroでもSekでもOKだった.レートはどう決まるんだろう?
たぶん,頻繁にSASを使う人は,今日はどっちが得かなとか考えながら,支払い通貨を決めるのでしょう.

飲み物が販売のみであることは,ある意味では合理的.
飲む人と飲まない人で負担が違うのは,当然といえば当然だもんね.
ただ,どうしても機内「販売」は「商売」になっちゃうわけで,
「飲み物代」だけでなく,それをサーブする費用も乗客負担になってるのであろう点がやや不満.
今回の僕のように出張での搭乗の場合,「別料金」にされると個人負担だしね.

長距離フライト(日-仏)では,たぶん「エコノミークラス症候群」対策で,ばんばん水が配布された.
乗客の健康に対する責任をどこまで考えるか,なんていいだすと,
飲み物は無料(航空料金に含まれる)の方が合理的という気もする.

ちなみに,フランスもスウェーデンも,都市部のトイレは有料が多い.
スウェーデンで5sek(80円くらい),フランスで1Euro(150円くらい)とかだったかな.
小銭を持っていないと,用も足せません.
なんだかケチなことばかり言っているようだけれど,旅の情報としては重要でしょ?

--------------------------
ドゴール空港に着いて,乗り換え3時間待ち.
入国審査ではベルトもはずすように指示(往路でも).
こういうのにイライラする人もいるようだけれど,安全のためのコストだから,僕は当然だと思って何とも思わない.
外国人だしね・・・僕だけが特別にきつい検査を受けるのなら腹が立つかもしれないけれど.

ここからはANAだったので,ほとんど日本領.
免税店では日本の団体客のみなさんが活発にお買い物をされていました.
免税店といっても,お酒類が特に安くないのは周知のとおり.

20:00発(日本時間は21日の午前3時)の便で,成田空港へ12時間のフライト.
ただし,出発ロビーで持ち主不明の手荷物がみつかったとかで,
数人が拘束されて,チェックを受けたとか.45分くらい遅れたかな.

12時間に食事が2回出ます.最初のご飯の少し後に機内は照明が落とされ,
わが恩師のおっしゃる「フォアグラ状態」に(食って寝て,肝臓が肥える,と).

往路では映画(オンデマンド)を何本か見ました.
(ここからは英語だ,という気合で日本語字幕なし)

10数年前に見逃した(試写会に外れたのを覚えている)「フォレストガンプ」.
どんなに善良で,どんなに努力しても,ほしいもののすべてを得ることはできない.
それにもかかわらず,人は幸せになることはできる.たいへん教訓的な良い映画です.

あと,キアヌリーブスが出てるサーフィンとFBIの映画もみたな(特に可もなく不可もなく).
3本目の「ダヴィンチコード」はさすがに疲れてきて途中でやめた.原作読んだし.

で,帰路はというと・・・疲れて寝るだけでした.
ここは「首枕」が活躍するところなのだけれど,穴があいてしまったらしく,
目が覚めるとしぼんでいて,首が痛くなっていた.役立たず!

--------------------------
成田に着いたのが21日の15時くらい.ようやく日本に入国.
自国民に対する入国審査は厳しくありません.

成田で3時間待って,17:55の飛行機で千歳に発つ予定が,
機材整備関係で出発が遅れて,19:30過ぎに出発.

千歳に着いて,21:12のJRに間に合わず(荷物がもう5分早く出てくれれば),
次の小樽行きは22:00発.家に着くと23時近くになっていました.

結局,アーランダ空港から家に着くまでに,24時間以上かかったわけです.
北欧は遠いなあ.

今日もまだヨーロッパ時間で過ごしてしまっている.
明日から先が思いやられます.

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ここまでが,昨日(22日)に書いた部分+加筆.

ということで,その明日(23日)になり,
あいかわらず唐突に眠くなったりするものの,たまっている仕事量を考えるとのんびりはしてらんない.

おお,振り返るとすごく長いぞ・・・.
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ARIEL カベルネ・ソーヴィニヨン2003

2006年10月18日 | ワインとか
スウェーデンでは,酒類は政府系の酒販店で独占販売されている.
だから,普通のスーパーに「酒」は売っていない.

ただし,アルコール分が低いものは例外で,
「アルコール度数3.5%以下のノンアルコールビール」はスーパーやコンビニで買える.
いきおい,飲むのはこのカテゴリーが多くなる.

ところで,上記の表現は「地球の歩き方・北欧」に出てくるのだけれど,
本当に「ノンアルコール」っていう分類なのかな?

----------------------
で,このARIELはスーパーで買えました.なぜでしょう?

答えは「ノンアルコールワイン」だから.

なんでも,アルコールの入ったワインとコンクールで競って,
金賞をとった唯一のノンアルコールワインなんだとか.

薄いけれど,確かにカベルネの味がします.
とはいっても,ぶどうジュースというよりはワインに近いかなあ,という程度.

55SEKくらいだったので,日本円だと900円くらいかな.
なお,アメリカ産です.
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ストックホルム

2006年10月17日 | つぶやき
(まとまった文章を書く気力がないので,メモ程度に更新します)

ということで,ストックホルムに戻ってきました.

ネットがつながらない世界にいたんだよねー.
その期間も,毎日20程度のIPからアクセスした形跡があった模様(ありがとう).

昨日までは,スウェーデンの地方に2日,山奥に2日滞在.
なんと,新聞の取材も受けたし,TVの取材も受けた.
日本人が調査でやってくるという話が珍しいということだけではなく,
いろいろ事情はあるのだけれど,細かいことはまたそのうち.

昨日の朝には,取材を受けた記事(写真つき)が,
その地方紙のサイトに出ていたのだけれど,消えちゃったみたい(残念).

日本時間10/17の12時現在,見出しだけは残っています.
http://www.ht.se/parser.php?level1=1&level2=1&id=47634
「Japaner」が「Japanese」の意味ね.

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さっき,ホテルのそばの中華の店で晩飯を食べてたら,
帰り際に店員(多分中国人)に「どうもありがとう」(外人イントネーションで)と
声をかけている客(多分スウェーデン人)がいた.
おいおいと思うけれど,仕方がないのかな.

そういえば,このあいだスウェーデンの中部の地方都市で入った
中華料理店らしき店(中華&インド料理)には,ナシゴレンがあった.

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ひさびさにメールチェックをしたら,さるOBから結婚の報告メールが入ってた.
返事を送ることができないのだけれど,心からおめでとう.
(このホテルの回線は,メール送信を受け付けてくれない模様)

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明日は農民連盟の人を相手に日本の農村ツーリズムの状況について
プレゼンをしなくてはならない.準備はこれから.やれやれ
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ボンジュール

2006年10月11日 | つぶやき
ということで,JRも無事に動き,飛行機も無事に飛び,パリです.

昨日・今日は,クレールモンフェランという街(パリの南300km)に移動し,
ツーリズム関連の機関で聞き取り調査.
昨晩の宿泊は,その近くのモンペルーという村の農家民宿(シャンブルドット)でした.

出発から3日で,既に交通機関での移動時間合計が20時間を軽くオーバー.
くたくたです.

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パリ在住のコーディネータの方に伺った話.

パリは愛想の悪い街として有名.
だが,今どきそんなことではいかん,まずはちゃんと客に挨拶をしようということで,
マニュアルが作成され,観光客の相手をしそうなところに配布された.

マニュアルには「ボンジュール」-「ボンジュール」
からスタートする会話が載っているらしい.

で,店員たちはこのアニュアルにどう反応したかというと,
「この通りにやれというのなら,やろうじゃないか」と.
ここまではいい.

ただ,客に挨拶はするものの,客からも挨拶が返ってこないと,
「ボンジュール」を強要するのだそうだ.
「マダム,ボ・ン・ジュー・ル」って感じで.

だって,マニュアルでそうやれっていうから.

さすがパリジャンです.

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写真もあるのだけれど,アップするのが面倒なので,また今度気が向いたら.

明日の夕方にはスウェーデンに移動です.
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