プロジェクト○川

学生に本を読んでもらおうという,ただそれだけのはずでした

スイス

2014年11月24日 | テニスに目が眩んで

ダブルスはスイスがそのまま3-0でとり,スイスの2勝1敗で最終日へ.

ダブルスを落として後がなくなったフランスは,第4試合のフェデラー戦に,ツォンガに代えてガスケを起用してきた.

ガスケはフェデラーと相性がいいわけではないが(フェデラーと相性がいい選手なんて,スペインに一人いるだけだ),クレーで2勝している点に望みを託したのか・・・という話を信じかけたら,なんのことはない,ツォンガの怪我だったらしい.

ただとにもかくにも,昨日のフェデラーに隙はなかった.特にサービスゲームは完璧で,ガスケも終盤はいいプレイをしていたと思うんだけれど,チャンスも訪れないまま.

僕は大のフランスびいきなので,テニスでもサッカーでも,フランスとどこかの試合ではたいていフランスを応援するのだけれど,今回はスイス側でした(ただしロドラが出ていれば,ダブルスだけはフランスを応援したと思う).21世紀初頭のテニス界に,二人の真の天才と一人の異才を送り出したこの国のテニスに,敬意を覚えずにいられるはずがない.

若い頃からGSで優勝するたびに泣いていたフェデラーを思い出し(だから彼はサンプラスだけでなく,アガシの後継者でもある),今日はあれでも抑えていた方かなと感慨深く,スイスの優勝を眺めていました.少しだけつまらなそうに見えるバブリンカも含めて.

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いまテニスが熱い

2014年11月23日 | テニスに目が眩んで

いまテニスが熱いのですよ.知ってました?

そう,もちろんデビスカップ決勝,スイス対フランスです.

偉大なるロジャー・フェデラーが持っていないビッグタイトルは二つあって,一つはオリンピックでのシングルスの金メダル.そしてもうひとつが,国別対抗戦であるデビスカップなのです.

フェデラーは史上最強の名をほしいままにしてきた時期があるものの,いかんせんスイスには続く選手がおらず,デビスカップには縁がなかった.しかし今年はバブリンカ(うちのOB・M原似)が全豪を取って大躍進.現在のランキングで2位と4位という2枚看板でついに決勝までたどり着いた.

決勝の相手フランスは,エースのツォンガが12位,2番手のモンフィスが復活してきて19位.ベネトー,ロドラ(決勝は出ないんだな)のいるダブルは強いものの,単純に考えればスイス優位のはず.

ところが,直前のATPファイナルで,フェデラーは同胞バブリンカとの大熱戦になった準決勝で背中を痛め,決勝は棄権してしまう.

しかも,決勝の開催地はパリ.デビスカップはホーム側がサーフェスを選べるというルールなので,フランスは当然クレーを選ぶ.フェデラーが最も苦手とするサーフェスだ(全仏を取っているとはいえ).

昨日の初日,第1試合はバブリンカがツォンガを一蹴したんだけど,第2試合はモンフェスがフェデラーを3-0で下す大金星.

で,今日は2日目のダブルス.ここでスイスが勝負に出た.

当初の予定ではフェデラーもバブリンカも温存して3日目のシングルスで勝負という予定だったのだけれど(少なくとも公表されたメンバーでは),フェデラーの調子が戻らないとみたのか,ガスケ・ベネトー組とのダブルスにフェデラー・バブリンカをあててきた.

普通に考えればフェデラーを休ませたいところだけれど,最終日の2試合を取るという計算が立たなくなって,ダブルを取りに来たということだろう.

もっとも,この二人は2008年の北京オリンピックで金メダルを取ったペアで,決して弱くはない.ダブルスはシングルほどには体力を使わないので,フェデラーの負担を減らすというプランなのだろう.ダブルを取れれば,バブは3日連続でも体力はばっちりだから,モンフィス戦は十分いける,と.

で,いまスイスが第1セットに続いて第2セットを取ったところ.

熱いぞ.

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希望を探してみる

2014年11月20日 | つぶやき

謎の解散.

解散話が持ち上がってから,沖縄の知事選は完敗,7-9月がマイナス成長と与党に逆風のニュースが続く.

解散と聞いて,僕が最初に思ったのは,「総選挙までに国内でエボラ患者が出たらどうなるだろう」ってことだったんだけれど,もっと予見しやすいマイナス要因が目白押しってどういうことだ.

単に信じられないほど脇が甘いのか,それとも常人には読み取れない深慮遠謀が裏にあるのか・・・(ないだろうな).

「いまは延期するが,次は必ず増税します」が公約で,勝敗ラインは現有議席を80減らしたところだそうだ.潔いと言えないこともないけれど,これで選挙だって言われてる与党議員もきついだろう.この選挙で落選すれば,そりゃあ恨みの向かう先は決まっている.

選挙で与党の議席が増えるとは考えにくい.かといって,野党がぱっとしないことに変わりはなく,与党が過半数を割って完全な敗北というのも,あまり期待できない.

となると,選挙の結果は「解散した与党が議席を減らしながらも勝利宣言」という,非常に幅の広い「グレーゾーン」のどこかということになりそうだ.それで首相の求心力が増したり,政局が落ち着いたりするだろうか.わからん・・・.

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何度考えても,この解散の目的は,内閣改造失敗の清算しかない.

解散総選挙は費用もかかるが,それ以上に大きいのは政治が止まること.法案の審議も予算もストップしてしまう.

役所もやる気がなくなって,ヒアリングでも「『そんなこと言っても選挙でしょ』的な対応」になっていると,河野太郎(2017年5月に「さん」を削除)がブログに書いていた.「チクショー,時間切れだ」とも.

「解散は首相の専権事項で伝家の宝刀だ」なんて,「国を愛する」とかいうセリフからはずいぶんと遠い話じゃない?

思い起こせば,ひとつ前の野田首相の解散も自爆だった.今回も与党が「敗北」して,「よほどのことがない限り解散なんてするものではない」と政治家の意識が変わってくれれば,長期的には国益になると思う.そこが,今回の解散の唯一の希望かな.

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マウスポインターをウィンドウ上に合わせた時にウィンドウを選択させない

2014年11月19日 | つぶやき

少し前から,パソコンの調子(?)がヘンで・・・.文字入力のミスというか,入力しようと思った箇所に入力ができず,デスクトップとかにとんじゃうことが多くて困っていた.

あらためて,何がおかしいのか確認すると,文字入力をする際にマウスポインターを動かしてしまうと,別なウィンドウやデスクトップが選択されているのだと気付いた.

「コントロールパネル」で「マウスのプロパティ」の設定項目を見ても,該当するものは見つからず.

「コントロールパネル」-「コンピュータの簡単操作」-「コンピュータの簡単操作センター」-「マウスを使いやすくします」の「マウスポインターをウィンドウ上に合わせた時にウィンドウを選択します」のチェックをオフにして解決です.

最近のアップデートで設定が変わったんだろうか・・・.

以上,自分用のメモだけど,誰かの役にも立てば喜ばしいです.

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いまのうちに解散の「悪口」を

2014年11月14日 | つぶやき

軽いよねえ,解散が.選挙って国費をずいぶん使うことになるというのに.

どう考えたって,消費税うんぬんなんてタテマエで,内閣改造の失敗の尻ぬぐいじゃない.

そもそも「先送り」の信を問うって言っても,消費税増税の当事者の「信」とかぶっているんだから,わけがわからない.自民党が負けたら,「先送り」が否定されたってことになるのか?

仮にまた自民党が勝ったとしても,かなりの閣僚が入れ替わるのだろうし,勘繰ればまだヤバいのがいるってことかもしれない.

こんな解散で勝たせちゃまずいでしょう.

(みんな書くことであっても,ここは「数」が大事だと思うのです)

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バズーカ

2014年11月13日 | つぶやき

SMにはバズーカ,でした.なるほど・・・.解散総選挙ということなので,選挙直前に株価が停滞することはないですね,おそらく.

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さて,だいぶ更新したなかったので,まずは問い合わせの多い(ウソ)錦織君の活躍ですが,あれはほんとにすごいです.

パリバ・マスターズでは,ロブレド(今期好調),ツォンガ(地元),フェレール(シンプルに強い)という,相性が比較的いいとはいえ,難敵3人に勝ってベスト4でしょ.去年はこれだけで大ニュースだったのに,今年はそれが最終戦への切符がかかった「階段」になっちゃった.

で,いま日本中大騒ぎのATPファイナル.僕も日本人がこれに出るなんて,自分が生きているうちはないと思ってました.

ただ,いくら調子が良くても,マレー戦は厳しいと思ってたんですよね.何せマレーは,錦織君が上位でただ一人勝ったことがない,それどころかセットを取ったこともない相性最悪の相手.マレーの方もだいぶ調子を戻しているうえに,いまはファイナルの開催地がロンドンときてる(もっとも,マレーはこの大会が得意ではないんだけど).

そのマレーに完勝でしょ(みてないけど).この強さは本物ですね.

フェデラーに勝てなかったのは仕方がないです.フェデラーは6回優勝,2回準優勝と,この大会とはたいへん相性がいい.

ちなみにジョコビッチは3回優勝で2連覇中.ナダルは準優勝が2回だけ(全米の後は疲れ切ってしまうよう).マレーは決勝進出もなし.

錦織君はラオニッチには勝てるんじゃないかな.で,フェデラーがマレーからセットをとれば,準決勝はジョコビッチか.

なんにしても,とんでもないレベルですね.雲の上.

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ちょっとだけワイン話も.

このあいだ,ヒュー・ジョンソンのポケットワインブック2015のKindle版を買いました.

1997年に出版された,これの日本語版第2版は,当時僕のバイブルで,ヒュー・ジョンソンといえば親も同然(©大魔王).飲んだことがあるワインがこれに載ってるのを見つけると大喜びしたものです.懐かしいな.

とはいうものの,英語版は言葉の壁に加えて,「ポケットブック」に詰め込むための略語だらけでたいへん読みにくい(日本語訳が素晴らしいことがよくわかります.さすが辻グループ).でも,眺めているとついつい時間を忘れてしまう.

で,このHJPB2015では,Cono Surがベタぼめ.Reserva Especialのカベルネは太字(強く推薦)だし,ヴィオニエ,ゲヴュルツ,シラーも推奨で,シングル・ヴィンヤードのリースリングは「superb」(おお)とある.ついつい楽天のセールでひととおり買い集めてしまう.

で,いま飲んでるシラー(2012)は,開けたとたんに妖艶な香り.とても1000円のワインとは思えないな.うまいわ,これ.

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過剰敬語

2014年11月04日 | つぶやき

敬語が「インフレ」になりがちなのは,ある程度しかたがないことなのだと思う.もっと丁寧に,という気持ちが,過剰につながるのだろうから.

そうはいっても,っていう話をひとつふたつ.

僕がよく引っかかるのは,レストランとかの店員さんの「鉄板がお熱くなっていますので,お気をつけください」ってやつ.

「お熱くなっています」だと,鉄板に対する尊敬表現じゃない?ニュアンスとしては丁寧語のつもりなんだろうけれど・・・.

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僕がたまに使う調剤薬局には,薬の説明で「熱を冷ましてくださるお薬です」とか「胃の粘膜を保護してくださるお薬です」と言う薬剤師さん(たぶん)がいます.

仕事を考えるとニュアンスを理解できないこともないけれど,薬を敬うことはないんじゃないか.でも,鉄板よりいいか.

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カント式説教+

2014年11月03日 | つぶやき

この秋,世間では3連休が3回あったそうですが,本学は月曜の休日は全て授業日.なので,本日も出勤です.

今日のこの辺りは妙な天気で,雨が降ってはすぐ晴れて・・・を繰り返しています.

いつもの駅について外に出てみると,思ったよりも雨脚が強かった.傘を忘れたので,コンビニで買って,表に出るともう晴れている.

釈然としない思いで歩いていると,途中からまた雨が降り出す.「ほらね」って,一人でなんとなく喜んでしまうのだけれど,この感情の動きは完全な判断ミスですね.

雨が降ろうが降るまいが,買った傘のお金は戻らない.そうであるからには,歩いているときは晴れている方がいいはず・・・こういう話が好きな人は,何度も書いているカーネマンの『ファスト&スロー』(ハヤカワノンフィクション文庫)を.

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さて本題.

カントの有名な言葉に「汝の意志の格率が,常に同時に普遍的立法の原理として妥当しうるように行為せよ」ってのがあります.

細かいことはおいといて(僕もわかんないし),これを僕らの日常生活に当てはめると,「誰もがお前と同じようにふるまっても,社会全体がちゃんと動くかどうかを考えてみろ」ってことになると思う.

具体例は角が立つので(?)書きませんが,みんな並んでるのに一人だけ横入り,だとか,俺がやんなくても誰かやるだろ,なんてのが典型でしょう.

・・・とか書いてはみたものの,僕がこれを伝えたい相手は,きっと読まないな(笑).

なんでいまこういうことを書いているのかは,ご想像におまかせ.

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ついでにちょっとだけゼミ通信.

今年のゼミ研修はY口県に決定です.

M原夫妻(2004年度卒)やK村くん(2013年度卒)に会いに行きます.ゼミ史上初の,研修でOB訪問です.

ちょっとした「歴史」を感じて,しみじみしますね.

コメント (2)
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