弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

日本ポリグルの成果

2011年03月03日 | 弁当日記
3月3日

土日出勤のぶんお休み

お昼から外出
北千住にあるAOTSで日本ポリグルの発表会があるので行ってみた。
経済産業省が進めるBOPビジネスの発表の一つで、バングラデシュで活動する
ポリグルレディが来日してのお話。

生まれて初めての海外が日本だったってことで驚いていた。

バングラデシュというよりは日本政府の進めるBOPビジネスの一つとして
見に来た人と、水関連の技術の話で来た人、バングラデシュに興味があるから
来てみた学生団体の人、という具合が多いようで、僕はどちらかというと
バングラデシュに興味ある社会人というだけで、直接バングラデシュビジネスや
BOPには関係しないなぁ、と思いつつ、前の方に座って話を聞いていた。

日本ポリグルのホームページに掲載されていたグルシャン湖の浄化は、
実際に実験を手伝う日本の大学生やダッカ大学との調整の結果
ダンモンディ湖になったそうだ。

それでも十分大きいけれどね。


日本ポリグルのバングラデシュでの売り上げは日本円で考えるとそれほど
大きな金額ではないそうだ。
実際に使う浄化剤の量が多くないのと高価な設備を使用しないためだけれど、
現地の人からしても、高額を払わなくても利用できる安全な水ということで、
確実に普及出来る技術のようだ。


来日していたポリグルレディ6名、うち1名は短大在学中だそうですごく高学歴。
他にも高校卒業者ということで、バングラデシュの義務教育が小学校まで(日本
の5年生まで)を考えると裕福な人を雇っているのかな?と思い質問してみた。

そうしたところ、給料は2千タカ+歩合制。
2千タカは日本円で約2600円。
工場のある都市部で8時間働く人の最低賃金が1600タカからで、
技術を身につけたミシンを使いはじめた人と同じくらい。

出稼ぎのために村を離れて都市部に集まる人よりも、地方で2千タカ稼げる方が
豊かな生活はおくれるかな。


日本企業ということで、結婚して家にいる時間が多くなった奥様がポリグルレディの
募集に来ることがあるそうだけれど、家族が1万タカ稼ぐような家の人ではなく、
農村の環境のわかるもう少し所得の少ない家の人を雇うことと、商売する以上
丁寧な言葉遣いが出来る人を中心に雇っているそうだ。

2010年10月でポリグルレディは53名。
2011年01月で60名と徐々に販売網を増やしているそうだ。

でも、あと2ヶ月もすれば来る雨期には淀んだ池の水ではなく雨を使う人が
多くなるので歩合で売る分が減るためポリグルレディも必死になるかな。


テレビ局が来ていたから、そのうちガイアの夜明けでまた放送されるかも。


※クリーンダッカ大作戦
 http://www.ivusa.com/dv6/php/system/schedule/get.php?pass=201103071447371143874608
 (IVUSA 国際ボランティア学生協会 2011/03/07)



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