弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

バングラデシュのニュース(2021/07/25)

2021年07月25日 | バングラデシュのニュース

■イベント等
〇7/31(土)混迷するミャンマー情勢とロヒンギャ難民問題の行方
 ーオンラインシンポジウムー 
 https://event.aarjapan.gr.jp/?_ga=2.201374673.1319287777.1625960586-755060552.1625333629
 (難民を助ける会 2021年7月31日)
〇外国人ICT技術者人材育成プログラム キックオフ・シンポジウムを開催します。
 https://www.of.miyazaki-u.ac.jp/~kokusai/src/doc/common/symposium20210731.pdf
 (宮崎大学国際連携センター 2021年7月31日)

■見出し(2021年07月25日) No2021-14
〇オリンピック バングラデシュの選手団
〇外国人ICT技術者人材育成プログラム キックオフ・シンポジウムを開催します。
〇バングラデシュIT人材がもたらす日本の地方創生
  - 協力隊から産官学連携へと繋がった新しい国際協力の形
〇「正しい教え」の普及に本腰を入れるバングラデシュ
 ダッカ「レストラン襲撃事件」が大きな節目に
〇COVAXファシリティを通じたバングラデシュ人民共和国に対する
 新型コロナウイルス・ワクチンの供与
〇食品工場火災で52人死亡 バングラデシュ
〇ジュース工場で大規模な火災、52人死亡 バングラデシュ
〇バングラでゾウ2頭救出 浜辺で立ち往生し騒動に
〇【在宅で取り組むSDGs】ブックオフとNPOが共同実施、
 10人に1人の児童労働を1冊の本から削減!不要品で教育を届ける
 「ホンノ、キモチです。」キャンペーン~親子で学べるSDGs教育イベントも開催~
〇ストレッチャーに取り付ける簡易型クリーンドームが登場 患者搬送時の感染を防止


■オリンピック バングラデシュの選手団
 テレビ放送については、テレビ欄を探してみてください。

アーチェリー(7/24、他)
 Ruman Shana(ルマン・サナ)選手 男子個人・ミックス団体
 Diya Siddique(ディヤ・シィディク)選手 女子個人・ミックス団体

射撃(7/25)
 Abdullah Hel Baki(アブドゥラ・ヘル・バキ)選手 男子10mエアライフル

競泳(7/30)
 Ariful Islam(アリフル・イスラム)選手  男子50m自由形 予選4
 Junaina Ahmed(ジュネイナ・アハメド)選手 女子50m自由形 予選3

陸上
 Jahir Raihan(ジャヒル・ライハン)選手


□各国選手名鑑(バングラデシュ)
 https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/results/athletes_odf/BAN/
 (読売新聞)

 

■外国人ICT技術者人材育成プログラム キックオフ・シンポジウムを開催します。
 https://www.of.miyazaki-u.ac.jp/~kokusai/src/doc/common/symposium20210731.pdf
 (宮崎大学国際連携センター 2021年7月31日)

 2021.7.31 14:00~17:00
 完全オンライン配信

参加申込フォーム https://forms.gle/CNEaiPCgKphd3g7d8
主催 国立大学法人宮崎大学
後援 宮崎市、宮崎県、宮崎商工会議所、宮崎バングラデシュ協会

Bangladesh-Japan ICT Engineers' Training Program
外国人ICT技術者人材育成プログラム
キックオフ・シンポジウム

□第1部 開講セレモニー

開会の辞
 池ノ上 克 宮崎大学長
寄附者挨拶
 北川 賀世子 株式会社新興出版社啓林館 代表取締役専務
B-JET受託事業者代表挨拶 
 モハンマド キャスロ ミア ノースサウス大学 キャリア開発センター長
祝辞  
 ソヨッド ナシール エルシャド 在日バングラデシュ人民共和国大使館 経済公使
 パルタプラティム デブ  バングラデシュ・コンピュータ評議会 総局長
 吉成 安恵  独立行政法人国際協力機構 九州センター 所長
基調講演 
 田阪 真之介 宮崎大学国際連携センター外国人ICT技術者人材育成学講座 特別教授

□第2部 シンポジウム
 宮崎-バングラデシュ「モデル」から「スタイル」
 ~地方におけるこれからの多文化共生と経済発展~

第2部開会の挨拶 戸敷 正 宮崎市⾧
 宮崎における期待 永山 寛理 宮崎県 副知事
 宮崎のこれからについて 米良 充典 宮崎商工会議所 会頭 

宮崎在住バングラデシュ人の声
 ハジェラ マルジア
 ホサイン モハマッド ラモザン
 サードマン シャヒッド チョウドリー
 荻野 次信 株式会社教育情報サービス 代表取締役
 ジェエム アクバル

トークセッション(座談会)
 松田 智之 宮崎市 観光商工部 部⾧
 岡田 憲明 宮崎市ICT企業連絡協議会 会⾧
 明石 康弘 BJIT Group 株式会社BJIT 取締役副社⾧
 本間 文勝 株式会社新興出版社啓林館 常務取締役
 司会進行:伊藤 健一 司会進行: 宮崎大学国際連携センター

閉会の辞
 村上 啓介 宮崎大学 副学長(国際連携)


□本学のB-JETに関する取り組み
B-JETは2017年11月から2020年10月まで実施した第1フェーズと、今回キックオフを行う2021
年2月に採択された第2フェーズに分かれます。
2017年から行われた第1フェーズでは、本学はバングラデシュで行われていたJICA技術協力
プロジェクト「日本市場をターゲットとしたICT人材育成プロジェクト(Bangladesh-Japan 
ICT Engineers’Training Program:B-JET)」の企画段階から参画し、2017年11月から2020
年10月まで日本語教師を派遣しました。また、宮崎市と連携し、「日本語×IT インターン
シッププログラム(Japanese × IT Internship Program:JIP)でB-JET修了生を受け入れ
、企業でのインターンシップと日本語教育を提供しました。
第2フェーズでは上述のB-JETの後継事業者として、本学及びNorth South University(NSU
)、(株)B&M、BJIT Group、(株)新興出版社啓林館と連携して申請し、採択されました
。B-JETの実績・手法を承継し、JIPと統合した、二国に跨る履修証明プログラムを(株)新
興出版社啓林館の寄附講座を運営基盤として実施します。
なお既に本学とNSUは「Memorandum of Understanding of Educational Cooperation」 に基
づき、B-JET実施に関して、「an agreement for a Cooperative Career Development and 
Training Program」を締結しています。

 

■バングラデシュIT人材がもたらす日本の地方創生
  - 協力隊から産官学連携へと繋がった新しい国際協力の形
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-1028155
 
内容説明
南アジアに位置し、1億6,000万人の人口を抱えるバングラデシュ。「デジタル・バングラデ
シュ」を政策目標の一つとして掲げ、IT産業開発・IT人材育成に力を入れている。一方、IT
人材不足と高付加価値産業の育成に悩む日本の地方都市。本書は、バングラデシュ・日本を
舞台にして、青年海外協力隊が始めたムーブメントから受け継がれてきた、バングラデシュ
のIT国家資格導入、IT人材・産業育成と、日本のIT人材不足の解消という「地方創生」に同
時に貢献する、産官学を巻き込んだ現在進行形のバトンリレー。その軌跡を知る著者が、当
時の関係者と共に振り返る。

目次
プロローグ

第1章:青年海外協力隊が火をつけたIT人材育成    
第2章:草の根活動から国家プロジェクトへ    
第3章:IT国家資格導入プロジェクト    
第4章:宮崎とバングラデシュの出会い    
第5章:地方創生 x IT人材育成のモデル形成    
第6章:日本市場へ向けたIT人材育成プロジェクト    
第7章:来日したバングラデシュ人たち    
第8章:プロジェクトの教訓と考察    


□書籍内容の詳細はこちらをご覧ください。(一部公開)
 https://ict4d.jp/bdbook/ 

 

■「正しい教え」の普及に本腰を入れるバングラデシュ
 ダッカ「レストラン襲撃事件」が大きな節目に
 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66095
 (JBpress 2021年7月20日)

 日本人も殺害されたダッカ・レストラン襲撃事件から5年。あの痛ましい事件が発生した
バングラデシュで、ある変化が起きている。公立モスクの拠点づくりが急速に進んでいるの
だ。

 一部のイスラム教徒に見られる思想の過激化への対策として、バングラデシュ政府は新た
なモスク建設を通して「正しいイスラムの教え」を広めようとしている。

レストラン襲撃事件が契機に
 バングラデシュ英字紙「ザ・デイリースター」は6月11日、シェイク・ハシナ現政権が取
り組む「モデルモスク」の建設事業を大きく取り上げた。モデルモスクとは、礼拝堂と、イ
スラム教の書籍を所蔵する図書館や研究所としての機能を併せ持つ施設だ。イスラム文化を
普及させるとともに、人々にイスラム教を正しく理解させて実践させるための拠点となる。
バングラデシュ政府は全国の560カ所にモデルモスクの建設を計画し、すでに50のモデルモ
スクが建設され活動を開始している。

 モデルモスクの建設は、2014年に行われた総選挙時にハシナ氏が掲げたマニフェストだっ
たが、5年前のレストラン襲撃事件が契機となって建設が加速したという。

 2016年7月1日、武装した7人のイスラム過激主義者が、首都ダッカのレストラン「ホーリ
ー・アーティザン・ベーカリー」を襲撃し、日本人7人を含む28人が死亡した。バングラデ
シュ出身の元立教大学特任教授、倉沢宰氏によれば、この事件後にバングラデシュでは「過
激思想を抑え込む」運動が高まったという。

「あの事件で、バングラデシュ政府や社会の上層部が目を覚ましました。マスコミも含めて
、過激な思想を抑え込んでいこうという一大ムーブメントが起きたのです」(倉沢氏)

無認可のマドラサが急増
 バングラデシュは憲法でイスラム教を国教に指定しつつも、世俗主義(政治や個人の行動
規範が特定の宗教に影響されないこと)の原則を維持している。現政権与党のアワミ連盟も
、宗教活動に対して積極的な関与を行ってこなかった。しかしその結果、イスラム教の不透
明な活動を増やすことになってしまった。中でも顕著だったのは、無認可の「マドラサ」が
増えたことだ。

 マドラサとはイスラム教の教育機関である。バングラデシュにはコーラン(イスラム教の
聖典)を教えながらイスラム教育を施すマドラサが数多くある。

 バングラデシュ出身で東京在住のタハミド・モイヌルさんはマドラサの役割についてこう
語る。「バングラデシュ都市部では、アラビア語でイスラム教の勉強をさせたいと考える親
が子どもをマドラサに通わせています」。

「アリアマドラサ」と呼ばれる政府公認のマドラサは、近代教育の一機関として英語など一
般教育も施し、小学校から大学院までを備えるところもある。また、農村部には貧困層の子
どもや孤児を受け入れるなど、教育機関の空白を埋める役目を負うマドラサもある。

 バングラデシュにおいてそんな社会的使命を帯びるマドラサだが、近年、無認可のマドラ
サが急増した。ダッカの現地紙「ダッカ・トリビューン」(2018年1月16日)によれば、ダ
ッカ市内のわずか8kmにわたる高速道路沿いに68のマドラサが点在し、うち66が無認可のマ
ドラサだという。

 現在、バングラデシュ教育情報統計局のホームページでは、9306校の政府系マドラサ(ア
リアマドラサ)の情報が公開されている。だが個人レベルで運営する無認可のマドラサにつ
いての情報は見当たらず、実態を把握するのが困難だ。

 無認可のマドラサについては、さまざまな問題点が指摘されている。まず、前述のように
政府が全容を把握できていない。また、外国からの不透明な資金の受け皿となっているとい
う指摘もある。海外のイスラム組織や出稼ぎに行ったバングラデシュ人などからの寄付金が
資金源になっているようだが、ダッカ・トリビューン紙は「マドラサは資金源について多く
を語ろうとしない」と報じている。

 さらに、過激な思想を持った教師が“コーランを誤解”したまま子どもに教えるマドラサ
もあるという。今年(2021年)3月、ヒンズー至上主義で知られるインドのモディ首相がバ
ングラデシュを訪問した際に、デモ隊が治安部隊と対立する事件が起きた。デモ隊は、マド
ラサの教師と生徒が組織する新興の圧力団体だった。

社会が適切な形で宗教を取り込む
 政府が公立モスクの拠点「モデルモスク」の建設を進めているのは、バングラデシュの社
会の一部において思想の過激化が見られるという懸念があるためだ。

 バングラデシュは世俗主義国家ではあるが、根底にあるのは「宗教を社会から切り離さな
い」という考え方だ。モデルモスクも、社会が適切な形で宗教を取り込む活動の一環だとい
えるだろう。

 昨年来、バングラデシュもコロナ禍に襲われたが、バングラデシュ人が命をつないだのは
、多くの篤志家による炊き出しだった。イスラム教の教えのひとつに「弱者救済」があるが
、バングラデシュの貧困層が苦しさの中で生きていけるのは、イスラムの教えに忠実な人々
による活動のおかげでもある。

 倉沢氏によると、バングラデシュ政府には、過激な思想を封じ込めようとしながらも、反
対勢力や過激派組織との対立的な構図をつくらないという姿勢があるという。そのための1
つの手段が、モデルモスクの建設と「正しい教え」の普及だ。多くの国際社会がイスラム過
激思想に手をこまねく昨今、バングラデシュの取り組みが成功すれば、国際社会にとって大
きな示唆となるだろう。

 

■COVAXファシリティを通じたバングラデシュ人民共和国に対する
 新型コロナウイルス・ワクチンの供与
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009098.html
 (外務省 2021年7月23日)

 バングラデシュにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与するために、日本からの支援
の一環として、日本国内で製造したワクチン計約300万回分をCOVAXファシリティを通じて供
与します。このうち、第一便として、約25万回分が、7月23日に日本からバングラデシュに
空輸される予定です。

 バングラデシュでは、6月後半以降、新型コロナの新規感染者数が急増しており、また、
同国の新型コロナウイルス・ワクチンの接種率は、人口比で約6.7%程度にとどまっていま
す。こうした中、バングラデシュにとってワクチン接種は喫緊の課題となっています。

 今般のワクチンの供与により、バングラデシュにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄
与することが期待されます。我が国は、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関
係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えです。

[参考]バングラデシュの感染状況
 7月20日現在、バングラデシュにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数
111.7万人、死亡者数1.8万人。6月後半以降変異株の出現等により感染者が急増。新規感染
者は7月以降1万人を超える高水準。ワクチン接種回数は、約1130万回で、接種率は人口比で
約6.7%程度に留まっている。本件ワクチン供与は、同国内でアストラゼネカ製ワクチンの2
回目接種の見通しが立たない者がいるという切迫した状況に応えるもの。

 

■食品工場火災で52人死亡 バングラデシュ
 https://www.afpbb.com/articles/-/3355897
 (AFP通信 2021年7月9日)

 バングラデシュの首都ダッカ近郊の食品工場で8日午後、大規模な火災が発生し、少なく
とも52人が逃げ遅れ、死亡した。警察が9日、発表した。火から逃れるため上階から飛び降
りた従業員もおり、約30人が負傷した。

 火災が起きたのは、工業都市ループゴンジ(Rupganj)にある、麺やフルーツジュース、
菓子などの製造を手掛ける「ハシェム・フード・アンド・ビバレッジ(Hashem Food and 
Beverage)」の6階建ての工場。

 火に包まれた工場前には、取り乱した様子の従業員の親族や避難した従業員が集まった。

 バングラデシュでは、工場や集合住宅で火災が相次いでおり、安全基準が疑問視されてい
る。2019年2月には、薬品が違法に貯蔵されていたダッカのアパートで火災が起き、少なく
とも70人が死亡した。

 火災発生から約24時間たった9日午後になっても、建物は燃え続けていた。

 警察は当初、死者は3人としていたが、消防士らが建物の上階を捜索し、逃げ遅れた被害
者の遺体の収容を開始すると、その数は膨れ上がった。

 捜査官の一人は、負傷者の中には、短時間に火の手が回ったため、上の方の階から飛び降
りた人もいると話した。

 当局は5階と6階の消火活動を行っている。工場の屋上にいた25人が救出された。

 避難した従業員の男性によると、火災が発生した際、工場には数十人いた。「3階の二つ
の非常階段の扉は閉まっていた。同僚は48人が中にいたと言っている。彼らがどうなったの
かは分からない」と話した。

 

■ジュース工場で大規模な火災、52人死亡 バングラデシュ
 https://www.cnn.co.jp/world/35173692.html
 (CNN.co.jp 2021年7月10日)

バングラデシュ・ダッカ(CNN) バングラデシュ首都ダッカの近郊にあるジュース工場
で大規模な火災が発生し、少なくとも52人が死亡した。複数の当局者が9日、明らかにし
た。

消防・民間防衛当局の幹部によると、8日午後、ダッカ東郊ルプガンジにある6階建ての工
場の1階から出火した。

国営バングラデシュ通信(BSS)は、工場内に化学物質やポリエチレンやバターといった
可燃物があったことから火勢が強まり、消火がより困難になったと報じている。

BSSが当局者の話として伝えたところによると、炎でやけどを負った3人が屋根から飛び
降り死亡した。9日に収容された遺体で身元を判別できるものはほとんどなかったという。

ロイター通信によると、工場の各階の面積は約3250平方メートルだが、利用可能な階段
は2つしかなかったと当局者は説明。火の手が階段まで広がる中で多くの労働者が脱出不能
になったほか、階段から屋上に至るドアの一つは施錠されていたという。

建物から25人が救出された。負傷者は工場労働者や従業員を中心に少なくとも50人に上
る。

BSSによると、火災は9日午後までに鎮火された。工場の敷地周辺では行方不明者の親族
が抗議を行う場面が見られた。

ダッカでは2013年、衣料品工場の崩壊で1000人以上が死亡し、工場労働者の安全基
準が問題になっていた。

 


■バングラでゾウ2頭救出 浜辺で立ち往生し騒動に
 https://www.afpbb.com/articles/-/3354334
 (AFP通信 2021年7月1日)

 バングラデシュで、隣国ミャンマーから川を渡ってたどり着き、浜辺で立ち往生して一時
は溺れそうになっていたゾウ2頭が6月30日、内陸の安全な場所へと移された。

 バングラデシュ当局によると、2頭は群れからはぐれた雄と雌で、ミャンマー側から国境
の川を渡ってやって来た。両国にまたがる森林は、絶滅の危機にひんするアジアゾウの数少
ない生息地の一つだが、面積の縮小が続いている。2017年以降、ミャンマー軍の弾圧を逃れ
た少数民族ロヒンギャ(Rohingya)数十万人が暮らす難民キャンプができたことで、ゾウの
移動ルートの一つが失われた。

 海岸沿いの町テクナフ(Teknaf)の住民はAFPに対し、以前ゾウに襲われて亡くなった人
がいたため、おびえた人々がゾウ2頭を浜辺へと追い込んだと語った。大勢の見物人が集ま
る中、餌のない浜辺で4日間を過ごした2頭は、29日にはパニックを起こして海に入り、漁師
らが船やロープを使って岸へ連れ戻す騒ぎとなっていた。

 国際自然保護連合(IUCN)のバングラデシュ支部は、昨年以降、同様の問題が起きたのは
今回が4回目だと説明。「人間とゾウの摩擦を減らす措置を講じていくため、ゾウを監視で
きるよう、両国の対話が必要だ」と指摘した。森林当局によると、同域では昨年以降、少な
くとも7頭の野生ゾウの死骸が見つかっている。

 

■【在宅で取り組むSDGs】ブックオフとNPOが共同実施、
 10人に1人の児童労働を1冊の本から削減!不要品で教育を届ける
 「ホンノ、キモチです。」キャンペーン~親子で学べるSDGs教育イベントも開催~
 https://www.jiji.com/jc/article?k=000000013.000054579&g=prt
 [特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会]

期間:2021年《児童労働撤廃 国際年》~8月31日(火)1.6億人の子どもが働く世界。児童
労働の撲滅へ
新型コロナウイルスが拡大する中、児童労働に従事する子どもの数が20年ぶりに増加したと
国連機関が発表しました。国際協力NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、
不要品の無料集荷を通じて全国の自宅から世界の児童労働問題の削減・防止の支援に参加で
きる「ホンノ、キモチです。」キャンペーンを、 8月31日(火)までブックオフコーポレー
ション株式会社と共同実施しています。

コロナ禍の学校閉鎖など、2億人の児童労働リスク。教育格差で女子が危機
ユニセフと国際労働機関の最新発表*では、全世界の児童労働数は2000年の推計開始以来、
20年ぶりに増加に転じ、1億6,000万人に達しました。国連が2025年までの児童労撲滅を掲げ
る一方で、コロナ禍の不況や学校閉鎖などで状況が悪化。近年減少していた児童労働数は、
各国の政府が対策を講じなかった場合、2022年末までに2億人を超えると警鐘を鳴らしてい
ます。
SDGsの拡大を背景に、消費者に身近な農産物やレアメタルなど産業への影響が大きい特定分
野では一部児童労働への注目が集まっている一方で、家事使用人など閉鎖空間内の児童労働
問題には社会の監視の目が行き届いていません。コロナ禍で失業・収入減した家庭が子ども
を働きに出さざるを得ない状況が発生し、特に男女間の差別・教育格差がある国では女の子
のリスクが高まっています。
※出典 国際労働機関: 
https://www.ilo.org/tokyo/areas-of-work/child-labour/WCMS_802422/lang--ja/index.htm
ユニセフ:https://www.unicef.or.jp/news/2021/0119.html
【全国の自宅から】読み終えた本など不要品で、教育を届ける取り組みを開始。
「ホンノ、キモチです。」キャンペーンは、家にある書籍などをブックオフが買い取り、そ
の全額がシャプラニールの児童労働防止の支援活動の資金として活用されます。ブックオフ
のモノで寄付・社会貢献できる買取寄付型サービス「キモチと。」を利用し無料で集荷する
ため、誰もが自宅から安心して参加できる取り組みです。世界の子どもの10人に1人が従事
する児童労働の削減を目指し、不要になった物品を教育などの支援に変えて、日本からの支
援のキモチと共に家事使用人の多いバングラデシュなどに届けます* 。例えば本10冊が途上
国の子どもへの授業1回分の寄付に相当します。

本・コミック以外にもCD・DVD、断捨離の難しいおもちゃなども対象です。ゲームソフト20
本がミシン研修1カ月分に相当するなど、縫製産業が盛んな現地の将来の仕事のスキル・選
択肢に繋がります。近年普及するフリマアプリで購入者が見つからない方、スマートフォン
アプリの利用が困難な方も気軽に参加できます。 ※ 寄付は管理費など活動全体にも使用
されます。
親子で児童労働とSDGsについて学ぶ、夏休みイベントも実施
日本国内への児童労働問題の啓発に向けて、 SDGsと児童労働の関りについて学べるイベン
トを夏休みに開催します。バングラデシュの生活や文化も含めてゼロから学べるため、親子
で楽しみながら参加できます。
◆ゼロから学ぶ!バングラデシュってどんな国?~児童労働とSDGs~◆
・日程:2021年8月7日(土)13:00~14:00
・詳細:https://www.shaplaneer.org/news/events/210618_gwdsdgs/
また、SNS上で「#ホンノキモチです」をつけて「寄付する本の写真」&「寄付へのキモチ」
を投稿するハッシュタグキャンペーンに参加投稿いただいた方、計20組をイベントにご招待
します。今後も現地と国内における学びの循環と、参加者のご支援のキモチが循環する活動
を進めていきます。
コロナ禍でリスクが高まる児童労働からの解放へ。バングラデシュの少女たちに教育を

バングラデシュで家事使用人として働く少女は、国際労働機関の推計で30万人以上とされて
います。外から目が届かない家の中で一日中仕事し学校にも行けず、食品・工業品のような
業界団体が存在せず、サプライチェーンの監視が働かず、児童労働の中でも改善が進まない
状況となっています。また、コロナ禍のロックダウンが続き、雇い主が家にいる時間が増え
たることで、家事使用人の仕事が増えたり、暴力を受けるリスクが高まっています。
シャプラニールは、基本的な読み書きや計算・保健衛生などの教育だけでなく、火や包丁な
ど料理に伴う危険とミスを理由とした雇い主の暴力防止に繋がる家事習得支援や、アパレル
・縫製産業が盛んなバングラデシュ国内の将来の就職選択肢を広げるためのミシン研修など
職業訓練を実施。少女の親や雇用主、地域住民への意識啓発、行政への政策提言なども行い
児童労働のない社会を目指して活動しています。
【捨てない断捨離で、子どもを支援】ブックオフと連携、不要品による寄付支援活動とSDGs
の取り組みを強化
シャプラニールは、日本で初めてフェアトレードを本格的に開始したNPOとして、誰もが気
軽に負担なく参加できる国際協力の一環としてモノを捨てずに誰かのために再活用する「ス
テナイ生活」プログラムを2000年から実施。貧困や差別、児童労働の撲滅の他、教育の提供
などに取り組んでいます。

今回は、国連で全会一致で採択された「児童労働撤廃国際年」である2021年、及びコロナ禍
で増大する児童労働の防止強化に向けて共同で取り組みを実施しています。期間中の買取金
額を10%増加し全額を寄付として活用し、支援活動とSDGsの取り組みを強化します。本・コ
ミックの他、CD、DVD・Bru-ray、ゲーム(本体・ソフト)も対象となります。
「ホンノ、キモチです。」キャンペーン概要
◆受付期間:2021年6月12日(土)~2021年8月31日(火)

◆参加・寄付の方法:
 1.対象物品の本・コミック等をまとめる
 2.段ボール箱などに梱包する
 3.キャンペーンサイトより「無料集荷の申し込み」で完了
◆対象物品:本・コミック、CD・DVD、ゲーム類、おもちゃ、フィギュアなど
 ※買取金額の10%増加対象は、本・コミック、CD・DVD・Bru-ray、ゲーム(本体・ソフト
)に限る。
◆キャンペーン詳細URL、申込フォーム: 
https://www.shaplaneer.org/sutenai/book_cam2021/
 ※電話申込も受付可能です。
 シャプラニール東京事務所 03-3202-7863 (受付時間:火~土曜 10:00~18:00 )
シャプラニールについて~支援を受けられない「取り残された人々、課題」にアプローチ~
“すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会”を目指す国際協力NGO

 

■ストレッチャーに取り付ける簡易型クリーンドームが登場 患者搬送時の感染を防止
 https://www.sankeibiz.jp/business/news/210708/bsc2107081434006-n1.htm
 (SankeiBiz 2021年7月8日)

 首都圏を中心に、新型コロナウイルスの感染再拡大が鮮明となる中、患者搬送時の2次感
染を防ぐ簡易型クリーンドームがお目見えした。患者を搬送するストレッチャーなどに取り
付けることで、患者からの飛沫(ひまつ)が飛び散るのを防止する。「HAPPY BIR
D(ハッピーバード)」という商品名で、救急医療システムを手掛けるバーズ・ビュー(東
京都文京区)が販売しており、国内の医療機関などのほか、インド、マレーシア、ザンビア
、バングラデシュへの輸出も検討している。
 ハッピーバードは、ロボット技術開発のeロボティクス(福島県南相馬市)が、鳥取大発
ベンチャーのメディビート(鳥取県米子市)などと開発した。

 段ボールと透明なシートでできたカバー(ドーム)で患者を覆い、別売の排気ユニットに
よってドーム内の気圧を低く保つことでウイルスの飛散を防ぐ。ドーム内の空気はHEPA
フィルターを通して排出するため、搬送時や検査時の感染を防ぐことができる。価格は1万
6500円。排気ユニットはオープン価格。

 eロボティクスは患者を覆うドーム部分を再利用するタイプのクリーンドームを開発、救
急外来のある医療機関や、各地の消防本部などに納入した実績を持つ。ただ、除菌作業を行
う際の感染リスクに課題があり、使い捨てできる安価な製品を求める声が出ていた。このた
め、使い捨て医療機器のノウハウを持つメディビートのほか、福島医大や鳥取大医学部など
と開発を進め、商品化した。

 販売を担当するバーズ・ビューでは「コロナ感染の疑いがある患者の一時的な隔離システ
ムとして使用してもらえたら」と話している。


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