無断駐輪

昨日の開館日に、当館のご近所の奥さんが見えられ、「お宅の駐輪場は、どなたかにお貸ししているのですか？」と質問を受けました。
当館の玄関脇には、自転車が10台程度は停車できる屋根付きの駐輪場があるのですが、最近、この一画に夕方から朝まで子供用の自転車を含めて3台の自転車が止めてあるとのことです。
「誰かに貸していることはない」とお答えしたところ、最近、近所のマンションに引っ越してきた人だと思うが、夜になるとここに自転車を止めに来て、朝になると自転車で出かけるのだそうです。
駐輪場の柱を傷つけられるといった実害があるわけではないので、「別に構いませんが･･･。」と答えたのですが、その奥さんから「「無断駐輪お断り」の張り紙をした方が良い」と勧められました。

ご近所の方たちにすれば、他人の敷地に堂々と自転車を止めるような輩（やから）が、近所に住んでいるだけで、不安に感じることは十分に理解できます。
当たり前のルールを守らない人物が近所に住んでいると、最初は不法駐輪、そのうちにゴミ出しのルールも守らなくなり、あれこれのご近所トラブルに発展し、うっかり注意でもしようものなら逆切れされて、思わぬ事件にもなりかねません。
そう考えて、奥さんのアドバイスに従って、「無断駐輪厳禁」の張り紙をしました。
開館日以外はほとんど訪れないため、思わぬことでご近所にご迷惑やご心配をおかけしているかもしれませんから、これからは時々、夜間に見回りに行こうと思っています。

ところで、不法駐輪をしているこの家族は、毎朝家族そろって自転車で出かけて、夕方には揃って帰宅する生活をしているのでしょうか？自転車で出かけない時には、どこに駐輪しているのでしょうか。考えただけでも不思議な家族です。