あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

消防署からの連絡

2017年08月05日 | 館長のひとり言
1ヵ月ほど前、外出から帰ってくると、突然電話が鳴りました。出てみると、当館を所管する足立区の消防署の担当者からでした。
以前にも書いたことがありますが、当館には不特定多数(実は少数!)の来館者が出入りしますので、館長も乙種防火管理者の資格を取得し、消防法で定められた設備を完備する必要があり、半年に一度は消防署に通知して避難訓練を行うことなどが義務付けられています。
非常ベルや非常口の表示、消火器の設置と点検、開館日ごとの防火点検表のチェックなどは、小まめに行っているのですが、館長一人で運営していますので、避難訓練、消火訓練などは今まで一度も行ったことがなく、消防署への事前報告などもこの4年半の間、一度もしたことはありませんでした。いつか消防署から、何らかの「指導」があるのではないかと少々心配をしていたのですが、立ち入り検査(?)のようなものをしたいとの用件でした。
あいにく、指定された日時が都合が悪かったので、開館日の水曜日の午前中に、とお願いしたところ「検討します」とのことで電話を終えました。
その後、連絡がないままなのですが(留守にしていただけかもしれません)、先日、消防署の委託会社から防火防災管理業務に関するアンケート用紙とともに、訓練の際に消防署に事前提出する「自衛消防訓練通知書」が送付されてきました。

当館のようにたった一人で運営しているような施設で、どうやって避難訓練を行うのか、消火訓練などは具体的にどのように行うのか、など、疑問だらけです。たった一人で「火事です、避難して下さい」と叫んで、逃げ出すだけでよいのでしょうか?庭先に火を焚いて、消火器で消火すればよいのでしょうか?

そんな疑問などを書いて、とりあえずアンケートを返送しました。
一度、消防署の方と詳しく話をしたいと思っているのですが、こういう防火管理者の制度も、具体的な方法などについて丁寧な説明や指導があってこそ意味があるのではないかと思っています。