あだち蒸気機関車館

5インチライブスチーム模型や蒸気機関車に関する資料などを保存、展示する私設博物館

ライブスチームの紹介(4)

2015年12月24日 | 展示品のご紹介
今日は、ドイツのコッペル社製のC型タンク機関車を紹介します。
木曽森林鉄道で、材木の運搬などに活躍した機関車です。
以前に実家に帰省した際に、明るい緑色に塗装されたKoppelが2台置いてありましたので、父は、Koppelを2台製作したようで、そのうち1台を当館に展示しています。



隣には、以前に紹介した緑色の坊っちゃん機関車が展示してありますから、緑色ではなく、ちょっと違った色の機関車が良いと思っていたのですが、再塗装をする際に、たまたま、オレンジ色の塗料が余っていたとのことで、現在のオレンジ色に塗装し直された機関車が当館に届けられました。
坊っちゃん機関車はドイツのクラウス社製、この機関車はドイツのコッペル社製で、いずれもドイツ製の機関車で形が大変似ています。動輪の数が違うとはいうものの、両方ともタンク機関車で、素人が見ても、あまり違いがわかりません。
もし、同じ色に塗装されていたら、来館者が見ても、あまり面白くないのではないかと思いますが、幸い色違いになったので、並べて展示した時に、何となく展示室の雰囲気も明るくなりました。

ところで、この機関車には、「2000年、No.16」と記載されたプレートが張られていますので、父が製作した16台目の機関車模型のようです。
この16台という台数には、ライブスチームだけでなく、トーマスなどのバッテリーカーも含まれていると思いますが、よくこんなに製作したものだと、館長もちょっと驚いています。
ちなみに、父は幸いにも健在で、今もコツコツと新しいライブスチームを製作していますので、半世紀の間に、優に20台以上を製作したことになります。
親戚や地元のライブスチームマニアに譲ったものも多く、地元のミニSLの運転会などで活躍しているようです。

蒸気機関車の図柄の乗車券

2015年12月24日 | 展示品のご紹介
最近は、鉄道ファンというと乗り鉄、撮り鉄などという言葉を思い浮かべますが、以前からあるのが、切符の収集でしょう。私の知り合いにも昔の切符(いわゆる硬券)を集めている人がいて、集めた枚数を尋ねたら、何と2万枚以上持っているというから驚きです。廃線になった路線の駅名が入った切符、古い時代の切符など、珍しいものもたくさん所有しているのでしょう。これだけのコレクションがあれば、立派な切符の博物館ができそうです。
その他にも、鉄道の切符といえば、記念乗車券を収集している人も多いはずです。
以前に、つくばエクスプレスが開通した時に、秋葉原駅に着いたら、1階から地下3階までずっと行列が続いているので何だろうと思ったら、記念乗車券を買い求めるための行列でした。まだまだ根強いファンがいるんですね。
当館では、蒸気機関車の図柄の記念乗車券を展示しています。
誰も気づく人はいませんが、時々、展示を入れ替えています。
岡山の片上鉄道(同和鉱業)が発行した機関車が描かれた銅板の記念乗車券など、ちょっと変わった乗車券、急行券などを展示しています。



これからも面白い乗車券があったら、入手して展示しようと思っています。
蒸気機関車や鉄道に興味のある子どもたちが、こういう展示を見て、興味を持ってくれれば幸いです。