神楽

暇人です、文字ウチ書き間違え多、読み返すと内容変わるから読み返さない、読み方は皆様に甘えさせて頂きます。

クロス6 [動きだした現実・2]

2023-07-31 14:10:00 | 短長編小説

・・・・・その日

セガール博士達の元から姿を消したクリスは母星での出来事に思い悩んでいた


アレが現れたのは奇しくもクリスが深い眠りの中に入り込んでいた時だった

眠りの中で僅かな違和感を察して目覚めたが
アレが母星に近付く寸前ほんの一瞬の遅れによりシールドが破壊された!!
そんな自分が許せずにいたからだ!!

数秒・の・・・出来事だった
今まで1度たりとも過失を起こした事は無い!
なのに・・・瞬時に感じた違和感アレは・・・同族だ!!

しかも自分と同じ王族だ!!
記憶をたどり今から約5000年以上前の前王の時代に王族で有りながら人間に不正を働いた者が居た
結果その人間から異端児が生れた

それを考えてクリスは脳に蓄積された全ての過去をサカノボリ探し続けていた

たどり着いた先でモートンの中に入り込んだ異端者を見つけた・・・
だがその時クリスが存在した異空間には存在が感じられずに居た

なのにアノ時異空間を突き破り奴が現れた!
ーーーーーーーーーーーーーー
自分の中に有る・・・ジェノバ・マイナス・マイナベータ
[Jmmβ]

もっとも危険な遺伝子・・・
5000年前に封印されたモノだ!なのに何故!!
幾ら考えても人為的に奴は解き放たれたとしか思え無い・・・・

誰かが今から約150年前に封印を解いた!!

Jmmβ遺伝子の封印は余程の能力者だ!
つまり王族以外の者には絶対解けない封印だ!!
いったい誰が!!

だがあの時考えがマトマル前に突然
地上から民達の叫び声が聞こえてきた・・・

俺は全ての能力を研ぎ澄まし
民達を助けるべき全ての街の時間を止め宇宙空間へ放った

ーーーーーーーーーーー現在へ
その時地上では全ての作業を済ませ
子供達が民達を無事に地上へ降下させた様だ

それと同時に役目を果たした我が子達の声が聞こえてきた
ーーーーーーーーーー

エミリオ(次男)
「おい!、★あんたの家族は?」

★「両親と妹が居た、でも私の家はドームの外だし、殺られてた・・・だろうな」

エミリオ
「悪い、1番嫌な事きいた・・・ゴメン!」

★「別に・・・・」

エミリオ
「泣きたい時は泣け!!、消える事の無い記憶の中で苦しむより泣いた方が良い、俺達のクソおやじのセリフ!」

★「(笑)そうだな、でも今は早くワクチンを作る事に専念する、助けられる命が有るんだ!、(笑)だから今はまだ・・泣けない・・かな」

エミリオ
「本ッ当ゴメン!!、そしてありがとう(笑)」

★「いいや別に気にするな、ところで質問して良いかな、すっごく気に成るんだけど!!、教えてほしい?」

エミリオ
「あっアハハ・ハハハハ(爆笑)」

★「エミリオ君??!、まだ何も・・・💡もしかして・他人の心が読める!!(汗)」

エミリオは笑いながら顔を縦に
「ワリイっ!ゴメン、本当にゴメン(笑)」

★「凄いね(笑顔)、やっぱりspなんだよね、普通に話してるとツイ忘れるけど、フムフム、便利だよね(笑)、君達は家族間では・え~ッとテレパシーで会話するとか(笑顔)」

エミリオ
「う~ん違う、クソおやじは、コノ星の全ての人の心が見えるけど、だからってそんな卑劣な事は絶対しない、必要に応じて使っては居るけど、例えば災害とかそんな事には、国民は政府から全員の携帯に送られてると思ってたけど!(笑)」

★「成る程!!、ソレはアリキだよ、いち早く避難出来るし!、凄い事だよ!、君達は私達には計り知れない能力が有るんだね、本当に凄い!!、ウンウン(笑顔)」

エミリオ
「そうだな、でも俺達の力も制御されてる、言葉は大切なモノだから言葉を使いなさい!!、って言われてる」

★はエミリオを食い入る様に見て
「クリス君とティアさんは・・・何歳ですか!!」

エミリオ
「フフッ、何歳だと思う?!」

★「見た目わァ~、14・5才!!、でも君達はふたりの子供達?・・・全ッ然!解りません??!!、教えて!!お願い~~~」

するとふたりの会話を聞いて
周りに居た◆▲●も集まってきた
全員「ティアさんは何歳!!」

エミリオ!!
「成る程お目当ては、母さんですか~(笑顔)、知りたいねェ~でも普通は、女性の年齢聞くのは失礼な事なんだろ?!」

全員「確かに!!、でも知りたい!!」

エミリオ
「あァ~~~実は!」
全員「実は!!?」

エミリオ
「俺達も~~~」
全員「俺達も~~~~??!」

エミリオ
「知らない!!(大声で!)」

全員「知らない??!、何で!子供でしょ~~~!!」

エミリオ
「マジ知らないんだよね、後あんた達が想像してるような事は、アリエナイから、俺達はクソおやじと母さんの遺伝子で、試験管の中で生まれたから」

全員「えェ〰️事実ですか!?」

エミリオ
「マジっす!!、しかもそれぞれが持つ最大能力も知らない、でも兄弟みんなの、それぞれの得意分野は全員違う、後試験管ベビーだけど、俺達は全員クソおやじと母さんに完璧に守られてるし愛されてる!自覚も有る!!、ソレだけは誰にも譲れない真実、今コノ瞬間もクソおやじと母さんの気配はハッキリ解るから、クソおやじ・クソおやじ・クソおやじ~~~!!?」

バババ・バ~ン弾けた音で
エミリオがぶっ飛んだ!!
が空中で何かにキャッチされ
ゆっくり降ろされた

みんなは・・・ポカーン??
「えェ〰️ッと、今のはティアさんが助けて、受け止めたって事?!かな~~~大丈夫??」

エミリオ
「痛ーーいッ!、母さんゴメンなさ~~~い、(頭さすりながら)逆だから!!、ぶっ飛ばしたのは母さんでキャッチしてくれたのは、クソおやじ!!、おやじは余程の事が無い限り、怒ったりしないから、でも母さん~おもクソ半端なく怒る!!」

全員「・・・・・・(無言)」

★「・・・成る程~どこの家も同じなんですね~~~」

全員・・・ティアさんには絶対年齢を聞かないと硬く決めた
ので有った!!!!

ーーーーーーーーーー
ピンポンパン〜〜〜音がきこえた
全員なんだ?!!
「お呼び出しを申しあげます、★教授、エントランスにご家族様がお見えです、至急おいで下さい」

★「えッ!!、家族って!!」

エミリオ
「クソおやじの仕業だろうな」

★「えッ!!、でも家族は・・・」

エミリオ
「行って確かめてきたら、クソおやじが150年前から首都に家ごとタイムワープさせた(笑)、早く行けって!!」

★「あァ~アア、行って・くる・・・?!!」

エミリオ
「あんた達の家族もいるよ絶対!!、電話とかしてみたら」

◆●▲ビックリしながらも皆は家族に・・・電話した!!

ーーーーーーーーーー
箱舟を宇宙空間からかつて街が有ったであろう場所に箱舟を配置してから何週間経ったろうか

ロバートがセガール博士を初めドームに存在する人達を集め話し始めた
「お父様からの伝言です!、各村に居る人達を調べ、ウイルスに侵されている人達を排除してから記憶を塗り替え世界を変える?!と聞きました」

セガール博士を含む4人の学者達はロバートから話しを聞いても
一体どの様な状態に変わるのかまったく把握できずにいた

だがクリスが世界を助けてくれるのだと理解せざる終えない事が次々に起こり始めた
そしてそれは
ーーーこう言う事だと理解した

電話が鳴る・・・・「◆!!、あッ!・・・はい・・」

◆母「もしもし、◆あなたいつ戻るの?!、まだ戻れないなら母さんが、着替えもって行こうか!!、◆聴いてる!?、◆もしもしどうかした?!、仕事のやりすぎで母さんの声も忘れる程バカに成ったの~?!」

◆「かあ・さ・ん・・・」
◆母「何?!、◆本当に大丈夫なの!!」

◆「うん、ごめん、まだ帰れないから・・・お願い・(声を詰まらせ)・・・(涙)、あッ!お弁当も良いかな・・・」

◆母「いつものコロッケで良い?」

◆「あッうん、後・・・」
◆母「卵焼きとおにぎりでしょ、後適当に作るけど、ソレで良い!」

◆「うん、母さん、ありがとう(笑)」
◆母「今からコロッケ作るから、仕事頑張ってね(笑)」

◆「涙ッて・・・ショッパイんだな~、ありがとうクリス君」

▲◆●★
各々の思いが有り
全てを犠牲にした

失ったモノの大きさは
人それぞれに違うが

大切なモノを失っても
研究に専念した者達へ

クリスが贈った大切な命だった
ーーーーーーーーーー

エミリオ
「★お母さんに会えた!?」

★「妹も一瞬に来てた、本当にありがとう、エミリオ(笑顔)」

エミリオ
「俺は何もしてない、全てクソおやじがした事だし」

その時だったその場に居た皆が見たあどけない表情のエミリオの顔が一瞬で
★「エミリオ(真顔)、どうかした!!」

エミリオ
「・・・ゴメン、俺行くから!!、また!!」
明らかに変わった!!

ソコに居た者達にも伝わった
エミリオの真剣な顔!!

何かが起きたのだと悟った
だが私達は彼らの思いの為に

そして星の命の為にワクチンを作り続ける他何も出来ないと悟った!!

ーーーーーーーーーー
エミリオが感じたモノとは・・・
「ロバート!!、どこ!!、オヤジ~~~!、俺を運んでくれ!!」

クリス
「落ち着けエミリオ!!、シールドは張ってある、今は大丈夫だ!!」

エミリオ
「大丈夫じゃ無い!!、ロバートが苦しんでる!!」

クリス
「解ってる、ティアが合流した、だから大丈夫だ!!」

エミリオ
「~~~嫌だ!!」

クリス登場
「エミリオ、良く見ろ!!」
同時にティアから言葉が流れた

ティア
「エミリオ、ロバートは大丈夫だから、あなたは研究所へ戻りなさい!!!」

エミリオ
「嫌だ!!嫌だ!!嫌だ!!」

子供達は全員それぞれの気を補っている
特にエミリオは敏感に反応する

クリスはエミリオの能力を
他の兄妹より強く制御している
そうしなければエミリオ自身が消える!!
エミリオのsp値は他の兄弟よりも強い力が有るからだ!

クリス
「エミリオ!落ち着け!!、ティア、ロバートを」

ティア
「ロバート!、エミリオをお願い返事をしてあげて」

ロバート
「エミリオ、私は無事です、だから父さんの言う通りにして下さい」

エミリオ
「ロバート・・・傷は!!」

ロバート
「大丈夫です、母さんに治してもらった、もう少し科学棟で遊んでいて下さい、必ず見た事を細部まで精密に脳裏に焼き付けて下さい、私達にも必要な事です、お願いします!」

エミリオ
「解った、父さんゴメン!」

クリス
「解ってくれたなら、ロバートの言う通り、ワクチンの作り方を学ぶ様に、ロバートが望んだ事だろ、学んで来なかったらロバートにどれだけ皮肉を言われるか・・・・」

エミリオ
「うッ!!、帰る!!」
エミリオは異空間から現実世界に戻った

ーーーーーーーーーー
クリス
「ティア、後は頼む!!」

ティア
「クリス、こちらは大丈夫だから安心して、・・・戻るのでしょアソコに、無理しないで、あなたが居なくなると皆不安に成るから」

クリス
「ティア、ゴメン!!」
クリスはそのまま消えた!

行き先は・・・・・
・・・ふるさと・・・

ーーーーーーーーーー続く~~~



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