静岡県の遠州掛川らーめん好きずら?

主に遠州・掛川で食べ歩いてるらーめんの紹介です。

麺や 青雲志1

2013年01月27日 | 三重

以前から行きたかったお店。

 

東海地区でも、なかなか行く機会がない三重で、さらに遠い松阪市。

友人たちと、ようやく行くことができました。

途中、雪がちらつきましたが、松阪は比較的暖かいので一安心。

(このあたりにあるはず)と思ったら目の前でした

 

比較的新しいお店ですね。

ただ名前は遠く静岡県にも聞こえてきます。

 

駐車場が少ないのですが、なんとかお店の前に駐めることができました。

1時間前と結構早く着いたつもりが、すでに何人か並んでいます。

いやあ、さすがですね

いろいろ書いてありますが、こちらの店は住宅街の入り口になり、マナーの悪いお客さんもいるようです。

ただ、こういうことは書いてありますが、メニューも貼っておいて欲しいな

窓から中が見えたので、のぞき込んで、メニューをいろいろと眺めます。

前評判で、「買い方が難しいお店」とのことでしたが、まさにそんな感じのようです。

 

しばらくそのまま待っていると、どこからかどんどんお客さんが沸いてきます。

一体どこに車を駐めてくるのでしょう。

開店前には長蛇の列

いや、すごいお店ですね。

 

開店時間になり、空きました。

残念ながら全員が一度に座ることはできませんでしたね。

まあ、ここ何がすごいかってメニューが多いんです。

こんな張り紙があるんですが、後ろからどんどんお客さんも来るし、じっくり見ていることもできません。

あらかじめ決めておく必要があります。

限定はあっさり草食系が多く、つけめんはこってり肉食系のようですね。

こういうメニューを外にも出しておいて欲しいですね。

 

で、限定がまた多くて

 

限定はなんと1食のものから。

限定1食ってなんでしょうか

このホワイトボードに書いてあり、親父さんが段々と消していくシステム。

サンマや焼鰺まであったのは後で知りました。

 

ここにもメニューの紹介が書いてありますが、正直ゆっくり見ている時間はありません。

後で、「ああ、そうだったのか。」という感じ。

まさに予習が必要なお店ですね

 

買い方がこれまた難しい。

最初はこんなに限定を出すことを想定してなかったのではないでしょうか。

ノーマルな塩がないんですよねえ。

限定を買うときはこのチケットと、これを買ってください、と親父さんから説明があります。

100円、150円、200円のいずれかを買い足す感じでしょうか。

正直、説明を聞かないととても分かりませんね

ほとんどの人が親父さんの説明を聞きながら買っていましたが、途中、ご主人から

「お父さん、説明は俺がするから、こっちをやって」とイライラした声が聞こえてきました。

なんだかなあ

 

ご主人は若い感じの方です。

もう一人いるのはお母さんのようですね。

お父さんの方は、結構おしゃべり好きで、こういう商売にもあってそうですが、お母さんの方はおとなしそうで、なんか辛そうな顔をして仕事していました。

見ていてせつなくなるので、早くお母さんの代わりの人を入れて欲しいですね。

 

で、席に座り、カウンターへ。

すべてカウンター席で、後ろにも椅子があり待つスペースになっています。

いろいろとこだわりのものも。

調理場も横に長い導線で、ご主人はあっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

いろいろ想定外なんでしょうね

調理時間を短くするためにあらかじめ丼を仕込んであります。

その数80位でしょうか。

 

上を見上げるとこちらが。

一部ですが、ショップカードが貼ってあります。

ご主人は元ラオタだそうで、あちこちのラーメン店を食べ歩いたそうです。

真ん中には県内の「才蔵」がありますね

その他の静岡県の店は見あたりませんでした。

 

天井には青空が。

まさに青雲志ですね。

 

一杯を作る時間も書かれている時間より長いです。

だいぶ待ちましたが来ました。

まずはこちらが。

牡蛎特製正油らぁ麺 880円+100円

こちらのラーメンはかけスタイルなんです。

 

で、こちらにもあるように普通のラーメンだとチャーシュー、味玉がつかないので特製に。

書いてあるように原価が高いんでしょうね。

初めてのお店で限定にしてしまいましたが、この先いつ来れるか分からないですからねえ。

本当は普通の塩を食べたかったんですが、無かったのです

 

で、こちらのかけラーメン。

スープを飲んでビックリの味です

塩分濃度がものすごく低いです。

タレをぎりぎりまで落としてスープで勝負という感じでしょうか。

それでいて意外と表面を覆う油が多いですね。

 

牡蛎の入ったスープは、非常に上品な味わい。

野趣あふれる味を想像しましたが、懐石料理のようなスープになっています。

じわっと上品ですね。

しかし、今までで一番タレが少ないラーメンかも

基本、薄味が好きなのでストライクです

 

すこのごいスープに合わせるのは中細の自家製麺。

旨い麺で小麦感もありますが、こちらはスープほど特徴は感じられませんでした。

そういう麺にしているんでしょうね。

 

で、こちらが後から来た具。

具は別皿でメンマ、ねぎ、味玉、チャーシュー、海苔。

具の下にはスープが入っています。

メンマは甘めの味付けなのが独特な感じ。

チャーシューがすごいなあと思わせる顔

 

ちょっとレアっぽく大判のチャーシュー。

食べてみるとこれが意外でしょっぱいんです

スープを薄くしてある分、具の味付けを濃くしてあるんでしょうか。

それともたまたまなのかな。

 

で、こちらの具をラーメンに入れてはいけないそうで。

楽しむならスープをこの具にかけて食べるようにしてほしいとのことでした。

なんか不思議な食べ方ですが、それだけスープにこだわりがあるんですね

スープがとにかく美味しく、スルッと完食

しかしすごいですねえ。

 

途中、ご主人が変わったことをしていました。

エスプーマを使って仕上げていたものがあります。

どうも、それが新年の限定裏メニューで、さざえのつけ麺だったようですね

並んでいるときに話題になっていたもので、常連さん用のメニューなんですね。

この日も前の方と後ろの方にいたオーラが出ている方が頼んでいました。

 

たまたまその買い方を聞いてきて、それを買ったカップルが居たのですが、親父さんがご主人に注意されていました。

結果、注文を変更することになっていまいたしたが、こういうことで。

ご主人から、「この限定は貴重な食材を使っていて、数が作れず、採算も全く合わない限定なんです。ですので、感謝を込めて、いつも来てくれている常連さんしか注文できないようにしています。そういう訳ですみません。」

とのことでした。

言うことも分かるし、マニア心をくすぐるやり方なんですけどね

 

 

本日の一言

「あ、もちろんもう一杯です(笑)」



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