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「バルトの楽園」

2006-06-28 | 映画
楽園=がくえん と読む。
史実に基づく映画です。

昔の日本人の「貧しいけれど心は豊か」なところが良かったな。
第一次世界大戦で捕虜になったドイツ兵と徳島 坂東の人たちとの交流を描いている。
明治維新で敗れた会津藩士の息子で、命を賭けて戦った捕虜に尊敬の念を持って接する松江収容所所長が松平健。
捕虜であっても人間としての尊厳を認め、人として接する姿はかなり感動だった。
今から90年以上も前の片田舎の人たちが貧しくても人に対して優しく生きていたのです。
映画としては作り過ぎず、淡々と物語が進んで行きます。
ドイツ人の父を持つ娘「しお」が青い目だったのがちょっとね・・。
ただ「しお」はとてもけな気で物凄く!!可愛かった。

音楽シーンは、カラヤン指揮の「第九」を使用していたので聞き応えがありました。

「人として尊厳を認める」そのことがいかに難しく、またそのことで強くなれる!
人の値打ちは敗者になった時、どの様に生きるかで決まるのかな?

勝者は敗者の尊厳を守れ!?
つまり、誰しも敗者になる可能性があり、勝者のままでいられる保証はない。
と言うこと。

久しぶりに?涙ボロボロの映画でした。


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