「北の零年」を観て。

先ず、制作費が莫大になった割には、デティールが甘い。
「何でやねん！？」って突っ込み入れたくなった。
史実に忠実に描くのか、それともデフォルメして描くのか、
中途半端な気がした。
壮大なスケールの映画！と言う触れ込みだが、そうでもない。
冬の北海道の寒さは感じるのに、俳優達は感じてない気がした。
温暖な？淡路から入植したとは思えない強さ！！（爆）
ミュージカル？と思わせる演出で、最後のシーンは鍬をもって踊り出さないか心配した。
３時間の長い映画だが、無駄なシーンもたくさんあった。
作り過ぎるのは観る側としたら興ざめする。

かなり酷評だけど、「お金をかける！」という事と、「見応えがある映画」は正比例しない。
感動的なシーンもあったけど、茶髪の若者はどうも・・・いただけない。
明治初期の時代考証をもっと忠実にして欲しかった。