遠野取材の翌日、ベアレン祭りに行った。
オクトーバーフェストと言いながら、実際はセプテンバーである。何しろ10月になっちゃうと、盛岡は外でビールという気候ではなくなってしまうからねぇ。
そんなベアレンビールは今年で20周年だそうだ。最初ドイツのマイスターを招いて5人で始まった小さなクラフトビールのブルワリーが、今や全国でも有数の出荷量と知名度を誇っている。
この、オクトーバーフェストも、恐らく一番最初の頃から行っている。運営も手探りだったので、最初の頃はいろいろと混乱があったような気がする。何しろトイレが少なかった。裏手のレンガ造りのアパートのトイレを開放していたのだが、結構行列が出来ていたと思う。そんな時代もあったのだが、今は日ごとの入場者数もトイレの数も、座席数も大きな混乱なく運営されている。
当初、おつまみは持ち込みだけだったのだが、今は出店もあり、手ぶらでも満足出来る。とはいえ、ウチは長年の習慣みたいなもので、おつまみをいくつか作って出かけるのだが。 自宅から北山の工場まで、歩いて20分くらい。去年はうっかりチケットを忘れて4号線まで歩いた後、戻って自転車で行った覚えがある。
オクトーバーフェストはオリジナルジョッキ付きなので、毎年のようにジョッキが増えている。コレクターではないが、捨てることもない。当然たまっていく。カミさんと2人で行ったりするもんだから、家にはベアレンのジョッキが20個くらいある。全部揃ってるわけでもないからアイテムとしては中途半端なのである。そしてきっとこれからもジョッキが増えていくのだろう。ああ、どうしよう。
前回行ったときは、本宮あたりから来ている若いカップルと隣り合わせになり、酔いが回る頃には何となくお話ししたりしていた。大体ここに来ると、知らない人と喋ったり、知り合いに会ったり、ということが当たり前のようにある。それがまた面白かったりするのである。
今年は・・・啄木記念館館長のMさんと、そのお友だちのOさんに会った。おつまみをシェアしたりして、楽しく飲んだくれた。