もう一週間くらい前のことだが、盛劇にスズメがいた。それも夜に。
架空の劇団では現在、次回公演「風流怪談坊主めくり」の稽古が始まっているのだが、これはその稽古の最中というか休憩時間のこと。
トイレに行こうと、3階視聴覚室からトイレに行こうとして廊下を歩いていたところ
「チュンチュンチュチュチュン!」と、慌てた様子のスズメの鳴き声が聞こえるのである。見れば、ぱたたたっと羽ばたき、壁と天井に阻まれ、床に落下し、それでも「チュンチュンチュチュチュン」いいながら、逃げようとしているのである。
時間は夜の八時半過ぎた頃、スズメはねぐらで寝ている頃であろう。
なんでこんなところにスズメが!
まあ、大方昼間開けていた3階の窓からうっかり飛び込んでしまい、出られないままに、閉められてしまったのだろう。
飛び方のつたなさから見てまだヒナ鳥だ。
ほうっておいても衰弱してしまうだけだから、なんとか捕まえることにした。それにしたって大人のスズメだったらそんなに簡単には捕まらないだろう。
やはり飛び方は下手。でも、変な飛び方でもなかったので、ケガらしいケガはしていないようである。なんとか壁際に追いつめ、両手で包み込むように捕まえた。
チュンチュンいっている。
手の中に包み込むと、命の鼓動のなんと愛おしいことか。
なんてことを考えながらも、基本的に野生生物だから、そのまま窓から放した。まあ、そのまま落下してしまったりしても、それはそれで仕方ない。
それでもなんとか力一杯羽ばたいて夜の街に飛んでいった。
まあ、恩返しに来なくてもいいけど、生き延びててくれればいいなぁ。
架空の劇団では現在、次回公演「風流怪談坊主めくり」の稽古が始まっているのだが、これはその稽古の最中というか休憩時間のこと。
トイレに行こうと、3階視聴覚室からトイレに行こうとして廊下を歩いていたところ
「チュンチュンチュチュチュン!」と、慌てた様子のスズメの鳴き声が聞こえるのである。見れば、ぱたたたっと羽ばたき、壁と天井に阻まれ、床に落下し、それでも「チュンチュンチュチュチュン」いいながら、逃げようとしているのである。
時間は夜の八時半過ぎた頃、スズメはねぐらで寝ている頃であろう。
なんでこんなところにスズメが!
まあ、大方昼間開けていた3階の窓からうっかり飛び込んでしまい、出られないままに、閉められてしまったのだろう。
飛び方のつたなさから見てまだヒナ鳥だ。
ほうっておいても衰弱してしまうだけだから、なんとか捕まえることにした。それにしたって大人のスズメだったらそんなに簡単には捕まらないだろう。
やはり飛び方は下手。でも、変な飛び方でもなかったので、ケガらしいケガはしていないようである。なんとか壁際に追いつめ、両手で包み込むように捕まえた。
チュンチュンいっている。
手の中に包み込むと、命の鼓動のなんと愛おしいことか。
なんてことを考えながらも、基本的に野生生物だから、そのまま窓から放した。まあ、そのまま落下してしまったりしても、それはそれで仕方ない。
それでもなんとか力一杯羽ばたいて夜の街に飛んでいった。
まあ、恩返しに来なくてもいいけど、生き延びててくれればいいなぁ。