家族旅行を男鹿にしたのは、なんと言ってもなまはげだからだ。
それは冗談として。
天気は悪かったのだが、男鹿に行くことにする。一週間ちょっと前の予約で、なんと空いていたのだ。大体、男鹿なんてのは日帰りで行くと後悔しそうだったのだ。遠いもんね。で、源泉かけ流し、漁師の宿ってとこに行ってみた。
貸切露天風呂があるらしい。貸し切れた。ま、露天といっても半露天。なんというか、廊下の横の屋根の上に増築した風情。それでも桧かヒバの良い香りがして、泉質も良い。何しろかけ流し。塩っ気と鉄分が感じられる。
しかしアレだね、男鹿はホントなまはげだね。秋田市から、男鹿に入るところにでっかいなまはげ像があって、それ以外にも何でもなまはげだから。
岩手沿岸にも同様の習俗「スネカ」とか「ナモミ」(だっけか?)があったりするが「なまはげ」に比べると、それはもう、横綱と序二段くらいの差がある。
主たる目的は、実は水族館である。水族館好きなのだ俺は。でもアレだね、GAOはロケーションがすばらしい。展示等、シロクマもさることながら、もう行くだけで幸せ感があふれ出る。日本海を望む岩場に水族館なのだ。風光明媚である。
日本海に沈む夕日は、涙なくしては見られないであろうと思われるのである。んでまあ、俺が行った日は、曇りだったので、そういう涙はなかったのだが、とにかく、海に面した水族館のロケーションとしてはピカイチ。っていってもそれほど俺も水族館に行ってるわけでもないんだけどね。
ま、なまはげの地は、徹頭徹尾なまはげだった。