ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

墓地へ行く道

2023-05-29 11:32:49 | 日記

 土曜日にカミさんとともに散歩しようと思った。ご近所散歩でもいいのだが、前の日、金曜日の現場が過酷だったもので、帰りには温泉に入っておきたい。昨日の段階で恐らく翌日に筋肉痛が来るだろうと予想していたので、できる限りケアしたいと思ったのだ。

 朝目覚めてみると、右肩に筋肉痛があるものの、他はそんなでもない。ちょっと安心したが、油断してはいけない。翌日ではなく、翌々日に来るたりするのがお年寄りである。お年寄りってほどじゃない、と慰めてくれる方もあろうが、57歳は明治で言えば老人である。かつて明治三陸大津波の年の盛岡を舞台に芝居を作ったとき、県立図書館で、当時の新聞のマイクロフィルムを読んでいたのだが「52歳老婆」という記事があった。

 とまあそんなわけで筋肉痛に脅えていたのは、1日鎌で伐採をしていたからである。

 温泉を鶯宿方面と見当を付け、そのあたりでお散歩コースになりそうなところを探してみる。まあ御所湖近辺が定番なのだが、定番なので、何度も行っている。新規開拓を目指し、ネットで検索すると、七ツ森森林公園というのがあるではないか! グーグルマップで検索すると、七ツ森小学校の近くである。

 散歩、昼食、温泉ということで、七ツ森森林公園を目指すことにする。カーナビに入力してみるものの、該当はナシ。全く使い物にならないナビである。仕方ないので近くの七ツ森小学校を目指すことにする。流石に小学校はナビに入っていた。

 七ツ森小学校は、昨年度までNくんが勤務していた学校である。到着してみると、運動会をやっていた。ああ、運動会もちゃんと出来るようになったんだなぁと感慨深い。で、近所まで来れば案内板くらいあるだろうと思っていたが、さにあらず。森林公園への案内は何もない。

 仕方ないので助手席のカミさんがグーグルマップで検索すると、七ツ森小学校をぐるっと迂回して戻るような感じで案内された。そして山の方に導かれていく。すると何やら看板が現れた。

「雫石町火葬場」

である。なるほど、火葬場目指していけばいいのね。と、理解して車を走らせていくと、相変わらず森林公園への案内は皆無。結局、到着したのは墓地である。そして火葬場である。うーむ。森林公園とは火葬場と墓地のことだったのだろうか?

 とまあそんな感じで墓地に連れて行かれたのである。もう一度グーグルマップを確認すると、大体そこら辺が森林公園のようである。ふと見ると、砂利道の林道のようなものがある。ここかも知れない、と見当を付けて、行ってみた。まあ、基本は散歩なので、何となく歩ける道があれば良い。

 今年はクマの被害が早くも警報レベルということで、ラジコを流しながら、散歩してみる。

 砂利道の林道を緩やかに上がっていくと、向こうの方から、ジャージ姿の若者が地図らしきものを持って、キョロキョロしながら小走りにやって来た。

「オリエンテーリング?」

と聞くと

「はい」

とのこと。オリエンテーリングというと、小学校の頃に宿泊学習で、つくば青少年の家の近くでやったことが思い出される。まあそういう、ポストみたいなところをめぐるヤツなのか、そういうヤツじゃないのかはわからないが、とにかく、ときどきオリエンテーリングの学生たちとすれ違う。んじゃまあ、ラジオ付けてなくてもいいかな、とラジコを消してさらに上っていく。

 林道の脇に軽自動車を停めて佇んでいるおじさんがいた。さっきの学生もそうなんだけど、最近こういうところで知らない人に声をかけることに躊躇しなくなってきた。年輪というヤツであろう。

「山菜ですか?」

と聞くと

「いや、鳥見にきたんだけど、オリエンテーリングでめちゃくちゃになっちゃった」

と、残念そうなおじさん。それ以上は深入りせず

「ああ、鳥・・・」

とだけ口に出してそのまま散歩を進めた。

 森の中なので、直射日光が当たらない。散歩するには快適な道である。しかし森林公園はどこなんだ? それともここ全体が森林公園なのか? しばらく行くと、標識らしきものが出てくる、ということは、やはりここら辺が森林公園なわけだ。大体普通は広場とか、なんか施設があるものなんだが・・・。

 と思いながら歩いて行くと、トイレがあった。ちょうどトイレに行きたいと思っていたところだったので助かった。というわけで施設らしいものはこのトイレくらいだった。さらに奥に道はつながっているものの、散歩の具合としてはちょうど良かったので、そこで折り返し、時折すれ違う学生オリエンテーリンガーにあいさつしながら墓地の駐車場まで戻る。

 途中、どのくらいの範囲でやっているのか聞いてみた。ほぼ森林公園全体を使っているみたいなのだが、その子は初心者で、先輩たちは倍くらい走っているという。しかも部活だという。

 部活かぁ。オリエンテーリング部だな。天気が良くて、季節が良ければ、なかなかさわやかな部活である。

 トンボが出てきたり、ハルゼミやカッコウ、ウグイスの声を聞いたりしながらの散歩はなかなかオツである。先ほど話しかけた鳥見のおじさんはいなくなっていた。そりゃそうだよね。

 お昼は「麺やおもり」で、ラー油鳥そばを食べた。隣に来た男女の二人連れが、面白かった。声が大きいので、聞いてるわけでもないんだけど、聞こえてくる。またその情報量が、なんというか、いろいろわかっちゃった。

 どうやら医療関係者の先輩後輩で、女性が先輩のようである。女性の出身は東京で、父親は神戸、母親は熊本の出身。父親は関西弁は使わないらしく、母親は怒ると熊本弁になるらしい。一時期沖縄の医療機関にいたこともあるようで、病院の食堂メニューに、ソーキそばとか、スパムおにぎりみたいなものがあるんだけど、地元の人は飽きちゃってるから頼まない、などと言っていた。
 男性の方は関西出身で、たこ焼き器は家庭にあるという。患者さんとの対応は、看護師さんのを見習って、医師のは見習わない方がいいとアドバイスされていた。

 とまあそんな感じで、いろいろ面白い昼食だった。

 温泉は赤い風車で、岩盤浴もすることにした。久しぶりの岩盤浴は、なかなか良いものであった。充実の休日。


新緑の季節

2023-05-25 08:16:26 | エンターテイメント

ゴールデンウィーク初日の記事の2回目を書いてから早くも20日が経とうとしている。その間、ネタが何もなかったかというとそういうモノでもなく、ネタはありつつも書いてなかっただけである。

で、今日書こうと思っているのは、5月3日のことである。まったくもって記憶も遠くなりにけりなのだが、初めての経験もあるので、そこら辺をつらつら書き綴ってみよう。

5月3日は言わずと知れた、と書いてから、ふと「何の日だっけ?」と思い、思い出す努力もせず(こういうところに努力しなければならないのが悲しい)ネットで調べると、ああ憲法記念日だと、わかっちゃいるけど忘れてました。11月3日は文化の日なのだが、あれ? と何かが引っかかる。これもまた調べてみると、日本国憲法の施行が5月3日で、発布が11月3日ということらしい。この引っかかりはそういうことに由来する。

その憲法記念日に、何をしたかというと、仙台までプロ野球「楽天×ロッテ」戦を見に行ったのである。昔koboスタジアムだった時代に見に行ったときも「楽天×ロッテ」戦だった。前の席に座っていたバリバリ楽天ファンの兄ちゃんが「俺、ロッテの応援は好きなんだよなぁ」と言っていたことを思い出す。

この日もロッテの応援団は、レフト外野席最上段に陣取り、見事な応援を見せていた、と思う。

とまあ久しぶりのプロ野球観戦なのだが、何が初体験かというと、盛岡駅からの「バスツアー」で行ってみたこと。以前行ったときは、かみさんの実家(仙台にある)から地下鉄と電車でナイターを見に行き、帰りの電車がものすごい混みようだったのを覚えている。盛岡から行って、帰りに混み混みの電車で帰ってくるよりは、まあ、バスツアーで行ってみようというわけだ。お一人様12000円ちょっとだったような気がする。交通費と入場料を考えると、比較的割安なのではないだろうか?

9時盛岡駅発。数人の乗車で出発する。この人数で果たして採算取れるのだろうか? と心配になったが、それは杞憂になる。盛岡駅を発ってから、南インター近くの営業所で数人、花巻インターで数人、北上インターで数人、水沢インターで数人、一関インターで数人、気づくと総勢28人のツアーになっていた。なるほどと思うが、そんな風に途中でお客さんを拾っていくので、到着までは3時間15分ほどかかった。それでも、お昼直後に到着なので、14時の試合開始には十分間がある。

球場内には、飲食物の持ち込みは禁止されていて、支払いは電子マネーのみ。当然楽天Edyが推奨されている。ただし、自動販売機は現金も使用出来る。そして当然一般価格よりはちょっと高い。屋台村状態になっているところで、家族3人分のお昼を購入。三塁側内野席に着くと、カミさんが早速ビールを買いに行ってくれた。何回も買いに行くのはめんどくさいのでということで、メガサイズを2つ、両手に持ってそろそろと通路を歩く。

売り子さんも各メーカー結構いるのだが、アサヒのマルエフがあったスタンドを選んだのだ。座席にはカップホルダーはあるものの、テーブルは無く、座席前にもあんまり余裕が無いので、膝をテーブル代わりに、お昼となる。ここで誤算が。メガカップは、カップホルダーに入らない! 必然的に席の下に置くことになるので、蹴らないよう十二分に気をつけねばならない。前の方には、テーブル席もあり、これはいいなぁ、と思う。とはいえ、天気も良く風も無く、暑くも寒くも無い、とても良いコンディション。外で食べるお昼とビールはどうあっても美味い。

大学生の息子は、小中学生の時はサッカーをやっていた。特に野球経験は無いのだが、いつの間にか日ハムファンになっていて、エスコンフィールド行きてぇ、とか言い出すようになっている。選手では清宮に頑張って欲しいらしく、YouTubeでシーズン前のキャンプも見ていたという。何だかよくわからないうちに野球好きになっていたのが不思議である。

楽天先発は則本。やはり則本、田中あたりが見られると嬉しい。ロッテの先発が佐々木朗希だったりすると、三塁側ホーム応援席にいながら、こ心の中では佐々木朗希の快投を見たくなったりしちゃうので、ロッテ先発小島はありがたい。心置きなく楽天を応援出来るというもの。

5月の日差しは強かったが、少し薄曇りになったりして、観戦コンディションは上々である。試合は投手戦でサクサクと進み、9回には絶対的押さえの松井裕樹も見られた。

ロッテの抑えも沢村が登場し、結局9回0×0で、延長となった。結局試合は延長10回表、ロッテがツーランホームランで2点を勝ち越し、そのまま試合終了。試合終了から30分後にバスは出発する。

大体駐車場から出るまでに30分くらいはかかり、本格的に出発したのは18時過ぎになった。帰りも行き同様、各地のインターに停車して盛岡駅に到着。夜の9時過ぎになったので、12時間以上の日帰り旅となった。都合6時間以上バスに乗るので、それなりに疲れるのだが、運転しないでビールを飲めるのはありがたい。

なんだかんだいいながら、スポーツでも演劇でも音楽でもライブってのは良い。またそのうちどこかに何かを見に行ってこよう。

 


続・世界遺産と座敷わらし

2023-05-09 10:38:07 | 旅行

連休初日の4月29日、御所野縄文公園を回ってお昼になったので、古民家レストラン「うらら亭」を目指す。すぐ近所で、その気になれば歩いても行けそうな距離である。

2、3組先客がいたのだが、1時近い時間だったので、あらかた終了な感じだった。「今お水お持ちしますね」と、案内されたのは座敷の席。座卓は津軽塗だった。うーむ、由緒正しそうだ。つるし雛がたくさんあって、華やかなんだか不気味なんだか不思議な空間になっている。

こんな感じ。女将さんが1人で切り盛りしてる風で、結構待たされるのだが、急ぐ用事も無いし、きょろきょろしてるだけで古民家は楽しい。平安朝の屏風があったり、欄間の細工が面白かったり、梁がぶっとかったりと興味深い。

しばらくすると、注文を取りに来てくれた。パスタとカレーのランチセットをお願いする。待ってる間にと、女将さんがファイルを見せてくれた。そのファイルは、孫娘がこの古民家について調べた自由研究と、これまで「うらら亭」の記事が掲載された新聞をまとめたもの。どうやら元々は八戸でレストランを開いていたらしく、実家の古民家に移転してきたようだった。自由研究によれば、床の間のある奥の部屋には、くせ者対応のための槍があるという。それは客の目から見えない位置の長押に二本備えられていた。古民家自体は築150年ほどのようだが、その100年前からのこの地に住んでいたという。古くは蚕を飼っていたらしく、その頃の家は、白川郷などの合掌造りのようなものだったらしい。

そうこうしてキョロキョロして、ファイルを読み切ったあたりで、パスタとカレーが到着。食べ始めてから、水が来ていないことに気づく。お願いすると「あらごめんなさい」とうっかり忘れていた模様。「お水も美味しいですよ」と持ってきてくれた水は、その言葉に違わず美味しい水だった。食後のコーヒーは、この水で水出しコーヒーにしているらしい。

美味しくデザート付きのランチを平らげて、さて会計、と立ち上がったところからが本番だった。

他のお客さんもハケたところだったので、古民家の説明をしてくれたのだ。まずここには座敷わらしがいるらしく、願い事をするとかなうらしい。そして良いことがあったりするらしい。グーグルマップでは中まで撮影されていて。床の間には、ピンク色のとオーブが写っている。そしてそれを拡大してくると、子どもの顔になっているという。拡大してみてください。・・・確かに・・・。

「スマホお使いですか?」と聞くので「はい」と答えると「カメラモードにしてください」有無を言わさぬ迫力である。で、撮った画像が

である。オーブが写ってるとなんか良いことがあるらしいが、この画像にその気配はない。このあと、映像モードにして、1往復の撮影も薦められて、撮ってみた。床柱のエンジュを撫でながら、願い事をするとかなえてくれるということで、ちゃんとお祈りしてきた。

ここは大矢家といい、敦賀から初代がやって来たそうである。盛岡市長を務めた大矢馬太郎なども、元を正せばこの家からだという。大矢家250年祭などという、他の家ではちょっと考えられない、一族大集合祭りみたいなことも何年か前に開催されたらしい。御所野縄文公園も、側を通るバイパスも元は大矢家の土地らしく、とにかくもう財閥である。商家だったというが、なんの商売だったのだろう? と聞くのを忘れた。蚕をやっていたということは、このあたりのをまとめて、生糸の商売でもやっていたのかしら? まあそれは聞いてみないとわからない。

ここを取材などで訪ねた後、いろいろと良いことがあったとの報告もあるらしく、嬉しそうに話してくれた。会計をしているとその傍らに、1メートルくらいの高さがある、ガラスの水出しコーヒーメーカー(っていうのかな?)がある。これで毎日6時間かけてコーヒーを抽出しているのだという。雑味がなくスッキリとしたコーヒーだった。

レジのあるところは脇に台所、奥にトイレがあって、是非トイレも見ていって、といわれたので見てきた。確かに昔の戸で、傍らには便所のフタも二つあった。

一戸の御所野縄文公園にほど近い「うらら亭」。時間に余裕を持って訪ねてみると良いでしょう。ああ面白かった。


世界遺産と座敷わらし

2023-05-01 21:11:13 | 旅行

ゴールデンウィークの初日ということで29日にどこかへ行こうと思った。

岩手日報を読んでいたら「山の駅 昭和の学校」の記事があり、ちょっと興味をそそられた。廃校に昭和レトロな品物が大量に展示してあるらしく、それは花巻の山の神温泉に行く途中にある。何かを見て、昼ご飯を食べて、温泉入って帰ってくる、というのを大まかな目標に定めているので、そういう意味では文字通りである。

最近は、温泉といっても、ただ温泉ではなく、サウナ付きが必須とは言わぬまでも、かなり重要な要素になっている。

かねてから行ってみたかった御所野縄文公園は、子ども会のレクリエーションで、娘が小学1年生の時にカミさんと娘は訪れたことがあるのだが、オレはない。んでまあその頃はまだ世界遺産に指定されていなかった頃なので、なんか変わってたりするのかも知れない。まあ変わっててもオレはわかんないんだけど。

で、この、北へ行くか南へ行くか、まあどっちでも良いんだけど、いずれにしてもあんまり混んでいないところを目指したい。カミさんとオレでジャンケンをして、どちらに行くか決めることにした。オレが勝った。しかし担当が北だったか南だったか忘れた。カミさんは覚えていたようで、オレが勝ったら北と言うことだったらしい。直前のことを忘れる最近。

でまあ、悠久の歴史を感じられる御所野縄文公園へ。温泉は奥中山高原温泉。当然のことながらサウナもある。

到着すると、ちょうど良くガイドツアーの始まるところで、数組の観光客と一緒に公園を回ることになった。近場から来てるのはウチらと滝沢の人。牛久から来ている人がわかったのは、ガイドさんの最初の質問からだった。

「一戸の木ってあるんですが、皆さん、ご自分のお住まいになってるところの木わかります?」

そんな話の流れで牛久の人がいるとわかった。まあ牛久の木はわからなかったみたいだが、キンモクセイのようだ。ネット調べ。ちなみに一戸の木はネット調べだとナラと出てくるが、ガイドさんはコナラと言っていた。

盛岡の木はナンブアカマツかキリかと思っていたら、それは県で、盛岡市の木はシダレカツラだという。ちなみに県の木がアカマツで花がキリ。ちなみに盛岡の木はネット調べだとカツラ。シダレカツラは実は突然変異種で、岩手県くらいにしかない。そしてシダレカツラは全てクローンである。

そんな話をしながら、広大な公園に復元された土屋根の竪穴式住居の点在する、なだらかな丘を歩いて行く。この集落は約5000年前から4200年前の800年間使われていたらしい。その頃は縄文海進の真っ最中で、このあたりもかなり温暖だったようだ。次第に縄文海退となり、この広大な集落は捨てられ、分散していったようだ。

集会所っぽいところを復元したのがこちら

二股に分かれたところに梁を乗せるという作り方はしていたらしい。竪穴式住居が数件焼かれている状態で発掘されたものがあり、それは疫病のせいで焼かれたようだという。というのも、土屋根の竪穴式住居はそう簡単に燃えないらしく、不注意で全焼するモノでもないのだとのこと。なんでそんなことがわかったかというと、竪穴式住居を復元して燃やす実験をしたからだそうだ。

復元してから2年待ち、燃やしてみたら、なかなか燃えないので、中に追加で燃料となる木や茅などを足さないといけなかったらしい。流石に世界遺産になるくらいだから、その発掘や検証にかける情熱と予算たるや素晴らしい。

だって作って2年待って、それ燃やして、なかなか燃えないから燃料足して、わかったのは、自然に焼けたりしたんじゃなくて、人為的に焼いたらしいということ。うーむ、こういう情熱大好き。

ここの縄文集落は、お墓を中心に、各家々の入り口がお墓を向いて開いているという。埋葬地は平らに整地され、山からや川からの石を配置してお墓にしているらしい。

多様な木の実を栽培していたこともわかっていて、ハシバミの実はヘーゼルナッツだと教えてくれた。その他ケンポナシとかニワトコとかちょっとなじみのない木の実も活用していたみたいで、ちょっと食ってみたいと思った。

外の遺跡を見終わると、やはり博物館の方も見たくなる。土器や土偶があるのだ。お昼にはなっていたのだが、クルミ最中を食べて一時しのいで博物館もコンプリート。マルツ工房の土偶手ぬぐいを自分へのお土産で買う。

十二分に堪能して昼食をどこにするか検討。すぐ近くに「うらら亭」という古民家レストランがあるらしい。古民家好きとしては行っておかねばなるまい。そんなわけで行くことにしたが、長くなったのでそれは次回。座敷わらしもいるのだという。