ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

快晴

2022-05-30 16:14:48 | 健康

今日は3週間に一度の整体である。左腰の調子は相変わらずだが、3週間分の疲れは大体ここで解消している。大谷の2打席連続本塁打を見たあと出かけた。

まあそれはそれとして、今日は久しぶりにネタらしいものを見たので。

帰り際に中央公園あたりで散歩しようと車を止め、中央公園内だけだと、目標歩数に届かないので、公園を出て、本宮あたりの住宅街を散歩。一回りして西南大橋のわきを下の方に入り、戻ろうとしたところ、向こう側の歩道をキックボードで疾走する人がいる。

こんな平日の昼前くらいに公道の歩道を・・・黒いワンピースを着た女性であった。

何があったのだろう? これは彼女にとって日常なのだろうか? それとも・・・。アレは子どものキックボードなのだろうか? それとも自分のもの・・・100メートルほど進んだところで降りて普通に歩き始めたみたいなのだが。むう、なんか、映画のワンシーンとかで出てきたら、それはなんか事情が必ずありそうな画であろう。

そんな月曜日である。


奇遇

2022-05-13 19:41:22 | 日記

ずっと前から知っているけど、入ったことはない、というところがあちこちにある。長年続いているのだから、続いているだけの理由があるだろう。まあ、そういう理由を知りたい、といった謎解きをしたいというわけでもなく、とにかく行ってみようということである。

そんなお店の一つが、盛岡から西根に向かう途中にあるハンガリー料理のお店「ドゥナ」。

そして現場の仕事で前は通るものの、入ったことはない「七時雨鉱泉」。たまたま西根の方に用事があったので、この二つを制覇してみようと思った。これは先週の「里の駅おぐに」と「横沢温泉」に続くものである。

「ドゥナ」に入ると先客が三名ほど。ランチメニューは二つ。「ポークシチュー」と「チリシチュー」とのこと。「ポークシチュー」を注文して一息ついてトイレに立つ。店の中には様々なハンガリー関係の調度や人形などが置いてある。こぢんまりとした店内は、一人で切り盛りするのにちょうどいい大きさだ。

トイレから戻ると、座った席の後ろ側に、やたらと存在感のある人形が座っている。中東の人とおぼしきおじさんだ。

「ん?」と思う。息づかいさえ聞こえてくるような、このたたずまいと迫力。この作風には見覚えがある。もしかしてこの人形は・・・。

2004年に架空の劇団で上演した「月下の一群~震旦篇」には、李白が登場する。元々は登場人物全員分の人形を使った演出をするつもりで、誰か人形を作る人いないだろうかと探していたところ、当時シルクロードをモチーフにした作品で注目を集めていた人形作家がいた。

なんと、その人形作家はとてもよく知っている演劇人のお母さんで、なんというか、話がつながり、李白人形を作ってもらうという流れになった。いろいろとお話を伺ってみると、とても芝居で使う人数を作れるような簡単なモノではなく、それこそ魂を削ってその人物と世界に入り込んでつくりあげていくという。

道理でとんでもない迫力なわけである。結局李白人形は、開演前の舞台で観客を出迎え、舞台を見守るという役割で客席に鎮座し、終演後はまた観客を見送る、という役割を果たしてもらうことになった。

早世した人形作家の彼女の作品は、いろいろあって、ほとんどが所在不明となってしまっていた。

「ポークシチュー」が運ばれてきた。

思い切って聞いてみる。「この人形の作者ってもしかして・・・」「早くに亡くなってしまって・・・彼女とは同い年なんで・・・」「八木さんですか?」「ご存じなんですか?」

かくかくしかじか、シルクロードから中国へと道のりをたどって「李白」人形を作ってもらったという話から、いろいろとお話を聞いた。

こんなこともあるのだ。ずいぶんと昔から知ってはいるものの、入ったことのなかったお店に入り、長く会うことのなかった魂の人形に出会うことが。まさに奇遇である。

ランチはといえば、サラダとスープとセットで、さらに食後にデザートとコーヒーが付いてくる。少し風変わりだがホッとするような味付けで、とても美味しくいただいた。

再訪を決心して店を出た。

なんとも言えない感慨を抱きながら西根の奥へ奥へ。寺田の集落を通り過ぎ、七時雨鉱泉へ。ちょっと前まで「老人憩いの家」という名前になっていたのでなかなか入りづらかったのだが、以前の名前に戻ってから、いつか必ず入りに来よう、と思っていたのだが、やはり、ここを目的地にしなければ、なかなか来られない。

冷鉱泉なので、沸かしている。源泉はわずかずつ蛇口から垂れていて、循環はしていないらしい。蒸気かなんかで沸かしているようで、源泉100%だ。ちょろちょろと湯船に流れている冷たい源泉を手のひらに受けて、味見してみる。舌がビリッとする。そして少しの塩味。かなり濃い。卵臭もなかなかに強く、効きそうな湯である。二人ほど年配の先客がいて、その客が上がると、あとから二人入ってきた。貸し切りではないが、ゆったりと入れた。

湯上がりに座ってスマホをいじっていると、先に上がったおじさんが「スマホ・・・」とつぶやく。「ん?」と顔を上げると、目が合った。オレも大概おじさんだが、目が合ったのはおじいさんと言ってもいいおじさんだ。

「スマホ・・・誰かに習ってるんですか?」

「いやいや、別に習ってるわけじゃなくて・・・」

「ああ、自分で・・・インターネットつながってるんですか?」

「ああ、まあ、電波の届くところであれば、ネットつながってますけど・・・」

なんだかよくわからない会話になっているが、実際そうだったのだから仕方ない。話をしていると、どうやら最近スマホに変えたらしく、動画を見るとギガが減るのが早いらしい。

まあそりゃそうだよね。Wi-Fiでもつながってないと、そりゃギガ食うよね。

こういうところで、大して気を遣うこともなく話せるようになったのは成長であろうか・・・ひとえに年齢である。まあ、オレどこに行っても道聞かれたりする方だからね。


キャストが決まった

2022-05-10 15:53:45 | 芝居

次回公演のキャストが全員決定した。とりあえずめでたい。ホンも出来ているので、あとは粛々と稽古するだけである。しかし、コロナ禍がいまだ収まっていない状況で、本番の日にどうなっているかはわからないので、いろいろ気をつけることはまあ、あるだろう。

そんなわけで、駅まで散歩して電車で帰ってくることにする。(電車と書いたが正確には気動車である)と、これが正解だったのか間違いだったのか・・・。

駅の2階、北口のみどりの窓口前には、ワゴン販売で、地場の野菜やお土産などを売っている。案外高くもないので、たまに心惹かれるものがあったりするのだが・・・ありました。盛岡産タケノコなんと300円。ウルイも入手。で、ちょうど良い時間の山田線に乗り上盛岡を過ぎ、トンネルに入るあたりで、ちょっとした衝撃があった。

何かを轢いたような振動だ。

トンネルの出口あたりで止まり、確認作業になった。しばらく停車。運転士は指令とやりとりをして、オレを含めて数人の乗客は、何が起こったのかよくわからないので、くらいトンネルの前をのぞき込んだり、運転士の方を見たり、乗っていた車掌さんを見たりしている。電車に乗っていて、何かのトラブルで停車し、そのまま待機、という経験は、震災以来である。多分。

オレもとりあえず立ち上がって、轢いたであろう後ろの方を見たりするのだが、何しろトンネルなので何も見えない。暗い。で、若い女性の車掌さんに「何か轢きましたかね?」と聞くと「多分」ということで、とにかくなんか轢いたらしい。

そんなに大きな衝撃でもなかったし、運転士さんもパニックになってたりしないので、人ってことはないと思うが、とはいえあんまり気分の良いものではない。木の枝とかだったら、なんてことないんだけど、生き物はやだなぁ。

10分ほども停車しただろうか? とりあえず発車し山岸駅で車両の点検をするという。車両の点検・・・ここでも全く気づいていない。何のことかって? 

帰り際に生協で買い物をする。最近、レシートタイプのポイント券が廃止され、来店ポイントを自分でつけるという方式になっている。最近そのやり方を覚えたので、ポイント機械の前に行くと先客が。年配の女性が、なかなかポイントが付かないみたいで苦労している。ま、あとでいいかなと、スルーしようとしながらふと見ると、その人が機械にかざしているのは、生協のカードではなく、コジカカードだった。

お店違うよ! というか、カード違うよ! 何となく指摘するのも憚られたのだが、首をかしげながら何度もコジカカードをかざしている。自分のカードが違うということに気づかないのだ。手に持って、目の前で機械にかざしているというのに。しかしこれは恐らく認知バイアスがかかっていて、スーパーのカードという共通点があるため、なかなか気づかないのだろう。目に入っているようでいて入っていない。

このことは、スマホを見ているときに気づく。メールを見たりしようとしてスマホを見る。画面を閉じて、しまう。あ、何時だっけ? と思う。また開く。時間を確認する。このとき、メールを見ている視界の端には時計の時刻が表示されている。しかしこれを認知しようとしていないと、見えない。数センチしか離れていないし、目には入っているはずなのに見ていない。こういうことが人間には良くあるのだ。

で、件のコジカカードの人だが、後ろに並び始めちゃったので、思わず教えちゃいました。

「お母さん、それ、コジカカード」

いろいろご批判もあろうが、年配の女性に話しかけるとき、最も無難な呼びかけ方としては「お母さん」じゃないかと思うのだ。

「あらやだ!」と恥ずかしそうにしていたが、まあ、そんなこともあるものである。 

帰宅し、大谷翔平の試合を見ると、久しぶりのホームラン! しかも2打席連続で2本目は初の満塁ホームランというおまけまで付いた。

そんなこんなで、さて、来年の原作ものの芝居についてちょっといろいろ下準備をなどと思っていたら電話。「車のエンジンの修理、今日からだったんですけど・・・」

「ああ! 全く忘れていた! 頭の片隅にもなくなっていた! 忘れていることすら忘れていた!」

こういうことが10年くらい前は年に1回だったのが、最近は年に数回起こる。「電車の車両の点検」じゃ、全く海馬は動いてくれなかったようだ。

代車はアクアの新車である。ハイブリッドである。乗り込んでみると、シフトが・・・? えっと、どこにどうすれば? シフトレバーはある、しかし、それが直線状に下に引くタイプでもなければ、マニュアルみたいに上下と左右に動かすタイプでもない。短いシフトがただそこにあるだけである。ん? これどこをどうすればいいかわかんない・・・と雨に濡れた子犬のような目でお店の人を見上げてしまった。すると、気づいた店員さんがドアを開け、説明してくれた。

「横に動かしてから下に引くとドライブ、横に動かしてから上に上げるとバック。で、Pにしたい場合はこのボタンを・・・」そう、パーキングはボタンなのだ。

でまあ、帰宅して停車してからよくよく見ると、シフトレバーの横に矢印の図があって、こう動かすとD、こうやるとR、こうするとBと、書いてあって、Nにするには一度Dに入れてから、というのは速度が表示されるパネルに文字で案内が出る。

うーむ、なかなか難しい。そしてBってなんだ? 

とまあ、あたらしいテクノロジーというのは、年寄りを戸惑わせるのだな。そして、人は目に入っていても見えてないことが多いんだな。

 


川井の方へ

2022-05-06 22:03:39 | 温泉

朝ゴミを出すために外の階段を下りたら、足下になんかの小動物の死骸がある。モグラかな? と、よく見るとネズミのようである。なんでネズミの死骸がこんなところに! ここでのたれ死んだというより、何者かがここに運んで、置いていった風情である。一体誰が? このような置かれ方はネコが獲物を捕ってきたときに見せに来るような感じである。猫の恩返しか? いやいや、近所のネコに恩返しをしてもらうほどのことは何もしていない。それとも、うちの飼い猫「サチ」への贈り物か?

ネコの必須栄養素を解析していくと、それは見事にネズミの組成と一致するという。なのでネコの最良の餌はネズミらしい。

多分ちょっと大きめのアカネズミ。

謎は深まるばかりだが、ゴミ捨てついでに袋に放り込み、そのままゴミステーションへ。

最近は目覚めるのも早く、掃除だの洗濯だのも済ませてしまったので、ふと思いついて川井方面へ行ってみることにする。その前に、ナレーションのお仕事があったので、それを済ませて出発は11時頃。

「里の駅おぐに」は、閉校した小国小学校跡地に整備された、売店と食堂、観光情報ステーションを兼ねた施設だ。106号線は、途中に自動車専用部分が入り込んでいて、まあそのおかげで宮古までは近くなったのだが、途中に立ち寄る場所は、道の駅やまびこ館くらいである。

里の駅おぐには、側道をさらにかなり奥に入り込んでいくため、ちょっと立ち寄るというよりは、そこを目的に行かないと、ちょっと行かないようなところであろう。そんなわけで、そこを目的に行ってみようと思った次第。

この他、宮古に行く途中に必ず目に入り、興味深いが、これもなかなか立ち寄れない「横沢温泉 静峰苑」にも行ってみようと考えた。ここの温泉は、源泉は冷泉で沸かしているのだが、成分的にはちゃんと温泉である。

昼を里の駅おぐにで食べることにして、106号を東へ。

途中、完成なった「梁川ダム」の看板が目に入る。お? そういやまだ来ていない。帰りにちょいと見てこよう。ここは工事前、猛禽類調査などで水没前の集落を歩いたりしていたところ。クマを飼っていた沢口さん家はすでにダム湖の下だろうか?

手打ちそばの天盛りを食す。そばは歯ごたえ抜群で、ちょっと少ないかなと思ったけれど、満足感は高い。

どこかでちょいと昼寝してから横沢温泉を目指そうと思って立て看板の地図を見ると「タイマグラキャンプ場」の文字。ここも話題にはよく上るがなかなか足を踏み入れない場所である。ルートを見ると、キャンプ場を経由して横沢温泉に抜ける道がある。

それならばと、タイマグラを目指す。所々でしかすれ違えない川沿いの細い道を奥へ奥へと車を走らせる。途中、何台かの車とすれ違う。案外往来があるようだ。同じ場所で2回、バックで道を譲る。帰りは同じ場所で、今度は譲ってもらった。

キャンプ場まで行くと、結構テントが張ってある。携帯の電波も入らない奥地である。1980年代に初めて電気が通ったという秘境がこのあたりである。デジタルデトックスをするために来てもいい場所である。とりあえず駐車場で昼寝。

横沢温泉に抜ける道は20日まで通行止めであった。というわけで、同じ道を戻って、同じ場所で道を譲られた。

静峰苑は、早池峰登山の基地になったりする一軒宿。風呂はわりとこぢんまりした内湯のみだが、かなり暖まる。今日は今年一番くらいに暑かったというのに、温泉でも温まりまくる。風呂上がり、休憩室の畳に寝転んでくつろいでいると、電話が鳴った。何となく聞こえてきたのは、今日泊まれるか? という問い合わせのようで、それに対する答えは、今日は満室とのことだった。おお、満室! オレが風呂に入ってる間は人の気配はなかったが、これから宿泊の客は来るのだろう。

帰り際に「ここの水は全部冷泉ですか?」と聞くと「いや、水道水も使ってます、あ、でも、お風呂は全部・・・」

風呂で飲んだ水は冷泉だったようだ。飲めるところだったら温泉は飲んでおきたい。腹具合が良くなるのである。しかし水道水って、ここまで水道は来ていないと思われる。使っているのは恐らく沢水かなぁ。とかなんとか考えながらの帰り道、夕暮れにちょっと早い梁川ダムに寄って写真を撮ったくらいにして帰路。

行ってみたいと思っていながら、なかなか足を運びにくいところを3カ所も制覇できた。これも朝のネズミの功徳であろう。