Y巾の現場が目下の仕事場だ。産技短のすぐそば。
Iわて医大のY巾キャンパスに、関係あるのかないのかわかんないけど、その辺を4号線と直角に通る道路の現場である。
まあ、そういう仕事とはとりあえず関係なく、昼休みに、火曜市かなんかで、やたらとにぎわう某スーパー(Mックスバリュー)に、トイレを借りに寄った。
んで、用を足して手を洗い、出口近辺まで来ると、3歳児くらいの(うちの息子と同じくらいかな、やや小さいかな)ってな子が「ママどこ?」って聞いてくる。
いやここは男子トイレだからね、ママはまあ、女子トイレにいるんじゃないかなぁ、とは思うものの、女子トイレに入るわけにはいかず、通りかかった、熟年と言ったら怒られはしないだろうと思われる女性に声をかけた。
「なんかこの子お母さんとはぐれちゃったみたいなんですけど、女子トイレに誰かいませんか?」
親切なその熟年女性は、トイレを確認してくれて「誰もいませんよ」と、教えてくれた。トイレに向かう途中だったところを呼び止め、なおかつ、ちょいと心配をさせてしまったが、イヤな顔はしない。
仕方ないので、サービスカウンターまで、その子を連れて行く。熟年女性は、トイレに直行だ。そりゃ当然だ。
でまあ、そういうときに限って、サービスカウンターは人で埋まっている。
ふと見ると、エプロンかけた女性が、所在なさげに、立っている。お、こりゃラッキー、と声をかけたが、ちと遠かったので、聞こえない。
もう一度声をかけてみたところで気付いた。
マネキンさんだ。
マネキンさんは、いろいろ商品を勧めている人なのだが、基本的に店のスタッフではない。酒売り場で、なんか多分ビールを勧めていたであろう。
結局、気付かなかったみたいで、でも、その声を出した勢いで、目の前のお客さんの用事が終わっていないサービスカウンターの人に声をかけてみた。
「この子、お母さんとはぐれちゃったみたいなんですけど……」
サービスカウンターの人は、子どもを見るなり笑顔で「ちょっと待っててねぇー」と言った。
よし、引き継ぎは終わった。ということでそそくさと店を出る。
いや子どもが泣き出さなくて良かったよ。泣くこと地蔵には勝てねぇからな。
Iわて医大のY巾キャンパスに、関係あるのかないのかわかんないけど、その辺を4号線と直角に通る道路の現場である。
まあ、そういう仕事とはとりあえず関係なく、昼休みに、火曜市かなんかで、やたらとにぎわう某スーパー(Mックスバリュー)に、トイレを借りに寄った。
んで、用を足して手を洗い、出口近辺まで来ると、3歳児くらいの(うちの息子と同じくらいかな、やや小さいかな)ってな子が「ママどこ?」って聞いてくる。
いやここは男子トイレだからね、ママはまあ、女子トイレにいるんじゃないかなぁ、とは思うものの、女子トイレに入るわけにはいかず、通りかかった、熟年と言ったら怒られはしないだろうと思われる女性に声をかけた。
「なんかこの子お母さんとはぐれちゃったみたいなんですけど、女子トイレに誰かいませんか?」
親切なその熟年女性は、トイレを確認してくれて「誰もいませんよ」と、教えてくれた。トイレに向かう途中だったところを呼び止め、なおかつ、ちょいと心配をさせてしまったが、イヤな顔はしない。
仕方ないので、サービスカウンターまで、その子を連れて行く。熟年女性は、トイレに直行だ。そりゃ当然だ。
でまあ、そういうときに限って、サービスカウンターは人で埋まっている。
ふと見ると、エプロンかけた女性が、所在なさげに、立っている。お、こりゃラッキー、と声をかけたが、ちと遠かったので、聞こえない。
もう一度声をかけてみたところで気付いた。
マネキンさんだ。
マネキンさんは、いろいろ商品を勧めている人なのだが、基本的に店のスタッフではない。酒売り場で、なんか多分ビールを勧めていたであろう。
結局、気付かなかったみたいで、でも、その声を出した勢いで、目の前のお客さんの用事が終わっていないサービスカウンターの人に声をかけてみた。
「この子、お母さんとはぐれちゃったみたいなんですけど……」
サービスカウンターの人は、子どもを見るなり笑顔で「ちょっと待っててねぇー」と言った。
よし、引き継ぎは終わった。ということでそそくさと店を出る。
いや子どもが泣き出さなくて良かったよ。泣くこと地蔵には勝てねぇからな。