(この日記は25年ほど前、東京の友人達に『大阪転居にあたり、お別
れの辞』を送付し、その中に記した一文を加筆したものです)
天才(と言うより神人)空海は、ご存じのように、真言密教を学ぶため、
遣唐使として数々の苦労(難破など)を重ねがらも、やっとの思いで、
長安にたどり着きました。
空海はここで、不思議なことに、恵果大師の待つ青龍寺には赴かず、
最初、ネストリウス派のキリスト教(景教)寺院である大秦寺に行ってし
まい、そこで、キリスト密教の奥義をマスターしてしまうのです。その後、
青龍寺に於いても、直ちに(わずか2ヶ月で)真言密教の悉くを伝授
(嗣法)され、これにて、キリスト教・仏教の顕・密、両面にわたる教義
全てをマスターする訳です(古今東西、こんな御仁は空海のみです!)。
無論、彼のルーツは水星の知性体と言われており(注:1)、西洋のラ
ファエル大天使、インドのブッダと同一ですので、潜在的にキリスト教、
仏教の両知識(叡智)があっても何ら疑問は無いわけです。
中国に於ける、真言密教のもう一人の嗣法者が早くに亡くなったことも
あり、空海は日本(否、世界)に於いて、真言密教第八祖として、唯一
の大師となりました<ここにも、オクターブの法則(注:2)が厳然と
して働いているのが分かります>。
サテ、帰国後の空海は、「いろは歌」を作りました(注:3)。
人間にして神仏の空海は、「涅槃経 第13聖行品の偈」
諸行無常
是生滅法
生滅滅已
寂滅為楽
を重複しない47文字をもって和訳しました。
「色は匂へど散りぬるを、我が世誰(タレ)ぞ常ならむ、有為(ウイ)の
奥山 今日(ケフ)越えて、浅き夢見し酔(エ)ひもせず」と言う具合に。
和訳の意味は、
色は匂えど~~ 美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
我が世誰ぞ~~この世さえも自然の定めとして、いつまでも生き続け
られない。
有為の奥山~~有為転変、無常の迷いを今乗り越えて(悟れば)。
浅き夢見し~~もはやはかない夢を見ることなく、仮相の世界に酔いし
れることもない安らかな心境である。
となるようです。
これから謎解きですが、まず47文字を「オクターブの法則」に基づき7
文字づつに区切ります。
『いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす』
のように。
すると、何と、この中に「イエスの使命と神と、その一生が封じ込まれている」
のが、理解されるのです!
この謎解きに必要な「キー」として、西洋に流布されている数秘法(後日また
記載予定)があります。
<西洋数秘法>
1)統一、創造主、父
2)二元性、陰陽、母
3)△、三角形、三位一体、創造の法則
4)□、四角形、生命、十字、卍、四要素
5)五角形、ソロモンの星、ペンタグラム、人間、チベットの星、安倍晴明紋、
力のシンボル
6)六角形、ダビデの星、ヘキサグラム、性(SEX)、水銀と硫黄、イスラ
エル国旗
7)オクターブの法則、3(三角)+4(四角)、生命(4)の上の三位一体(3)
8)∞、無限、正義、調和
9)三位一体を3度為す=「三三九度」、完全なる人間、キリスト、バラ
10)全ての帰還、転生
11)反対の結合、説得
12)黄道帯12宮、献身者、イスラエル12支族
13)死
14)7+7、慎み
15)悪魔、肉欲
・
・
・
と続きます。もっと具体的に見ていきましょう。

<図参照>
この図から各行の終わりの字を上から読みますと、「とかなくてしす」となり、
文頭の「い」、文末の「す」、文中の「え」、を加えマトメますと、「いえす
とかなくてしす」 つまり、イエス咎(罪)なくて死す、となります。
偉大なる大天才空海は、文頭の「い」、文末の「す」を決定させた時点で、
「え」は必ず上から5行目、左から6列目に配置しなければならないのです
(この時、文頭から「え」までを数えると33番目、文末から「え」までは
13番目となります)。
何故でしょう?
つまりはこのように配置しなければ、イエスの一生を封じ込めないからです。
及び、この一事を以て、空海がキリスト教徒その人であることをも理解できま
す<信徒ゆえ、封じ込めたのです。単なる傍観者(無関係者)なら、わざわざ
こんな手の込んだことをする必要は全くないからです>。
ついでに、オクターブの法則による「七曜」を図のように配置しますと(通常、
日曜は安息日として、活動初日の月曜から並べます)、「え」のある行には、
金曜が充当されます。
ここから、「イエス咎なくて死す」、お幾つで?「33才で」、いつ?「13日の
金曜日に」(キリスト教徒が特に忌み嫌う日となった謂われです)、が読み解
かれます。
更に、7列目終わりの「し」から左回りで四角形の各角の文字を拾うと「しと
いゑす」となり、又、1列目を縦に読み降ろしますと、「いちよらやあゑ」
となります。
「しといゑす」は無論、「使徒イエス」で、「神の使命を帯びた者=イエス」。
「いちよらやあゑ」とは、「いちよら」「やあゑ」で、ヘブライ語の「いちよ
ら」=(日本語の)いっちょら=(漢字で)一張羅=「唯一、最高」という意
味になります(今日でも一張羅は、一着しかない上等のもの、一枚しか持って
いない衣服、という使われ方をしています)。
「やあゑ」とは、ヤーエで「エホバ」(旧約の神)を意味します(ついでに申
せば、日本の八幡祭神でもあります)。
以上をもって、「いろは歌の謎」を解明すると、
『唯一最高神エホバの使命を帯びたイエスは、33才になった時、13日の金
曜日に、咎(罪)なくて死にました』が封じ込められているわけです。
改めて言うまでもなく、イロハ歌の謎は、西洋の数秘法を用いない限り、全面
解明は出来ません。25年以上も前に記した、特に、33才、13日、金曜、
などは、未だ何処にも出て(発表されて)おりません。私のオリジナルに変わ
りはないようです(大汗!)<数秘法を教えてくれたミゲルさん(注:4)の
お陰ですm(_ _)m >
(注:1)
「ファラオの杖」と「クンダリニー」参照。
(注:2)
宇宙の根元の法則。 宇宙は全て「7」 という数を根元にしており、8番目ご
とに似た性質のもの<音階、元素、虹、光彩、七曜、49日(7×7=中陰)
など>が配置されます。これを「オクターブの法則」 と言います。
(注:3)
いろは歌の作者は色々と言われます。
繰り返しますが、重複しないたった47文字で、涅槃経を和訳し(これのみで、
人知を遙かに越える作業です!)、更に、イエスの一生までもが組み込まれて
いるのです!!!(正に神仏の領域です)
今日のスーパーコンピューターを駆使しても無理だろうし、巷に流布されてい
る(篠原央憲氏、井沢元彦氏等・・・)、尤もらしい柿本人麻呂作、山上憶良
作などは到底信じられません。現在の学会に於いてもイロハ歌の五七調を以て、
空海作は否定されているようです(ナンセンスの極みです)。
では一体誰が、キリスト教・仏教の深い知識を持ち、上記、結論を組み込んだ
と言うのでしょう? 大天才、否、神人以外の空海を於いては、あり得ないの
ではないでしょうか!?
(注:4)
「三十三間堂の秘密」と「クンダリニー」参照。
「ファラオの杖」と「クンダリニー」参照。
聖なる「ハネムーン」(ダビンチコードより)参照。
<追記>
「いろは歌の謎解明」の批判として、そもそも何で7文字づつで区切るのだ、
があります。7文字づつで区切らないかぎり、有名な「とかなくてしす」は浮
かび上がらず、「しといゑす」「金曜日」も検出できないからです。
これに対して、解明者からの明確な反論は無いようです。繰り返せば、いろは
歌を、日本国内のみで解読しようとするからであり、西洋(即ち、キリスト教)
までも視野に入れなければならないのです。
つまりは空海は、宇宙の根元法則「オクターブの法則」を用いて、あっさりと
7文字づつで区切ったに過ぎないわけです。