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【『人生逆戻りツアー』は神の書か?】 

2018-05-20 15:05:56 | 日記
私は貧乏商家の次男坊にして、基本、浅学非才、
無知蒙昧(*_*) ただ不思議なことに(実際は、
祖母の薫陶のお陰か?)、本だけは好きでした
(例えば、確か、小4の時に読んだ「源平盛衰
記」は今でもアラ筋を想い出します)。
子供時代から大の勉強嫌いでしたが、勉学そっち
のけで、多くの分野を乱読してきました(今日に
及ぶも、常に焦燥感に捕らわれているようで、そ
のためか、小説類は先ず読みません。本当は読み
たかったのに!)。
こんな身ではありますか、ナンカ唯一の取り柄と
して(大げさで恐縮ですが)【本質を見抜く眼力
(慧眼・炯眼→眼光炯々として、の炯です)】と
言ったモノが身に付いたようなんです(大汗!).
本当に、私が自慢出来そうな、唯ひとつの大切な
取り柄です。政治・経済でも、国際問題でも、社
会現象でも、瞬時に『本質はココ!』と見抜ける
つもりなんです<勿論、私の勝手な自負に過ぎま
せんが(^^ゞ >。
よって、自分としては有り難い限りで、今日まで
大過なく世間を渡れたのも、この能力(?)のお
陰と感謝しています<マスコミが垂れ流す、大々
的フェイクニュースにも、ほとんど引っかかりま
せん(^o^) >。
そんな眼で、たまたま手にした、泉ウタマロ著、
『人生逆戻りツアー(1234円)』(最近、文庫本
もあり)は、瞬時に、「これは神の書か!?」、と
思った<見抜いたwww>次第です。
私は、アマゾンで、7円で買いましたが(他に送
料350円)、こんな所にも、神書としての、本質
が隠れているように思えます(高価な本が価値あ
る物とは限らない)。大寺の寺男こそが真の仏教
者だったみたいに。
とにかく、読みやすく、且つ面白い! そして、
あの世とこの世の仕組みをシッカリ解き明かして
いるようです。無論、一番大切な、『因果応報』
の教え! も。即ち、現実、身に起こる全ての現
象は、良きも悪しきも前世の報い。業(ごう。カ
ルマ)の成せるワザ。例えば、理不尽な死に方を
した子供を思うと、親は一生、苦しまなければな
りません。しかし、『因果応報』の教えを良く良
く理解すれば、早くに諦めもつき、苦しみからも
解放される訳です(全世界の人々が、小さい時か
ら必ず知るべき教えと思います)。

本の内容紹介では、「口コミでベストセラーの小
説。『そろそろ君の人生を回想しに行こう。でも
今回は逆向きでね』。。。
ついうっかり死んでしまった主人公は、三人の天
使に見守られ、自分の人生を“逆戻り”に見てい
くことになった。勤めていたスーパーでの理不尽
な出来事、愛する妻から突然の離婚宣言、さらに
は過去生の農村の女性だった自分まで・・・。
何でこんな人生なのか? 何のために生まれ変わ
るのか? 疑問を持った主人公の前に現れた神様
とは!? 笑いと感動のストーリー」。。。
別の内容紹介では、、、
「貴方は今、自分が望む人生を生きていますか? 
自称『ダメダメ男』の主人公は、あっけない死に
方で64年の生涯を終え、あの世の世界 【魂の
領域】へと帰還した。そこで彼は三人の守護天使
と再会し、たった今終えたばかりの自らの人生を
逆戻しで振り返る旅に出ることに・・・。
彼は再度自分の生涯を体験する中で、地上での人
生と、死後の人生がどのように機能し合っている
のかを徐々に思い出していく。
そして、意外な風貌の神さま【創造主】との対話
から明かされる魂のシステムとは・・・。
私たちの『存在意義』とは何なのか? 私たちが
この世で生きる『ミッション』とは何か、を問い
かける、愛と笑いの物語。あなたの人生を変える
自己存在再発見ストーリー」。。。
と、紹介されている通りの書物です。当然のよう
に、スピリチャルの大家、山川紘矢・亜希子夫妻
も大絶賛です。
皆様も、お暇な折にでも、是非、ご一読を!
 

【私も癌に。余命8カ月! アハハ・・・(*_*) 】

2018-05-12 20:54:49 | 日記

実は3/1ごろから、ノドに違和感があり、何かが
へばり着いている感じでした。感覚が強くなって
きたので、一週間後くらいに、懐中電灯で、ノド
をのぞいてみた所、何と500円玉くらいの気持ち
悪い腫瘍が出来ておりました。腸や胃に1cm位の
腫瘍ができても大騒ぎなのに、500円玉大とは、
正直、ビックリと言うところです。
3/9、最初、口腔内と思い、口腔癌診断を行う歯
科に行きましたが、口腔では無いと、耳鼻咽喉科
への紹介状をもらいました。
3/12、大阪の大きな拠点病院で診察を受け、先ず,
(中部)咽頭癌で、ステージⅡ~Ⅲ、何もしなけ
れば、やがて腫瘍が大きくなり飲み込みに支障が
生じ、時に出血も。その際はノドに穴を開け止血,
との恐いお話し。余命も10ヶ月くらい。但し、
直ぐ治療を始めれば、80%は治ります<注1>、
との力強く、有り難いお言葉と共に、即、3カ月
の入院を強く勧められました。その1週間後の生
検の結果も同様でした。 
今日は、5月の12日なので余命は、あと8ヶ月をチ
ョイ、切って参りましたね(笑) 

むろん、私は、自身のブログに書いているように
手術・制癌剤・放射線の三点セットである西洋治
療は受けません<例えば、2015-10-28付、【癌
の正体・癌は恩人。友を失ってなるものか!】→
もちろん、内容は、医学常識とは隔絶する、私の
独りよがりの話に過ぎませんが。 然し、癌と闘
わず、仲間と思うことで、精神状態はスコブル良
好です(^o^) なお、友人は、残念ながら翌年春、
他界しました(*_*) >。 西洋医学の手術関係、
薬による細菌・ウイルス性対策、診断能力は高く
評価していますが、慢性病など癌を含む、その他
の現代治療法は全く感心していないからです(よ
って、私が求めるのは正確な診断のみです)。
西欧先進国では標準となりつつある代替療法(こ
の為か、西欧の癌患者は減少に転じていますが、
ひとり我が国は急増を続けています。先日まで3
人に一人が、唯今は2人に一人が癌と言う、凄ま
じいばかりの有様です)で対応していきます。

色々調べたところ、フコイダン(海草のネバネバ
成分)、スギナ茶、良質なミネラル・ビタミン、
及び3年前から続けている、重曹(毎日、小さじ
1杯飲用)などが良さそうです<注2>。
何よりは、癌の大好物:ブドウ糖(炭水化物)の
摂取制限と、なお一層の少食(粗食)を心がける
事。当面、これで対処していきます<注3>。
前回アップの、日独伊のブログ風に言えば、我な
がら『勝機』ありです(笑)。
所で、制癌剤・放射線の副作用で食欲が消失しま
す。そのため、病院では栄養補給で点滴をされま
すが、その内容がブドウ糖液だそうで、何で癌の
大好物を? と、ナンカ首をひねってしまいます。
最近、若いアスリート(40代位)のガン死も多い
ように感じます。彼等は、刻苦し節制し自己鍛錬
を重ね、一流の選手となって参りました。それな
のに、癌などの大病に罹ると、アッと言う間に、
全てを西洋医学に丸投げしてしまいます。自分の
体です。誰も(医者も)保障してはくれません。
少しは自分で調べて、対策を考えたほうが良いよ
うに思いますが・・・。

 <注1> 
西洋医学の癌生存率は確か5年です(5年以上生
存は、治療が成功したと見なされる)。つまり、
5年と1日後の死は癌死では無い訳で、別名での
死となります。例えば、心不全とか、肺炎とか、
心筋梗塞とか(最近、やたらと、「心不全」の死
が多いと思いませんか?→原因は殆ど癌死ではな
いか、と)。80%助かると言われても、制癌剤・
放射線で正常細胞がズタズタにされ、ヨロヨロの
状況で、たったの5年強生きたとしても、全く無
意味な事と思います<注4>。

 <注2> フコイダン等について。
私はガン判明と共に、「FDG1000」(シンゲンメ
ディカル社)、「フコイダンカプセル」(アスリ
ード社)、「フコキサンチン」(アスリード社)
を求めました(それぞれ3倍量)。
「FDG1000」は、癌の大好物ブドウ糖の偽物で、
ガンが好んで取り込むが、中身が空っぽなので、
結局、兵糧攻めに。「フコイダンカプセル」は、
免疫力の大幅なアップ。「フコキサンチン」は、
癌細胞の自己死(アポトーシス)を積極的に引き
起こす、と言うものです。
何れも、ネット情報から得たものですが、特にア
スリード社からは、誰にでも分かりやすい、数部
の冊子が無料で貰えます。又、正式な成分分析所
のお墨付きが付いていましたので(どれも高価な
のか、紛い物が多い)、信用して購入しました。
電話営業など、一切無いのも好感が持てます。
服用2カ月ですが、お陰様で、癌発見以来今日ま
で、特に目だった痛みや衰えなどはありません。
そのうえ、ナンカ腫瘍が小さくなっている感じも
<無論、気のせいか?(笑) でも大きくなって
いないのも確か(^o^) >。

 <注3> 
先日までは、朝、バナナ1~2本、昼は無し、夜
はドンブリ1杯の「味噌・野菜のモチ麦雑炊」だ
けでしたが、本日から、一段と食事を制限し、朝
のバナナも無くし、一日1食にしました。
ネットで、癌患者さんの食事法を見ますと、医者
から「栄養を付けて、免疫力を高めましょう!」
とでも言われるせいか、セッセとグルメ並の栄養
食を、無理してでも摂っている人が多すぎるよう
です。反対に、私みたいに粗食にした方が良いと
思うのに! だって、癌って『富栄養病』の一面
もあるのだから。グルメ並は癌を益々増大させる
食事法と思います(代表的なガンの代替療法に、
断食療法があります)。
この件に関しては、船瀬俊介さんの【一連の書】
や、森美智代さんの【食べること、やめました。
1日青汁1杯だけで元気に13年】等がとても参考
になると思います。

 <注4>
2016年の国立癌センター統計によれば、ガン死は
37万強と発表されています。然し、実際は100万
以上と囁かれています。
然し更に言えば、3人に一人、2人に一人説自体
が大いに誇張されているように思えます。現実に
全国民は 13、000万として、2人に一人なら、
6500万人が癌。何処をどう見ても、そんな数字は
あり得ません(飲食物の汚染ぶりを見れば、癌が
ドンドン増えていくのは自明のことですが)。
この数字は、2人に一人、よって誰もが罹る、と
癌の恐怖を植え付け、多くの人を、癌検診に向か
わせ(船瀬さんなどは、健診は受けるな! 有害
無益そのもの、と切り捨てています)、結果、ガ
ン患者の大量生産をモクロみ、癌保険も売れまく
り、医療マフィアが大儲けする仕組み、と邪推し
たくなります。
何にせよ、『因果応報・輪廻転生』は世の習いで
す。彼等マフィアの地獄行きは、最早、免れない
でしょう! 
<2017年07月06日付け【早期健診→早期発見→
早期治療→早期死亡!】参照>。


【日独伊の楽勝!⑩ 終章(総力戦研究所)】

2018-04-30 20:00:12 | 日記

1941年7月、総力戦研究所(主に、若手官僚や専
門家を集めての継戦能力研究。1940年10月1日開
所)に於いて、日米戦争を想定した第1回総力戦
机上演習(シミュレーション)発表。
軍事・外交・経済の各局面での具体的な事項<兵
器増産の見通しや食糧・燃料(石油)の自給度や
運送経路、同盟国との連携など。及び日米の国力
差>について各種データを基に分析し、日米戦争
の展開を研究予測した。
結果、「開戦後、緒戦の勝利は見込まれるが、そ
の後の推移は長期戦必至であり、その負担に日本
の国力は耐えられない。戦争終末期にはソ連の参
戦もあり、敗北は避けられない。ゆえに戦争は不
可能」という『日本必敗』の結論を導き出した。
これは現実の日米戦争における(真珠湾攻撃と原
爆投下以外の)戦局推移とほぼ合致するものであ
った。
対して、東條首相(当時、陸相)は、「これはあ
くまでも机上の演習であり、實際の戰争は、君達
が考へているやうな物では無い。日露戰争で、わ
が帝國は勝てるとは思はなかつた。然し勝つた。
あの當時も列強による三國干渉で、やむにやまれ
ず帝國は立ち上がった。勝てる戰争だからと思っ
てやったのではなかつた。戰といふものは、計画
通りにはいかない。意外裡な事が勝利に繋がつて
いく。したがつて、諸君の考へている事は机上の
空論とまでは言はないとしても、あくまでも、そ
の意外裡の要素といふものを、考慮したものでは
ない。尚、この机上演習の経緯を、諸君は軽はず
みに口外してはならぬ<以上 ウィキより>。
と反論しています。

実際の大東亜戦争は、驚く事に、このシミュレー
ション通りに推移したので、今日に及ぶも高く評
価されています。
然し私は、東條首相の反論に半分同意したいと思
います。今まで、幾度と記したように、超新兵器
ゼロ戦などを擁した日本は、少なくとも1943(昭
和18)年初めまでは、制空権・制海権を握り、圧
倒的に強かったのです(米国の物量作戦が機能し
始めるのは、開戦も2年が経ってからです!)。 
この机上演習(シミュレーション)には、超新兵
器の存在を全く考慮していないのではないか、と
しか思えません(研究員に新兵器情報は与えてい
ないので、当然か)。
つまり意外裡の要素が幾らでもあり、日独伊で、
英・ソを屈服させ、アメリカを世界の孤児と化し,
十分に、お釣りが出るほどの講和が、早々と米国
と結ばれた筈なのです(米国民の戦争反対意向も
あり。当然ルーズベルトは失脚です)。

返す返すも、ソ満国境とインド洋の重要さを無視
し、南進論(*)1本に絞ってしまった事が残念
でなりません。この背景は繰り返しますが、戦争
指導の上層部に、ビッシリと敵国スパイ網が形成
され、これに誘導され南進し、長期戦(消耗戦)
に持ち込まれてしまった、に尽きるようです。
一例として、スパイ網のひとつに「ヨハンセン・
グループ」があるそうです。これは、吉田反戦の
意味と言われています。本当ならば戦後、吉田茂
が何故、突然登場し、総理大臣として君臨できた
のか、の理由も分かろうと言うものです。
更に言えば、奥はもっと広く、ルーズベルトやチ
ャーチル、(特に)日本海軍上層部は皆、フリー
メーソンのお仲間。及びヒットラー(90代で南米
で客死は事実のよう? メルケルはヒットラーの
娘?)やスターリンもロスチャイルドの孫と言わ
れ、第二次大戦は、壮大な茶番劇と言われていま
すが、ここまで踏みいるのは、私のような浅学非
才の輩では到底無理なので、言及は避けます。

(*)当初、日本が南進論で目指した地域は、
 ・アメリカ領フィリピン。 
 ・仏領インドシナ(ベトナム、カンボジア、
   ラオス等)。 
 ・イギリス領ボルネオ島。 
 ・オランダ領東インド(インドネシア)。
 ・イギリス領シンガポール、マレー(マレーシ
   ア)。
 ・タイ。
 ・英領ビルマ(ミャンマー)。
などでしたが、現実は、更に南太平洋の奥深く、
敵国オーストラリア近辺のソロモン諸島<ガダル
カナル島(ガ島)など>まで、戦線を大々拡張し
兵站が思いっきり延びた所(豪州に近いアメリカ
有利、日本は大不利。兵法の基本にも大いに反す
る!)での戦闘に明け暮れてしまい、当然のよう
に、艦船・航空機・兵員・燃料・武器・糧食の多
くを失い、国力はガタガタになってしまいます。
米豪遮断を目的とし、ガ島に飛行場を建設する訳
ですが、アメリカは初めは黙視し、イヨイヨ飛行
場が完成する間際に、大軍を上陸させ奪取してし
まいます(ここに、ガ島を巡る壮絶な戦いが始ま
る次第)。そもそも、ラバウルから1000kmも離れ
た、こんな僻地に、飛行場を作ろうとしたのは誰
なのか! 南進論すらブッ飛ばす大愚策(当初、
ソロモン諸島など南進論には無かった。それがい
つの間にか!)を企画立案したのは一体誰か? 
勿論、スパイ網に汚染された海軍首脳によってで
す。兵站不利のガ島海域に深入りすること無く、
早々と撤退しておけば、まだ救われたものを! 

終章に当たり、私にとっては、正直、このタイト
ルは荷が重かった! ブログ記載の動機は、12/8
の開戦記念日に、相変わらず多くのマスコミなど
が、「日本は無謀な戦争をした!」と片づけてい
る事に、「少し違うのでは無いか」「決してそう
ばかりでは無かった」との思いからでした(⑧の
開戦時の海軍戦力比を改めて見て下さい。これな
ら無謀でもなんでもなく、開戦の決意も十分納得
出来ますし、無謀と言うなら、ハルノートなどで
日本を挑発した米英こそ、無謀であるに決まって
いるではないですか! それが、一体どうして負
けてしまったのか? それこそが大疑問と言うも
のです)。もし、そんな現状に一石でも投ずる事
が出来たとするのなら、私の望外の喜びとする所
です(汗!) 
以上、10回にも亘って、お付き合い下さり、厚く
御礼申し上げますm(_ _)m 


【日独伊の楽勝!⑨ <大陸打通作戦>】

2018-04-10 20:28:16 | 日記

<日本軍が如何に強かったか、の一例です>  
負け戦となっている1944年4月、インパール作戦
にワズカに遅れて、<大陸打通作戦>が実施され
ます(4/17~12/10)。
目的は、この年、制空・制海権は完全にアメリカ
に奪われ、南方からの資源輸送が覚束(オボツカ)
なくなりました。シーレーンがズタズタにされた
訳です。この打開策として、華北(北京)から、中
国大陸を縦断し雲南省を経由、仏領インドシナま
でを結んでの壮大な「陸のシーレーン構築」(南
方資源を陸路、釜山まで運び、そこより、米潜水
艦からの防御を固くして玄界灘を渡り九州へ)で
す。及び、本土空襲を狙う、中国大陸にある「ア
メリカ空軍基地の壊滅」です。
当初、日本の支那派遣軍50万(関東軍とは別。最
終的には100万まで膨らむ)、中国軍300万が中国
各地で激突し、結論を言えば、精強な日本軍の圧
勝で作戦は大成功でした。しかし、この時、既に
マリアナ諸島が落ち、サイパン島からの本土爆撃
が本格化する訳で、目的の半分は無意味なモノと
なりました。
然しマ~、とにかく日本軍は強く、敗戦1年前時
点での大作戦も目を見張る程です。なお、支那派
遣軍精鋭100万は、終戦を中国大陸で迎えました
が、降伏調印式で、名将、岡村寧次総司令官(大
将)は、「何で連戦連勝の我が軍が、負かした相
手に降伏しなければならないのだ」とエラく立腹
し、もう一戦を覚悟したそうですが、陛下のご意
向であると聞き、直ぐに鉾を納めたそうです。


サテ、①に記載した<勝機1.2.3>に付いて
書いてみます。

<勝機1>ソ満国境で、関東軍は特種演習(関特
演)を実施しました。70万を動員しての大演習で,
スターリンは、本当に日本が攻めてくるのでは無
いかと、冷や汗を流したそうです。現実にも、演
習に見せかけての『対ソ武力発動』を前提とした
作戦準備行動で、陸軍健軍以来の大動員でした。
しかし、華々しい大演習も、当初の意気込みは何
処へやら、終われば撤収してしまいました。世上
言われるように、戦争方針で、北進論(ソ連を攻
撃し欧州戦線での独伊を支援する)が後退し、南
進論<仏領インドシナから、東南アジアの資源
(石油、スズ、ゴム等)地帯を攻略>が優勢にな
った事です。結果として、スターリンを安堵させ
ると共に、独伊を大いに落胆させました。
改めて言うまでも無く、ここは、何としても北進
論を実行し(併行して、東南アジアの資源地帯を
攻略。それだけの戦力は十分あり)、独伊を支援
し勝たせることに全力を挙げるべきでした。日独
伊三国同盟は、軍事同盟なのですから当然のこと
でしょう! 独伊の勝利は、密接に日本の勝利に
関わってくるのですから尚更です。南進論の実施
により、日本の勝機は大いに失われました。

<勝機2>北アフリカのエルアラメイン(英領エ
ジプト)攻防戦では、海軍は紅海の入口付近を哨
戒し(以前述べたように、余裕をもって可能でし
た)、英軍への物資輸送を断固、阻止し、ロンメ
ル軍団を背後から支援すべきでした(場合によっ
ては、軽空母あたりを紅海に入れ、英軍基地を空
爆することも有りだった? もし、そんなことが
起こったら、英軍は大パニックに陥り、ロンメル
軍の士気は大いに上がったことでしょう)。しか
し、日本は何もせず、英米輸送隊はフリーパスで
モントゴメリー軍への支給を続け、ロンメル軍は
敗退に追い込まれました。結果的に、イタリアの
早期降伏へと繋がります。

<勝機3>スターリングラード攻防戦こそは、第
二次大戦の帰趨を分けた大決戦でした。
この局面では、ソ連への物資揚陸地、イランの軍
事施設を叩くことこそが肝要でした。勿論、米国
と大衝突しますが、この地は、アメリカからは遙
か遠隔の地であり、制空権を握る日本海軍との戦
いで、アメリカの勝ち目はありません。膨大な物
資がソ連に届かなければ、幾ら、シベリア軍団を
スターリングラードに投入しようとも、ソ連の敗
退は自ずと明らかです(貧弱な装備のままでは、
優秀なドイツ機甲化師団に適いません)。
日本は悠々と、イラン陸揚げを阻止出来たのに、
ここでも何もせず、結果的に、独伊を見殺しにし
たのも同然です。

<勝機1.2.3>を俯瞰すれば、本当に、日本
は、『為すべき事は全くせず、どうでも良い、ツ
マラナイ事には全力注入』と言う愚かさです。改
めて、勝てる戦争を自ら毀損し破滅していった、
とも思えます。『度し難し』(救いがたい)との
仏教用語は、正に日本の戦争指導者にこそ相応し
い、と言えるでしょう! 誠に情けないこと限り
なし、です(>_<) 
                 <続く>


【日独伊の楽勝!⑧ <海軍戦力比!>】

2018-03-30 20:33:40 | 日記

前回、イギリスが、「強大な日本帝国(事実です
よ!)に宣戦布告などするでしょうか?」と書き
ましたが、ここで、太平洋・インド洋に於ける、
開戦時の日米英の海軍戦力を見てみましょう。

海軍戦力(太平洋配備、1941年時点) 
        日本  米国  英国
戦艦      11    9    2 
大型航空母艦  8    3    0 
重・軽巡洋艦  41   24    8 
駆逐艦     129   80    13 
潜水艦     67   56    0 
です。
如何でしょう? 
それが、真珠湾攻撃で、米戦艦8隻が沈没。2日
後には、英戦艦2隻撃沈で、大型艦で比較すると
ザッと日本は、米英の3~5倍の戦力! 正に、
両海洋を睥睨(ヘイゲイ)するほどの戦力と言え
るでしょう!  
それだけで無く、武器は優秀<世界最大の18イン
チ砲や16インチ砲搭載艦を多数保有、酸素魚雷、
戦闘機・艦爆機・雷撃機など。しかし、暗号解読
された事と電探(レーダー)配備遅れは最大の痛
手>、兵は勤勉なうえ不惜身命<本当に、現場
(前線)は最強>。練度も極上(世界一と言って
も過言ではありません。この練度は今日の自衛隊
にも引き継がれています。世界の軍隊が認める所
です)。軍歌に『月月火水木金金』がありますが,
休日返上(土日が無い)で猛訓練を行っていたサ
マを表しています。
この戦力なら、連合艦隊を太平洋・インド洋と二
つに分けても、お釣りが来るほど圧倒的です(実
際、セイロン沖海戦でイギリスを破ってからは、
英東洋艦隊は、アフリカ東岸のマダカスカルやケ
ニヤ基地に逼塞してしまいます。日本が負け戦に
なってから、また出てきた次第)。にも関わらず,
何故、これほど惨めな敗戦を迎えてしまったので
しょう!? まともに考えれば真実、信じられな
い程です。
偏(ひとえ)に、軍部及び戦争指導部の愚鈍さ! 
に尽きるのですが、加えて、政界・軍上層部に配
置された敵スパイ網の巧妙な存在を無視出来ませ
ん。結局、日本は、隠れたスパイの思惑通りに誘
導され、次々と泥縄式の戦術を繰り出し、当然の
ように自滅して行った次第です(防諜の貧弱さに
負けた!)。

⑥に、「多数の敵国スパイ工作(ソ連のコミンテ
ルン等)により、日本の上層部が、かなり汚染さ
れてしまったことに尽きる」と書きました。1935
年第七回コミンテルン(国際共産主義組織)大会
でのスターリン演説は、
「ドイツと日本を暴走させよ! しかし、その矛先
を祖国ロシアに向けさせてはならぬ。ドイツの矛
先はフランスと英国へ、日本の矛先は蒋介石の中
国へ向けさせよ。そして戦力の消耗したドイツと
日本の前に、最終的に米国を参戦させて立ちはだ
からせよ。日、独の敗北は必至である。そこで、
ドイツと日本が荒らしまわって荒廃した地域、つ
まり、疲弊した日・独両国をそっくり共産主義陣
営にいただくのだ」(Wikiより)と、言われてい
ます。事実かどうかは分かりませんが(論争中),
事態は、ホボこの様に展開していったのは間違い
ありません。また、コミンテルンのスパイ網は、
ルーズベルトの周辺にもハワされていたのですか
ら<ソ連のスパイであったハリー・ホワイトが、
ルーズベルト政権下で財務次官補として、ハル・
ノートの草案作成に携わり、「それは日本に開戦
を決意させた」、と>、敵ながら見事としか言い
ようがありません! 
日露戦役は明石元二郎大佐などが、欧州で八面六
臂のスパイ活動を繰り広げ(工作資金は今のお金
で、400億円~1兆円とか?)、大国ロシアに勝て
ました。果たして今次大戦では、一体、日本は世
界でどのような諜報活動を行っていたのでしょう
か? まず、功績を聞いたことがありませんので
殆ど皆無に近いと思います(惨敗です!)。これ
には、明石大佐など先人達は草場の陰で、サゾ、
嘆いているに違いありません。
繰り返して結論を述べれば、日本は、防諜・諜報
活動に弱く、折角の大戦力を所持しながらも(大
和など、折角の18インチ砲を一発も撃っていない
のでは無いか? 馬鹿!としか、言いようがあり
ません)、生かすこと無く敗れ去ったと言う事で
しょう(*_*)
                 <続く>