がらんどう 吐毒会

雑感で感じたままに…

卒業式

2009-03-12 22:31:18 | Weblog
息子が青春の6年過ごした学舎に久々に行った。卒業式出席のためである。
中学2年と高校2年時に役員をやったが正直、下っ端ゆえ皆が嫌がる仕事をさせられ、パシリに終始した感で一杯である。現に1年以上ぶりの学校だったが、顔見知りとも教師とも会釈だけで冷たいものである。
そんな中、式は厳かに挙行され一部の学生達が「ありがとう」と叫んだことくらいのハプニングで、最後は「仰げば尊し」で閉式となった。卒業式は学校のものらしい。息子達にそういう釘の刺し方したそうだ。まあ見事な形式美ではあったが、周辺の親でも涙流している女性は数人だった。きっとそれでいいのだろう。思い出に浸るより、前を向けとのメッセージと捕らえよう。
前にも書いたが中高一貫一期生で入学式の時はテレビ局新聞社などが来たが、卒業式にはそれもなく、中学立ち上げ時の教諭は誰もいず、当時の校長含む関係者の姿もなし。祝電掲示板に当時の教師3名のそれがあったが、祝電披露では訳のわからぬ人のそれが紹介され、「他に元職員」として名前を言われただけ。権威の前には功績も吹っ飛ぶ。ただ十分教師達の功績は子供達の人間形成にはあったと思うが、要は数字実績優先主義がそこにはあるのだろう。現に退学生徒を出したことや、思った程の進学率の伸びなかったことは歴然で、結局一期生で結果伴わず切り捨てられた格好になったのかもしれない。さらには上級高校でこれを踏み台に新たに中高一貫始めたものだから、視点も流れた結果だろう。

私にとってはいずれにしろ後味の悪い卒業式であった。

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