がらんどう 吐毒会

雑感で感じたままに…

元荒川

2012-04-11 20:44:23 | Weblog
埼玉県を流れる元荒川には桜の名所が多い。一番有名なところは幸手の権現堂堤。4月10日には旧4号線の下りが春日部まで伸びる大変な渋滞があった。近くに得意先がありアポイント取ろうとしたら、桜シーズン過ぎるまで我慢した方がよいと諭された。

写真は同じ元荒川でも南下した北越谷から近い堤である。毎年架かる「日光猿軍団後援会総本部」のシートを見ると春を感じる。対岸の県道まで窓をあけていると、屋台の匂いがしてくる。私の春の匂いでもある。

桜には精神を高揚させる分泌物があると同時に、二日酔い防止の分泌物があることも知られている。古人が桜の下で宴を始めた頃にはそういう知識があるはずはなく、生理的に働いたと考えるしかない。もちろんそんなことよりも、日本人に染み付いている、はかなさを愛でる精神が先立っているとは思うがどうだろう。

今日の風雨によって今年の花見シーズンは終了、また白くなる桜を待つ一年になる。