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べってぃのぱっしょん

ビビッとくると「パッション感じた」と言ってしまいます。平たく言えば、好きな物の寄せ集めデス。

『7月32日』

2008-09-29 23:13:16 | 韓国映画
ホテルにチェックインしてから、再び天神に戻り『7月32日』鑑賞。
「仕事」を終えた後に警察に追われることになった殺し屋は「明日(7月32日)に迎えに来る」約束して娘を一晩だけ売春宿に預ける。
が、結局捕まってしまい刑務所へ。
殺し屋から足を刺されて退職せざるを得なくなった刑事は父子を恨み、まだ幼い娘を他の売春宿へ売り飛ばしてしまう。
娘はいつまで経っても売春宿から出て行くことができず、父親に復讐するのを糧に生きている。
出所して娘の居場所を探す父親のことを知った(元)刑事はこの二人を会わせようとする・・・。

こんな話。

主人公の娘の境遇はもちろん、ポスターデザインからもキム・ギドク監督の『悪い男』を思い出すのは当然として、
刑事の側からすると『オールド・ボーイ』の要素もかなりありました。
父親がいつ客になってしまうのか、気が気じゃなかった

絶賛の言葉を聞いて期待し過ぎていたのか、はたまたシラけてしまったのか、「聞いていたほどじゃなかった」が正直なところ。
ただ、親の愛ってこんなに深いのかぁ・・・と思って、その部分にはちょっとウルウルしてしまいました。
うちの父親も私の幼い頃とか思い出したりするのかなぁ。
せいぜい「昔は可愛かったのに」的な?(笑)

この父子は最後までお互いをはっきりとは認識できないままなんですが、何となく勘付いているような描写があり。
ティーチインでそのことに触れた方がいらっしゃいましたが、そのことに関して監督は(あれ?パク・ウンス氏だったか?)
「そういう意図で撮影したし、韓国では未だに離散家族が多くて、顔を見ただけで何となく「生き別れた家族ではないか?」と分かったという話も多くあり、
そういうことが受け入れられる土壌があると思う」とおっしゃってました。

刑事役のキム・ジョンギュン氏、本人も舞台挨拶で「本当に悪いヤツなので、石を投げてもらってもいいです」なんてジョーク飛ばしてました。
いや、マヂで。
同情の余地はあるんだろうけど、最後は鬼畜か!てなくらいで。
カフェトークでは「普段演じるのはコミカルな役が多いので、今回はとても苦労した」と言ってましたが、顔は結構悪人顔(おいっ)
「どっかで見たことある、どっかで・・・何かで・・・」と思っていたら、ユン・イノ監督のデビュー作『バリケード』で主人公の同僚を演じてた人でした。
日本でも韓国でも『バリケード』と『7月32日』の両方を見てる人は本当に少ないだろうから、直接伝えられたら良かったなぁ・・・。

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