べってぃのぱっしょん

ビビッとくると「パッション感じた」と言ってしまいます。平たく言えば、好きな物の寄せ集めデス。

『ミスター主婦クイズ王』

2006-09-24 15:39:05 | 韓国映画
台風が近付く中(知らなかったけど)またまた朝一から出かけていったのは『ミスター主婦クイズ王』。
ソウルで観たゆーじんさんご夫妻の「ハン・ソッキュが生き生きしてた」という言葉どおり、久々に見る穏やか~な笑顔。
いいわ~( ̄ー ̄)
この笑顔なんだよぉ!と思うんだけど、彼自身はそういうイメージが固定するのが嫌だったのかな~。女装も似合ってたし、コメディもイイと思うんですが。
子役(この女の子がまた可愛い!!)との息もピッタリで、あのポール牧かはたまたジェット浪越かっつー決めポーズはこの一週間マイブームでした(古いって言われたけど( ̄□||||!!)
シン・ウンギョンも働く女性の葛藤や揺れ動く心の機微をうまく演じていたし、脇役のキム・スミやコン・ヒョンジンは言わずもがな。
個人的にはハン・ソッキュの主婦仲間がイイ味出しててツボでした(『ラストプレゼント』の屋台の人とか)

ちなみに監督はケータイから投稿した写真通りの男前さん。
観客の皆さんも同じご意見のようで、監督登場の瞬間は息を呑む音が聞こえました。
上映後のサイン会は写メの嵐だし(私もその中の一人ですが)
見ようによっては、千原Jr.かソ・ジソプに見えないこともないんだけど、バランスが良いのですよ。サングラス取った方が可愛かったのにな~。
「俳優の道は考えていないのか?」という質問に、実際そういう要請は多いようで、本人も昔からクリンスト・イーストウッドのような俳優兼監督に憧れているので、今後も映画の邪魔にならない程度に出演したいとのことでした。
この作品にもチラッと出ているそうですよ。
私は気付きましたが・・・知りたい方は見てのお楽しみということで^^

『ウェディング・キャンペーン』

2006-09-24 03:03:38 | 韓国映画
7時間もの空き時間を経て観たのは『ウィディング・キャンペーン
1年近く『結婚遠征記』と言っていたので、横文字のタイトルに馴染めない私(笑)
去年ソウルに行ったのはまさにこの作品がクロージングに選ばれたPIFF開催中、一般公開にはまだ早い時期でした。
一年経ってやっと見られた~vv

チラシやポスター通りのコメディなのですが、盛り込まれている問題は嫁不足のみならず、金儲けを目論むブローカーや話と違う韓国の実情に馴染めず帰国する娘さん達(そもそも農家に嫁ぐいでたちじゃないし)、脱北者・・・と様々。
それを深刻になりすぎずにかつ不自然にならないようにまとめているのは、初監督とは思えないくらいでした。
笑わせるだけでなく、最後はホロリとさせられましたし。
涙声で感想を仰っていた女性もいて、私はそこまではなかったにしろ(おい)スエとジェヨン氏が交互に映し出されるあのシーンは胸打たれました。

農村の嫁問題は日本も韓国も同じなのね~と思いつつ「なにゆえウズベキスタン?」と疑問だったのですが、ウズベキスタンはコリアンが多い国なんだそうです。というのも、戦中に周辺に住むコリアンの動向を気にしたスターリンが彼らを容易に統制するためにウズベキスタンにまとめて住まわせたからだとか(佐藤忠男先生談)
去年買った映画雑誌でこの映画のメイキング記事があって、読むのは大変そうだからスクラップだけしているのですが(笑)掘り返して読んでみようと思います。
何時間かかるか分かんないけど OTL

ファン・ビョングク監督は日本映画学校に留学されていたそうで、10年近く経った現在も綺麗な日本語を話されていました。口調はゆっくりなものの、観客の質問にも難なく答えていて、通訳の必要は殆どありませんでした。

そうそう、会場では早くもこの作品が2月にDVD発売されるというチラシが置かれていました。
もったいないよー。映画館で観たいよー。観た方がいいよー。

改めて、『グエムル』(もちろんネタバレ有り)

2006-09-14 23:51:07 | 韓国映画
最終的に観客は8人程度だったか。

予備知識なく見たかったので、レビューやら新聞記事は殆ど見ませんでした。漢江に怪物が現れるとだけ(そりゃ、少なすぎるだろ)ま、予告は見ていましたけども。
絶賛!とまでは行かないけれど、巷で言われているパクリ疑惑やCGの粗末さなんつーもんは特に感じませんでしたがねぇ。
あ、ピョン・ヒボン氏が打ち付けられる時は「めっさ人形やーん!」と苦笑したっけ。
冒頭でチラッと出てきたイ・ジェウン君。
キム・ソク君の次に?引っ張りだこな彼のことだから、後で絶対出てくるに違いない!と思っていたのに、なかなか出てこなくて。
「あ~、今回はカメオなんや~」と思い始めた頃に登場(笑)
ああ、すっかり大人に。
でも、出番としてはやっぱ少なかったな。

あれ?話があらぬ方向に(^^;
ガンちゃんの話に聞く耳を持たない警察、そのことによって結局は娘を見つけるに至らなかった状況、自分達を正当化するための無意味な検査・・・『殺人の追憶』に通じるものを感じる。
米軍は人の頭に穴開けときながら、その外でバーベキューとかやってるし。
そう考えると、『殺人の追憶』の題材となった連続殺人事件は「時代のせい」とは言えないんじゃないかと思う。
いつの時代も権力の怠慢はあるんだと(そんなふうには言いたくないけど)

そうそう。
劇場の音響はすごい迫力でした。音が大きすぎるとかではなくて、怪物の足音に合わせて振動が伝わってくるのです。背もたれがドンドンドンッ!って。
ヘタなアトラクションよりずっと良い仕掛けでした。

本日発売

2006-08-25 22:03:32 | 韓国映画
『僕が9歳だったころ』と『公共の敵』。

『力道山』も合わせると今月は3枚もDVD買ったことに。
支払いが怖いわ~(笑)

早速『僕9』の特典映像だけ見ましたん。
韓国版のDVDは未だに見られない環境なのでそれとの比較はできないのですが、メイキング映像はMOVISTだったかで見たものとほぼ同じような感じ。


それにしても納得行かないのが韓フェス作品。
ショボい特典映像しかないクセに5000円。
『シルミド』なんて3時間の特典映像にコメンタリーまでついて4000円弱だったのに。
あれはあれで何かの間違いじゃないかと思いましたが(笑)やはり比べてしまうなぁ。

結局行き着くところは韓国語能力とリージョンフリーのプレーヤー。
あぅあぅ。

日韓映画バトル

2006-07-13 00:27:16 | 韓国映画
大阪の日本写真映像専門学校が毎年開いているイベント。
私は一昨年、去年と二度参加しました。
「そろそろ発表されなきゃ~」と思っていて、ここ2、3日写専のサイトを覗いてたんですが・・・ソチョンさんのページにUPされていました。
http://www.shasen.ac.jp/f_campus/fc_report/8110673.html
今年のゲストは阪本順治監督とヨ・ギュンドン監督。
今までは7時間ぶっ続けで体力勝負!?なところがありましたが、今年は観覧希望のプログラムを申し込み時に申告する形になっています。
いちばん見たいのは最後のトークバトルなんですが・・・(男前な阪本監督の喋りが好き 笑)
夕方から始まるイベントの為だけに大阪行くのはちょっと酷だし、『セサン・パクロ』もちょっと前に見ちゃったし、更に時期的にアジアフォーカスともカブりそう。
ヨ監督は最新作がちょっと前に韓国で公開されたばかりなので(靴がどうたらってヤツ@おい)それが上映されるなら行きたかったなぁ。

そんなこと言いつつ、去年みたく前日にいきなり「行かなきゃ!」って思い立つのかも、私。

出ちゃうんだって

2006-07-02 00:33:32 | 韓国映画
『僕が9歳だったころ』のDVD。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GG4E64/qid=1151765909/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-3418278-2544254
あ、参考のために貼っただけですんで。
クリックしたら私にお金が入るとか、そういうんは一切ないす。念の為。
そっか~、出るかぁ~。
デラックス版って何?韓国版に入ってたコメンタリーも収録されてたりする??メイキングは???
出るのは嬉しいんですけどねー・・・結局、広島での上映はないまま。
ちょこちょこ公式サイトをチェックするに(い、いまだに!?)九州地方の劇場が健闘した模様。(やるな、長崎^^)
もうちょっとたくさんの地方で上映されるかと思ってたのにな(´・ω・`)













ココからはちょっと愚痴モード。

うちら地方のミニシアター、リクエストすれば違ったかも知れませんが・・・韓フェスもあったし、かなり先まで上映予定が入ってた上に、「韓国映画ばっかり!」というクレームもあるので、弱気&遠慮の虫がむずむず。
押しの弱さは天下一品♪←威張るところじゃない。
地方では韓流スター以外の作品は削除される傾向にある韓フェスも全作品やってくれるのはありがたいし自慢でもあるのですが・・・逆に「しなくてもいい作品」もあるやん?って思うんですよ。
どれとは言わないけど、3週目のアレとかアレとか(笑)
上映しなかった場合の損失を考えれば、企業としてはあんなボロい作品をやらないテはないでしょうけども。あ、クレームも大きいだろうし(怖いだろ~な~)
でもな~、「これはつまらないのでうちはやりません」くらいの強気さも欲しい訳で。
良い劇場だから尚更。
だって、掲示板見ると大体わがままなんですよ。
主婦でレイトショーは見に行けないから昼間にやってほしいとか。
上映されるだけ良いと思ってよ、みたいな。
みんな苦心して時間作ってんのに。
あ~!監督さんの情熱も、ヨミンやクンボクの可愛さも、思わず微笑んでしまうタイトルロールも、ソ・テファ氏の歌声も(そ、それも?)、広島の映画ファンは知らないままなのか。それでいいのか。
嫌だよぉ~。
キューン。胸が痛い。


『送還日記』

2006-07-01 22:30:32 | 韓国映画
「北のスパイ」と呼ばれて30年もの間収監されていた非転向長期囚を12年間に渡って撮り続けたドキュメンタリー。
私はしばしばこの作品と『選択』(『送還日記』にも出てくるキム・ソンミョン氏の半生を基にした作品。ドキュメンタリーではなく、アン”悪の刺身屋”ソクファン氏が出演しています。2年前のPIFFで話題になったと記憶しています)を混同してきました(^^; 頭では分かってるんですが、いつの間にか置き換えられて。ちょうど『ナイスガイ』放映とカブってたんで、インパクト大だったんですね。
2時間半の長さは朝から動き回っている身にはちょっとツラかったのですが、思ったより分かりやすくて興味持って見ることができました。
映像と新聞記事や写真等の静止画の上にかぶさるナレーションは監督が担当し、事実のみでなく監督の見解も述べられます。一緒に過ごす過程で長期囚達に「人として」共感を覚える反面、その思想については諸手を挙げて賛成できかねるということも正直に語っておられましたし、かといって韓国政府の方針にも疑問を持ち続けているとも。
どちらにも偏らず、その辺のバランスが見る側にも拒否感を抱かせない(少なくとも私は)のかなと感じました。

キム・ドンウォン監督は『もし、あなたなら2 五つの視線』でも「鍾路、冬」という作品を発表しています。5本中唯一のドキュメンタリーで、こちらも短編ではなく1本の長編としてもっと詳細を観てみたいと思わせる力のある作品でした。

『達磨よ、遊ぼう!』『達磨よ、ソウルに行こう!』

2006-06-23 23:58:34 | 韓国映画
先週は『~遊ぼう』、そして今日は『ソウル』を観てきました。
特に『ソウル』は夜9時からの上映のみで、一度帰宅してその時間にまた出かけるのは結構気合いが要ります。行けば楽しいんだけど、行くまでが~・・・

『遊ぼう』はVCDで観ていて、「分からなくて困る~!」ってとこはなかったのですが(話自体は単純なのでね^^;)やはり字幕つきで観ると印象が変わる所はありますね。
カン・ソンジン氏が2度目に尼さんに話しかけるところなんかは、くぅ~!!(*ё_ё*)って感じでした。

『ソウル』も面白かったんだけど、時々深く考えさせられるところもあって。
特にロトに人々が群がるシーンでは笑いながらも、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思い出して、ちょっとゾッとしました。
ヤン・ジヌ君はさして興味ないけど(おい)坊主頭の方がいいなぁ。頭の形、綺麗でしたよ。

これで私の韓フェスも無事終了。
劇場で見たのは7作品か。思ったより多かった(笑)
あとはDVDで消化です。

『ダンサーの純情』

2006-05-03 18:09:17 | 韓国映画

サロンシネマ2にて鑑賞。

同じダンスを扱った作品としては、『風の伝説』よりこっちが好きかな。
『風の伝説』も面白いんだけど、ちょっと長いせいで中だるみして
集中力が続かない部分があったのと、やはり、主役のパク・コニョンが
ミュージカル出身=ダンスができるというのが大きかったんだと思います。
とは言っても、競技としてのダンスはまた別物ですけどね。
でも身体のキレとか、飲み込みなんかは、普通の俳優さんとは随分違うと思われ。
(スンデおっぱもそうなのかな~、ミュージカルだけじゃなくオペラ経験もあるし。
今度は歌って踊る(笑)スンデおっぱも見てみたいな~)

でも、彼、結構良いですな
ちょっと「北の国から」の正吉くん似、時々椎名桔平、のちパク・ヨンハ、みたいな。
ガタイも良いし、声量もあるらしいので、舞台での姿を見てみたいなと。
ミュージカルは好きではなかった筈なのに、韓国となると甘くなる?のか
「見てみたい」と思ってしまうんですよね。不思議と。

グニョンちゃんも顔は大して可愛くないのに(ファンの方、すみませーん)、
スクリーンで観ると本当にキュウト
ダサいジャージ姿の彼女を見て、ヨンセが「延辺スタイルか?」と言うシーンは大ウケでした。
何年前だったか、青龍賞の会場外で至近距離で見たことがあるのですが、
あの頃はちょうどぷくぷくしてた時期で(それでも足はめっさ細かったけど)
ホント、幼い~って感じでしたが、最近はめっきり大人っぽくなりましたね。
顔もどんどん変わってくるでしょう(あ、整形云々じゃなくてね
眉毛とかも整えるようになるんでしょうか(いらん世話だっつーの)

それにしても、あんなに純粋になれるのは羨ましいこってす。
ああいう部分、自分にも多分にあるものの(え?)
もうそれを外に出す事はできませんて。
年齢的な部分はもちろん、相手がヒくだろうな・・・(爆)

公式サイト→ http://www.dancer-j.com/


『ビッグ・スウィンドル』

2006-04-15 21:14:49 | 韓国映画

やっと見られた~^^
『犯罪の再構成』というちょっとヒネった原題に惹かれて、
ずっと見たいと思っていた作品でした。
韓国での成績はあんまり良くなかったと記憶してたんですが、
今確認してみたら200万人越えてるし、ボックスオフィスも好位置をキープしてたんですね。
観た人は皆「面白い」って言ってたし(いわゆる<観客満足度>が高いってヤツかな)
助演も観る前からニヤリ( ̄∇+ ̄)としてしまう面々。
各映画賞でのノミネートが多かったというのもツボで。
でも字幕無しで観ても???だろうな~と思って、手が出せずにいました。

 てことで、待つこと2年。
期待通り、面白かった~。
ありきたりな言い方だけど、
どんでん返しの連続で騙しているつもりが騙されてて、騙されてると思った相手は騙してなくて。
そこにただならぬ大人の関係も匂ってきたり。
しかも、映画の核となる詐欺事件は実際に起きた(しかも未解決の)事件なんだとか。
こういう時、脚本家や監督の頭ってどうなってるんだろ~と思います。
日々、色んなニュースが垂れ流されてる世の中で
何がその人の触覚を刺激したんだろうって。
何で、この事件だったんだろうって。
それで、現実とは違う話を一つ作り上げてしまうんだもん。
私ら一般人からしたら、<うちうじん>ですよ。ホント。

 あら、何か話ズレちゃいました?
ただ、お兄さんの方のパク・シニャン氏。
あれはあれで、私は嫌いじゃないですけど(むしろ、好きかも~)
どうしてもリュ・スンス氏に見えてしょ~~~がなかったですよ。
あと、イ・ムンシク氏が誰かに「算数か!?」と怒鳴られるシーンがあったんですが
あれって『公共の敵』のパロディ・・・ですよねぇ?
違うのかなぁ?
公開から2年も経ってるから、ちょっと分かりにくいかも・・・だけど。
でも、『公共の敵2』のラストは大爆笑だったしなぁ。
だれか真相をご存知の方いませんかぁ~

 『ビッグ・スウィンドル』公式サイト→http://www.big-swindle.com/