テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

ドント・ルック・バック

2006-11-29 | (トホホ映画)
 初めて観る作品もありますから当たり外れも当然ありますが、途中で観るのを止めた映画は珍しいです。見始めたのも何かの縁でしょうから、記録しときましょう。
 劇場未公開で、10月27日の深夜NHK-BS2の録画でした。
 NHKの解説はこう(↓)です。

 15年間会っていなかった父親を受け入れることができない21歳の女子大生ジョンヒ、名も知れぬ女性の電話を盗聴し、その女性と恋に落ちる25歳の公衆電話管理人グヌ、兵役除隊間近となった最後の休暇で久々に家に戻り、愛する妻の変化にとまどう32歳のキム伍長。3人の若者の不器用な人生の瞬間や感情を、現在の韓国社会や文化を背景に、切なく、生々しく、等身大に描く。キム・ヨンナム監督の長編デビュー作。
(原題:DONT LOOK BACK)
〔製作〕イム・ジェチョル、上田信
〔監督・脚本〕キム・ヨンナム
〔脚本〕キム・ヨンナム
〔撮影〕イ・チャンジェ
〔音楽〕キム・ソンヒョン
〔出演〕キム・ヘナ、イ・サンウ、キム・テウ、イ・ハン ほか
(2005年・韓国/日本)〔韓国語/字幕スーパー/カラー〕

 三つの話は特に繋がりは無くて、オムニバス形式のようでした。2番目の電話会社の男の話の途中で通常モードで観るのを止めて、後は早送りでザッと観てしまいました。初っぱなはジョンヒをハンディカメラで捉えたシーンで、ドキュメンタリー・タッチの映画かと思いきや、その後はカメラを固定させた長いワンショットの映像が多く見られ、役者の演技に頼った形でした。しかしながらセリフは少なく、ストーリーが表面的な感じでした。原作がある作品なのかなとも思いましたが、データにはないようですね。
 
 <現在の韓国社会や文化>などの背景を理解していればまだ観れたのでしょうが、それにしても人物描写が情緒的で分かりづらいし、期待感の薄い映像展開でした。残念。

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10 コメント

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ふむふむ (anupam)
2006-11-29 23:39:41
心優しい十瑠さんが、途中でやめちゃったんですか。
でもストーリーを読んででも「なんだかな~~」ですね。

私はテリー・ギリアム監督の「バロン」で途中から爆睡、ある意味、途中で見るのをやめたのと同じですね。素晴らしい評価を受けている作品なのに、なぜでしょう??私のツボとははずれたマッサージだったのでしょうね。
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むか~しの邦画みたいな (十瑠)
2006-11-30 08:51:59
いやいや、今でもありそうな、いわゆる独りよがりの映画だったんでしょう。
難しい話ではないんでしょうが、要するに描き方が面白くない!

ツボはずれ。
前にも書きましたが、過去の名作にもいくつかありますな。
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途中で止めたのが (オカピー)
2006-11-30 18:49:16
過去に一本だけあります。タイトルも解りません。故障した車を押している最中に過去の情事を回想するという形式の作品なのですが、延々と車を押しているだけ、30分のうち5分くらいの回想場面があったような気がします。車を押しているのを観るだけではつまらないので、止めました。

人々がディスコでずっと踊っているのを90分間延々と撮った映画は最後まで観ました。

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おやっ、こんな時間に (十瑠)
2006-11-30 19:45:51
お珍しい。

>故障した車を押している最中に過去の情事を回想するという形式の作品

ポルノ? なわけ無いですよね。
30分の内5分だけって、そりゃ酷い!私だって止めます。
ディスコの方はバックに流れている音楽が好きなら観れたでしょうが・・あっ、キレーなねえちゃんが出てても観れたかも。(笑)
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ばればれ (オカピー)
2006-12-04 03:19:43
でしたね(笑)。
TV放映でしたので、ポルノとまでは言わないまでも、眼目は所謂ベッドシーンだったのでしょう。結局45分くらい観たのではないかと思いますが、ず~~~~っと車を押しているだけなので、止めました。これを最後まで観たら双葉さんの最低点と同じ★★(10点)を出したかも。因みに私の最低点は★★★で、二本あります。

因みに、その一本が上のディスコ映画で、ビデオを借りた理由は一応アンディ・ウォーホルが本人として出演していること。実際はディスコの綺麗なねえちゃんが観たかったのかも(笑)。しかし、寒くても何らかの話くらいあるかと思いましたよ。
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おはようございます (十瑠)
2006-12-04 09:31:21
でしょう、でしょう。

本記事で珍しいと書きましたが、「男と女」も最初に観た時は途中で止めましたので、オカピーさんの一本どころではないはずです。
月に数本しか観れない状態ですので、“早送り映画”これからもっと増えるかも・・・。
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おんや~~~??^^ (viva jiji)
2008-03-04 19:23:45
>「男と女」も最初に観た時は途中で止めました

7回も観たというバカモンがここにおりまするぅ

お猿もビックリ!
フランス映画もどき不完全版作品、
TBさせていただきました~
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「男と女」は・・・ (十瑠)
2008-03-04 21:27:27
数十年ぶりに観て、驚きの★4つを献上する事になりましたが、さてさて、「ドント・ルック・・・」も「(何とかの)ふたり」、もとい「不完全なふたり」も、その後どうなりますやら。
「不完全・・」は未見なんですけどね。

「パリ・ジュテーム」は、評判のよろしいオムニバス作品として、タイトルのみ記憶しています。
その時は、またお邪魔するかも・・・。
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こんにちは (映画マン)
2021-02-09 10:25:48
トホホ映画というのが気になって来てみました。
3つのうちの1つ。NHKで放送された映画なんですね。
確かに、オムニバス形式のストーリーが何のつながりもないのは、ちょっと物足りないですかね~。
韓国映画は結構評判がよく面白い作品が多いですが、このような映画は珍しいですね。
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韓国映画 (十瑠)
2021-02-09 17:56:05
先日亡くなったキム・キドク監督というのは結構評判が宜しい作品も多いのに、1本も観ていない十瑠です。
実は今日は「パラサイト 半地下の家族」の2回目を観まして、大いに楽しんだのでした。
韓国映画も色々。そりゃ当たり前ですがネ
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