風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

かもめ食堂が懐かしく

2006年05月31日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
スーパーの店頭に、今年も青梅が並び始めました。
梅干を手作りしたいけれど、時間的余裕がありません。
言い訳になってしまうけれども…。
フルタイムで働いていると難しい、とあきらめています。

子どもたちが小さい頃は、仕事の量も控えめでしたから、
そのようなことに手間暇かけることができました。

魚の一夜干しも作りました。
以前は、マンション住まいでしたから、
秋刀魚や鰯を開いてはベランダに干したものです。
次の日の食卓に上る一夜干しの美味しかった事…。
梅干も格別な味でした。


店頭の青梅を見ていたら、いろいろ思い出しました。
「かもめ食堂」でサチエさんやみどりさんやマサコさんたちが、
愛情込めて握っていたおにぎりたち。
ご飯は炊きたてですから、手が熱くなりますが、握ります。
鮭、おかか、梅干の3種類!

「かもめ食堂」の温かい空気が、今とても懐かしく思い出されます。
あんな食堂があったら、毎日でも通いたくなってしまいそう。
おにぎりを食べに…。ちなみに、私は梅干のおにぎりが好きです。
輸入梅使用のものでなく、紫蘇と紀州の梅入りです。

せめて、映画館に出向き、画面の彼女たちに会いに行こうかな~。




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都わすれ

2006年05月24日 | 暮らし
白、ピンク、紫
今年もそっと
庭に彩り添えて…


そっと寄りそう
あの娘のよう
清楚な花
都わすれ…

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トキメキ…

2006年05月24日 | 暮らし
大学在学中に長女が家庭教師をした時、
無事高校に入学できたお礼にとデンドロビウムの鉢植えの花をいただいたのでした。
手入れが不十分で次の年には花を咲かせることができませんでした。
家庭でも育てやすい花らしいのですが…。
葉は元気だったので、一枝だけ牛乳びんに挿してキッチンに置きました。
そして、たまに水を取り替えるだけだったのですが、先週見るとを持っているではありませんか。それにはびっくりでした!

昨日のこと。なんとなんと花をさかせてくれたのです。
清楚な花を見て、またまた、びっくり!
うれしくなって、ダイニングのテーブルに格上げ引越しです!
見ているうちに描きたくなってしまい…。
思うようにその感動を伝えられないのが残念ですが、UPしちゃいました!

花の育て方が書いてある札には、デンドロビウム-セカンドラブ「トキメキ」の文字がありました。
水のエネルギーと花の生命力に、トキメキ…です。
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鳥のように花のように

2006年05月20日 | 暮らし
花のように
天に舞う

鳥のように
空たかく



心遊ばせて…


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柳ジョージと嵐

2006年05月17日 | 暮らし
1970年代のある一日。東京大学本郷キャンパスでのことだった。五月祭で、「柳ジョージとレイニーズ」の野外コンサートが行われることになった。音楽好きで波長の合う彼と聴きに行った。
しかし、しかしなのだ。開演時間が迫ってきたが、天候悪化!風が吹き、雷さえもゴロゴロ鳴り出す始末…。になってしまった。

「この嵐じゃ、中止だよ、きっと!」
「そうね、ほかへ行こう」
観客は一人消え、二人消え…ほとんどいなくなってしまった。
彼と私は、柳ジョージとレイニーズが作り出す「」が聴きたかった。どうしても…。広々とした芝生の上で、おしゃべりしながら待つことにしたのだった。

かなりの時間が経過したようだった。嵐が少しおさまりかけた、その時だった。ギターを持った柳ジョージとレイニーズが現れたのだ!!!音の調整後、ステージ開始!渋い声と熱い「」に、観客がいつの間にか集まっていた。私達の心は彼らの熱い「音」にすっかり魅了されてしまった。

しかし、それだけで終わらなかった。おまけがあるのだ。演奏が終わり、アンコールのに、ステージ再開!アンコール曲が何曲も何曲も…止まらない!観客のをがっちりとつかんだのは言うまでもない。

私達は最高のライブ演奏に狂喜したものだった!その時の彼は、のちに私のパートナー(夫)になった。

(遠い日の出来事ゆえ、ひょうとすると記憶違いもあるかもしれません。同じ「時」を共有した当時の若者で、お気づきの点に気づかれた方がいらっしゃいましたら、教えていただけると嬉しいです)
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心にひびく歌…

2006年05月14日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
チグエソ 地球の空の下で 今日は、テレビから流れてきた歌に引き込まれてしまった。
どこかで聞いたことのある、懐かしさを感じて耳を傾けていた。
途中、ふと画面に目をやると、「みんなのうた」だった。女の子が鳥に乗って空を飛んでいるアニメーション…。

心に響いてきた。じ~んと胸に迫り、涙ぐんでいる自分に気づいた。自分でも驚いた。音楽を聴いて涙を流すなんて…。


気になり、さっそく調べてみた。作曲・うたはユ・ヘジュン
あの冬ソナの主題歌を作曲した、韓国の人気シンガーソング・ライターだったのだ。
冬ソナは、テレビで一度見ただけだったので、彼のことはよく知らなかった。

日本デビューだそうだ。作詞家(もりちよこ)が、彼のインストゥルメンタルの名曲に惚れ込み、承諾を得て作詞。編曲は馬飼野康二。
映像は、椎名林檎の「りんごのうた」の映像を手がけた円人(Enjin Productions)と、アニメーター(一色あづる)とのコラボレーション。
日韓の写真家、土門拳とキム・ギチャンの写真を織り交ぜながら、時代を超えて命の輝きが引き継がれていくストーリーを表現。









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ふしぎな ポケット

2006年05月13日 | 暮らし
ポケットの なかには
ビスケットが ひとつ
ポケットを たたくと
ビスケットは ふたつ


もひとつ たたくと
ビスケットは みっつ
たたいて みるたび
ビスケットは ふえる


そんな ふしぎな
ポケットが ほしい
そんな ふしぎな
ポケットが ほしい

「まど・みちお詩集」から


娘たちがこどものころ、よく一緒に歌いました。
ドラえもんの「なんでもポケット」のようで 楽しかった~。
いま、まど・みちおの詩を読んでいます。

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ビタミンカラーのパワー

2006年05月12日 | 暮らし
赤ピーマンはビタミンCたっぷり!

赤ピーマンはビタミンCを多く含み、細胞を丈夫にします。
カゼの予防や肌のトラブルを防ぐためにもこれからの季節にたくさん食べたい野菜です。
また、毛細血管を丈夫にするビタミンPやコレステロール低下作用を促す葉緑素も含んでいます。
生活習慣病と言われる高血圧や動脈硬化にも効果 があるといわれるゆえんです。

さらに、ビタミンAやカリウムなども含まれいるので、美肌抗ガン作用などの働きもあるといわれています。
色は赤、橙、黄、黒と種類も多く、なかでも赤ピーマンは栄養価が一番高いようです。

肉厚で甘味があるので、パスタやピッツァやサラダに入れて食べます。
少し太めに切り、マヨネーズをつけて食べても美味しいです。
私は、赤と朱と黄のビタミンカラー3種類をよく購入します。
以前は輸入食品コーナーでないと手に入りませんでした。
最近では日本でも栽培されるようになり、スーパーでも簡単に求めることができます。

パンチの効いた赤い色に吸い寄せられてしまう私です。

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おかあさん

2006年05月11日 | 暮らし
おかあさん
あかあさ~ん
心の中でそっと呼んでみる


あなたの娘でよかった!
あなたの娘になれてよかった!


目を閉じると浮かぶ
あのふたりの笑顔に
おかあさん ありがとう!



帰郷するたび母は 物ほし竿に布団を干して待っててくれました。
太陽の光をたっぷり取り込んだ布団はふかふかでした。
日向のにおいが鼻腔をくすぐります。
母の温もりに包まれ、幸せいっぱいになったものでした。

義母は、料理が上手でした。ある年の夏、我が家に遊びに来た時でした。
私が朝食の準備をしていると、庭に出て紫蘇の葉を数枚摘んできました。
茄子の皮をむいて半分に切ってから薄切りにします。
水にさらしたあとで、塩を振りよく混ぜてから絞ります。
そして、さっと水洗いして軽く絞り、紫蘇と混ぜ合わせます。
皿に盛り付け、おかかをさっと振りかけて、出来上がり!
あっという間にさっぱりした一品が食卓にのりました! 
今、文章にしてみるといやに長ったらしいのですが、実際はあっという間でした。

(今は亡きふたりの母に感謝の気持ちを込めて、花を描いてみました)


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こころ丸く、気は長く

2006年05月10日 | 暮らし
まあるい心
コロコロころがり
どこかへきえた


「わたしの心はどこ?」


気もちをゆったり
ながくなが~くもって
まあるい心がもどってくるように…


※写真はアルメリア
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「母の私書箱」

2006年05月08日 | アート(本 美術 映画 音楽etc)
内海隆一郎著「人びとの旅路」(新潮文庫)から

21の短編を集めていますが、なかでも「母の私書箱」は、何度読んでも胸に迫り涙がこぼれてしまいます。いつ読んでもそうなのです。息子夫婦と母親の話なのですが。息子は母親の真意に気付かず、長い間誤解しているのですが、母の入院を機に真実を知ることになります。私書箱の秘密と母の本当の気持を…。

「(略)相手のために尽くすということを前提にしていただきたいのです。尽くされることだけを望んで、幸せ……」-便箋に書かれた母親の手紙の一部ですが、心に響く言葉です。これ以上書いてしまうとまだ読んでいない方の興味が失せてしまうと思いますので…この辺で止めておきます。

私の母は、大正生まれでしたが芯の強い人でした。経済的には恵まれたほうでしたが、嫁ぎ先(私の実家)ではいろいろあり、精神的な苦労は並大抵ではありませんでした。私は親になり、初めて母親の気持ちが理解できたものです。誤解していた部分が多く、寂しい思いをさせたのではないかと悔やまれます。

その母が脳血栓で半身不随になりました。入院中は付き添い、退院後、休日には見舞いに行っていました。お盆や正月には、夫の理解もあったので私たちの家に呼んで一緒に過ごしたものです。仕事をしながら、できる限りの介護はしたものの、母が亡くなった今では、「もっと親孝行をしていれば良かった」と母の日が近づくと思うのです。


内海氏を知ったのは、10年以上も前になります。会社の先輩にいただいて読んだのが始まりでした。どこにでもあるような、身近な話なのですが、とても温かいのです。普通の人々の日常を淡々と切り取っているのですが、なんともいえず爽やかな気持ちになる作品ばかりです。

「人びとの旅路」の中の「彼女の初恋」もまた、涙なくして読めません。切ない恋心がじっとくるのです。ほかにも好きな作品がたくさんあるのですが、またの機会に紹介したいと思います。

(写真はロベリア)
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ブルーベリーの花

2006年05月04日 | 自然(花 虫 樹etc)
今年は花がたくさん付いたけれど、どれだけ実になるのだろうか。
数年前、父方の伯母からもらったもので、今は鉢植えのブルーベリーが3本ある。
去年は数えるほどしか咲かなかったが、今年は少しは期待できるかも…。
ジュースは無理だとしても、ジャムとゼリーは出来そうで、嬉しい。

昨夜は、プレーンヨーグルトに冷凍のブルーベリーを入れて食べた。ブルーベリーは目に良いと聞くけれど、実のところどうなのだろうか。毎日、たくさん食べないと効果はでないのでは、と思う。


ツツジ科の落葉小低木で、北米原産。果実は小さい扁球形で、藍青から淡青色。甘酸っぱく、ジャムやジュース、ゼリーに。


コメント (10)
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金平糖

2006年05月02日 | 自然(花 虫 樹etc)
のような
  ピンクの花の群生から

   
     
     はぐれたかのように 
     
    ポツンと一個

  染まることなくひっそりと

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