風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

柳ジョージと嵐

2006年05月17日 | 暮らし
1970年代のある一日。東京大学本郷キャンパスでのことだった。五月祭で、「柳ジョージとレイニーズ」の野外コンサートが行われることになった。音楽好きで波長の合う彼と聴きに行った。
しかし、しかしなのだ。開演時間が迫ってきたが、天候悪化!風が吹き、雷さえもゴロゴロ鳴り出す始末…。になってしまった。

「この嵐じゃ、中止だよ、きっと!」
「そうね、ほかへ行こう」
観客は一人消え、二人消え…ほとんどいなくなってしまった。
彼と私は、柳ジョージとレイニーズが作り出す「」が聴きたかった。どうしても…。広々とした芝生の上で、おしゃべりしながら待つことにしたのだった。

かなりの時間が経過したようだった。嵐が少しおさまりかけた、その時だった。ギターを持った柳ジョージとレイニーズが現れたのだ!!!音の調整後、ステージ開始!渋い声と熱い「」に、観客がいつの間にか集まっていた。私達の心は彼らの熱い「音」にすっかり魅了されてしまった。

しかし、それだけで終わらなかった。おまけがあるのだ。演奏が終わり、アンコールのに、ステージ再開!アンコール曲が何曲も何曲も…止まらない!観客のをがっちりとつかんだのは言うまでもない。

私達は最高のライブ演奏に狂喜したものだった!その時の彼は、のちに私のパートナー(夫)になった。

(遠い日の出来事ゆえ、ひょうとすると記憶違いもあるかもしれません。同じ「時」を共有した当時の若者で、お気づきの点に気づかれた方がいらっしゃいましたら、教えていただけると嬉しいです)
コメント (8)
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