風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

フイッシュ&チップス

2005年05月08日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
典型的なイギリス料理のひとつに「フイッシュ・アンド・チップス」がある。ローストビーフと並んで愛されている食べ物。日本のホッケに相当するハドックや、タラなどイギリスの近海魚を油で揚げたものに、ジャガイモを拍子切りにしてフライにしたポテトフライを添えた料理なのだ。

スノースヒルのパブで食べたが、その美味しさはやみつきになりそう…。注文してから、しばらくして出てきたのが、大皿からはみ出しそうな白身魚のフライとポテトフライ、付け合わせのグリーンピースもたっぷり!揚げたてのアツアツを口に入れると、衣がサクッとして中身は適度にしっとりして…。

「フイッシュ・アンド・チップス」のテイクアウトの店もあるほど人気があり、紙袋にフライフイッシュとポテトを入れて、塩と酢を振り掛けて販売しているという。そちらは食べたことがない。簡単な料理なので、食材の鮮度の良さが美味しさの秘訣のようだ。イギリスで美味しい料理は、良い食材を使っているということになるのだろう。

米国もそうだったが、この国で料理を注文する時は控えめにした方が身のためだ。そうでないと、つい食べ過ぎたり、食べきれずに残す事になってしまう。並の量ではないのだから…。私たちは、同じものは一人分にしてほかの料理を注文し、様子を見たものだった。

フランス料理の繊細さはないと思うが、とにかく美味しかった!また、食べに行きたい…。
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清らかな水に癒され…

2005年05月08日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
ブルック渓谷下流の谷あいにできたカッスル・クーム。歩いてまわっても10分とかからない小さな村だ。コッツウォルズに点在する村はほとんどが、そうだと言うが…。17世紀から18世紀に建てられた家には、どんな歴史が刻み込められているのだろうか…。はちみつ色の石の家並みが当時と変わらず現存している姿に感動してしまった。伝統を重んじる精神が親から子へと確実に引き継がれていることに…。

カッスル・クームの村を流れるバイ・ザ・ブルック川。清らかな水がすぐ側にあることの幸せ。鉄道が発達しなかったおかげで、この美しい景観が残されたという。交通の便は少々悪くとも、21世紀にこんなにも美しい村に出会えるとは…。

人間にとって何が一番大事なのだろうか…。命、こころ、食、水、自然、教育などなど。現代人は利便性を追及するあまり、どれだけ貴重な財産を捨ててしまったことだろう。美しい村の清流に癒されて、いろいろなことを考えさせられた。食、住、自然などさまざまな環境が心を疲弊させ、方向を間違えなければよいのだが…。環境が人を作るといっても過言ではないだろう。これから私たちはどこに向かおうとしているのだろうか…。
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