87純花のブログ

あたりまえの存在、 空や、海や、草花、そして人。 でも、奇跡に近い、あたりまえの事に 心うたれるときがある.(美日記)

鱗粉の記憶

2016-11-18 23:04:06 | ブログ


ツマグロヒヨウモンのメス、ハネの鱗粉(りんぷん)が、落ちてしまっていました。
鱗粉は、蝶のハネにかかる雨をはじき、鱗粉の凸凹によって、空気抵抗を減らす事が出来ます。
蝶のハネの鱗粉は、ひらひらと蝶が空を飛ぶのを助ける大事な細胞です。
私が、小学校5年生の時、東京都内の6校から、各校4名が集められ、理科の研究授業に参加しました。
土曜日の放課後、指定校に集まり、他校のメンバーと日頃経験できない実験研究をさせてもらうんです。
その授業の修了時には、それぞれの研究を教育委員会・関係者の前でプレゼンです。
その時、
私と同じ学校の女子が、「蝶の鱗粉」の研究発表で東京都研究発表の1位に選ばれた思い出があります。
私は、蝶を見ると聡明な彼女の笑顔が頭に浮かびます。私の進まないレポート作りを励ましてくれたひと。
「なぜ?、どうして?」疑問を調べる事、解ろうとするワクワク・ドキドキの楽しさを教えてくれた理科の時間。
そして、私にとって、友人は、よき師でもありす。

ツマグロヒョウモンのオス
ウラシロキクのやわらかな香りに誘われたツマグロヒョウモンのカップル
写真の蝶の名前が、ツマグロヒヨウモンだとわかったのもブログ友さんのおかげです。
おまけ:私の研究発表は、「物に水と空気が付くと、時間経過と共に朽ちる(錆びる)」でした。
担当の先生に「どう証明するのかと?」と悩ませた記憶があります。
私は、先生のお知恵をかりて、15分間のプレゼンをなんとかクリア―したしだいでした。
もしかしたら、温暖化の影響で蝶が見れるかもしれませんね。どうぞ、よい週末をお過ごしください。

コメント (2)
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