監督=ミロス・フォアマン
出演=ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー
音楽=ジャック・ニッチェ
挿入曲=「シャルメーヌ」
演奏=マントヴァーニ・オーケストラ

出演=ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー
刑務所の強制労働を免れるため、仮病を装って州立精神病院へやって来た男ランドル・マクマーフィ。彼がそこに見たものは、病院側に仰圧されて植物人間さながらの生活を送る患者たちの姿だった。
さて、ジャック・ニッチェの音楽もなかなか効果的でしたが、もうひとつ忘れてはならないのが、マントヴァーニ・オーケストラの「シャルメーヌ」。もちろんジャック・ニッチェのオーケストラでアルバムには「シャーメイン」というタイトルで収録されているが、お薬の時間と鳴るのが、このマントヴァーニの「シャルメーヌ」。マントヴァーニの唯一のサントラ盤かも知れない。これはなかなか貴重盤といえよう。
マントヴァーニ・オーケストラ
マントヴァーニ・オーケストラ
「シャルメーヌ」
もとのサントラは確かに効果的ですね。原作小説を読んだいた時には無機質な音調しか頭に浮かばなかったのですが、実際に映画の中で聴いた時には「なるほど」と思ったものでした。
このレコードって本当はいわゆるサントラとはちょっと意味合いが違う気もしますけど、作中で実際にマントヴァーニの音源が使われていたことからするにむしろ良心的な作りともいえるのでしょう。少なくとも「マイ・ウェイ2」辺りよりはずっと(笑)
ジャック・ニッチェのオーケストラの演奏による「シャルメーヌ」が収録されていますが、映画の中では投薬の時間にジャック・ニッチェの「お薬の時間」と、マントヴァーニ・オーケストラによる「シャルメーヌ」が流れていました。このことにジャック・ニッチェが関与しているのかは不明ですが、ロンドンレーベルのシングル盤がターンテーブルの上で回り、それだけでも効果を上げていました。このサントラ盤シングルは、ジャケットのデザインも良く、ニセトラと言えるのかはわからなかったのてすが、珍しいマントヴァーニのサントラ盤として、今回は取り上げてみました。