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春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『冒険野郎』Shout at the Devil

2019-04-07 14:56:10 | 日記
いやあ、ブログ運営というのも案外と大変でして、ついぞ新しい記事の更新をサボってしまいましたわ(#^.^#)

 監督:ピーター・ハント
 音楽:モーリス・ジャール
 主演:ロジャー・ムーア、リー・マーヴィン
   バーバラ・パーキンス
 モザンビークのルフィジ・デルタ地帯で起こった第一次大戦秘話を題材に、一人のイギリス青年の波乱万丈の人生を描くアクション映画。

 『ゴールド』のピーター・ハントが監督。

 さて、このシングル盤のどこがサントラでどこかニセトラか?
 リー・マーヴィンの歌う「オライリーの娘』は正真正銘のサントラ。で、B面の「愛のテーマ''ローザ''」。演奏はジャンボ・オーケストラとコーラスですね。仏バークレーの原盤にも「ローザ」は入っています。しかし、当時はこのシングル盤がリリースされただけ。演奏を聴いてみると、どう考えてもモーリス・ジャールの指揮する楽団の演奏とは違います。しかし、関光夫さんの映画音楽番組では、よくこのジャンボ・オーケストラとコーラスの演奏が流れておりました。のちに仏バークレー盤の「ローザ」を聴いてみると、ジャールらしいストリングスに乾燥感のあるゴツゴツした演奏。
 
 つまり、「オライリーの娘」のみサントラで、ジャンボ・オーケストラとコーラスはカバーということがわかります。でも、これはこれでエレガントな美しさを湛えた演奏。結構ファンが多かったりして。

 1978年の作品。ポリドールよりリリース。

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4 コメント

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Unknown (こめへん)
2019-04-07 16:24:10
こういうカップリングの例があるんですね。「冒険野郎」はポリドール原盤だったと記憶してますが、ならば、なぜ両面ともオリジナルを入れずに、わざわざニセトラトラック作ったのかw
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Unknown (862831)
2019-04-07 16:42:41
こめへんさん。原盤が仏バークレーなので、日本で発売されたら、恐らくキングのバークレーレコードからサントラがリリースされたと思うのですが、「オライリーの娘」はモーリス・ジャールの作品ではなく、別の人が作っているので、版権上のからみもあるかも知れないですね。ただ、ジャールの曲の多くはシングル盤にしにくいというのもありますね。曲の長さの問題ではなく、曲のタイプですね。『王になろうとした男』もシングル向きのアレンジですし、この「ローザ」も、私が聴いた限りではシングル不向きと思いました。それでジャールらしさを出すため、ジャンボ・オーケストラとコーラスを立ち上げたのかと思われます。
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Unknown (ボルナ)
2019-04-08 23:20:37
そういえばオリジナルのBGMには(これまたコーラス付きの)何やら日本の村祭りっぽい曲がありましたね。日本の楽団が演るなら、むしろそっちの曲の方が合ってるんじゃ&ノリノリで演奏できるんじゃなかろうかという気がしないでもないです(笑)
ニセトラの方針が「できるだけ本物らしく仕立てる」というものなら、そんな選曲&演奏は完全にアウトでしょうけど(笑)
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Unknown (862831)
2019-04-09 23:26:43
ボルナさん、コメントありがとうございます。この本物のサントラのアルバムは、スコアは確かにモーリス・ジャールですが、他の人が作曲した曲もあるのですね。ジャンボ・オーケストラとコーラスという楽団名は、多分モーリス・ジャールのオーケストラのように錯覚させるための作戦だったのかも知れませんね。
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