やまっつぁん日記

一応日記メインの高3のブログです。ちなみに小説も書いて載せてます。音楽紹介記事もぼちぼちやってます。

簡単な説明


 えー、ではとりあえずはじめて来た方のために軽い説明をします。
 このブログの内容は主に日記、そしてイラスト、たまに漫画、好きな動画(音楽)、更新するめどの立たない写真付き記事からできております。
 まぁ、好きなカテゴリーを選んで見てってください。
 ちなみにボーニンというのは主に4コマ漫画です。
 一日一名というのは毎日一人ずつ500色の色鉛筆一色一色から新しいキャラを作っていこうという企画になってます。
 それとコメントは大歓迎ですが、不適切だと思われるものは削除しますのでご了承ください。

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ほぼ引きこもり状態

2010-03-19 16:31:16 | 日記
 今日は朝おかんに起こされた。
 というのも、11時に学校に出向かなければいけなかったからである。


 最近家にこもって小説やら、小説関係のコラム書いて、飯食って、テレビ見て、寝るばかりだった。
 卒業してまだ3日だったが、すでに2週間くらいぐうたらした気分になっていた。
 
 と、いうのは言いすぎだが、実際まだ3日しかたってないのを見て驚きを隠せない。
 しかし、カレンダーに描かれているキャラクターは何も言わず微笑むばかりだ。
 やはり3日しか経っていないようである。

 学校に行っている間は矢のように時間が過ぎ去っていったのに、家にいるとなんと時間の流れが遅いのだろうか。
 なんて、ちょっと作家みたいな口調で思いつつ、朝からパソコンに向かった。

 おかんに朝ごはん食えといわれていたが、朝から料理する気にはなれなかった。
 料理といっても、ウインナーや卵を焼く程度の料理ともいえないようなものだが。
 まぁ、とにもかくにもガムを噛みながら小説などを書いてブログの更新をしていたわけである。

 そうこうしているうちに出発時間が近づいて来る。
 私は出発予定時刻の5分ほど前にパソコンの電源を落とした。

 なんか無性にそわそわして動機がおかしくなってきたので、3分ほど早めに家を出る。
 外は明るかった。
 そしてまぶしかった。
 そして自転車の調子が今までよりさらによくなかった。

 卒業式の日。
 同級生と少しだけ自転車で並んで走ったのだがそのとき
「やまっつぁんの自転車って、ものすごいガタガタいうね」
 と、苦笑を浮かべて言われた。
 やまっつぁんショックでその日の夜なかなか寝付けなくなる。
 と、いうのは嘘だが、若干ショックを受けた。
 
 私のハートはガラスのハートである。
 ものすごく繊細である。
 ちょっとのことで傷がいくから注意してくれよな。
 
 まぁ、それでだ。
 学校近くになると同級生たちの姿が見え始め、安心して私は校内に入った。
 校内にはすでに友人が何人か来ており、ちょっとした世間話をした。
 みんな相変わらずだった。
 卒業式からあまり日が経っていないので、久しぶりという感じもしなかった。
 
 11時数分前。
 先生がみんなに席につくよう言う。
 そして、番号順に書類をもらうよう言われた。
 もらい次第家に帰ってよいということだった。
 
 学校に来てまだ少ししか経っていないのに、となんとなく寂しい気分になるが、4月から嫌になるほど行くことになるのだから、寂しい気持ちはエネルギーに変えることにした。
 エコである。
 
 そして私が書類を受け取る番が近づいてきたとき、来るのが遅れたまた別の友人がやってきた。
 その友人からラブレターをもらう。
 嘘である。
 
 封筒の中には写真が入っていた。
 卒業式のものだ。
 封筒を開けると担任の先生の顔部分だけがいきなり見えた。
 小心者のやまっつぁん、かるくビビる。
 
 しかし取り出してみると、写真はなんともほんわかとしたものだった。
 いろんな先生と写真を撮った。
 ちゃんとなくさないようにとっておこうと思う。
 ちゃんと机の右側の引き出しに入れておこう。
 
 ちなみに左の引き出しはイラスト入れとなっており、そこには奥に小さな異次元への扉が開いていると思う。
 というのも、気づいたら古いイラストが消えているのだ。
 きっとどこか別の世界に行ったに違いない。
 達者でな。

 さて。
 写真を受け取った後、先生から激励の言葉とともに書類を受け取った私は帰る準備を始めた。
 
 友人に途中まで一緒に帰ろうと誘われ、その友人と歩いていたら、別の友人に話しかけられ、誘ってくれた友人とは話が途切れ、なんかグダグダになった。
 
 別の友人、人が話しているときに話しかけるのはやめたまえ。
 もう爆笑間違いない話を思いついたときと、人生にかかわる重大な話がしたいときと、猫がいたとき意外は、人の話を中断するものではないぞ。
 わかったか。
 
 そんなことを考え、友人とあっさり別れた私は音楽を聴きながら家に帰った。
 そして昼食をとった後は、再び引きこもりモードに切り替える。
 頃合の時間になったころに、こうして日記を書いているのであった。 

 それでは時間がなくなってきたので、ノリがおかしなやまっつぁんはここで失礼する。

平行世界の315 -4-

2010-03-19 09:52:22 | 便利屋サイコ
「ちょいと、お二人さん。いい話があるんだけど。」


 二人がいる応接間の入り口のほうから不意に声がした。
 二人の口癖に返事が返ってきたことに両方とも驚きを隠せないようだ。
 レニは目線を入り口に固定したまま、かちりとゲーム機の電源を落とす。
 
 
 そしてゆらりと部屋に現れたのは、ピンク髪の少女。
 大手電気機器会社「フロラフリミア」社長令嬢クロラ・フリミアである。
 しかし服装はお嬢様らしからぬラフな出で立ち。
 シャツにパーカー、ショートパンツとエネルギッシュな格好である。


「お、おじょーさんじゃないか!」
 クロラとレニたちが数年前の依頼で知り合って以来、彼女はちょくちょくこの店に遊びに来ている。
 しかし専ら“遊び”に来るだけであって、“仕事”を持ってくることはなかった。


 今までは。


「実はね、お二人に耳寄りな情報があるの。」
 彼女は微笑を湛えながら言った。
 ちなみに普段の彼女はこんなしゃべり方ではない。
 しかし、欲に目が眩んで少年二人はこの変化に気づくことはなかった。


「君たち、最近音楽がブームになりつつあるって言うのは知ってる?」
 クロラが聞いたことに二人はぶるぶると首を振る。
 残念ながら、この便利屋サイコという店の店員の中で、流行に敏感な男はいない。


「そう・・・。まぁ、知らなくても問題ない。その音楽ブーム世界的なものになりそうなの。」
 変なしゃべり方のまま言うお嬢様の言葉に、こくこくとうなずく二人。
なんだか彼ら二人はこのまま彼女に洗脳されていきそうな気がする。
 このまま彼女の魔の手にまんまとはまってしまう気がする。
 しかし、二人は欲に輝く瞳でお嬢の声をうなずきながら聞くだけであった。


「・・・つまりここで音楽関連の店をやっておけば、いざここら一帯にブームが来たとき真っ先に儲けることができるってわけよ。」
 儲けると聞いたところでレニの瞳の輝きは増した。
 チャップの目は細いのでいまいち輝きはよくわからないが、周りの空気がきらきらしている。
 二人ともかなり乗り気になってきているのは、はっきりと見て取れた


 しかし、情報は仕入れられたものの、音楽関連の店などどうやればいいのか二人にはわからない。
「音楽関連の店って何やるの?レニ。」
「そりゃぁ、楽器のひき方や歌を教えるとか、CDショップとか、楽器売るとか・・・でしょ?」
 目線を宙にさまよわせながら自信無さげに答えるレニ。


「でも、君たち。楽器弾けるの?歌うまいの?CDや楽器はどこから取り寄せるの?わかる?」
 クロラから質問攻めにされ、レニの視線は、よりあらぬ方向をさまようようになった。


「ここからが商談です。」
 クロラが不意にまた口調を変えた。
 急に改まった話し方になったので、レニやチャップも思わず畏まる。


「はい、なんでございましょ?」
 若干敬語の使い方がおかしいが、クロラはそこには触れない。
「このビルの1階は空いていますね?」
 彼女の質問に二人はこくりとうなずく。


 1階は来た当初から物置のようになっており、片づけが面倒だったため、引っ越してきたときのまま、ほったらかしにしていた。
 比較的物が少なくさっぱりしていた2階を店、残る3,4階を住居として使っている。
 1階にはシャッターもついており、本来ならそこが店となるべきなのだろうが、ずっとシャッターは閉じられたまま。
 それでこのビルの寂れた感じをさらに浮き上がらせていた。