
日本ツアー選手権 男子プロゴルフツアーの今季メジャー第2戦、日本ゴルフツアー選手権シティバンクカップ宍戸ヒルズは3日から4日間、茨城・宍戸ヒルズCC(7349ヤード、パー71)で行われる。石川遼(18)=パナソニック=は2日、重さ5キロのメディシンボールを初めて持参して練習ラウンド。メジャー最年少優勝に向け、手先を使わないスイングを体に染みこませるつもりだ。
初めて見る光景に、石川の周囲がどよめいた。イン9ホールのラウンドで何度も手にしていたのはメディシンボール。普段のトレーニングでは、持ちながら腹筋やスクワットなどを行い体幹を鍛えるものだ。中には砂が入っており重さは5キロもある。
この日はボールを持ってシャドースイングを繰り返し、その直後にショットを打った。スタート前の練習場でひらめいたという初の試みに手応えを感じ「腕と体が一体化しているのを意識しやすい」と満足そうに話した。
「ボールを肩の幅に収めた状態で回転するイメージです」。クラブの代わりにボールを持つことで手先の動きを抑えられ、その感触を維持したまま打てば安定感が増す。腹筋や背筋も使うため、普段は意識していない筋肉の働きが理解できる。ホール間はボールを持ちながら歩き、順番待ちのティーグラウンドではボールを持ったまま片足でスクワットを行った。「重いのでいいトレーニングになりました」と一石二鳥の効果だ。
5月の中日クラウンズ最終ラウンド(R)で「58」の世界最少スコアをマークして優勝したものの「それ以外でいいラウンドはない」と、現状に満足はしていない。今季は予選Rの平均ストロークが71・6で40位。第3Rは69・67で14位、最終Rは66で1位だけに出遅れが目立つ。さらに今大会は08年に予選落ち、昨年は50位と一度も優勝争いにからめていない。
「怖がらずに攻めていきたい。この1年で変わってきたところもありますから」。試行錯誤を繰り返しながら、いまだ手の届かないメジャータイトルへ挑む。
◆石川の珍トレ
▽高速グリーン対策 08年9月、壁から1メートルの地点にペットボトルを置き、その間にボールを3個並べる練習で距離感を養った。
▽どこでもドライバー 昨年4月のつるやオープンの練習Rで弟・航君からもらった、自身のドライバーより30センチ以上短いジュニア用で素振り。室内でも使用可能。
▽箱パット 縦横約6センチ、厚さ約3センチの直方体で、重さはボールとほぼ同じ約50グラムの箱を作りパット練習。パターのフェースがスクエアに当たっているかが確認できる。昨年5月から開始。
▽マシンガンパット グリーン上に1列に並べた50球以上のボールを連打。昨年6月から開始。
(スポーツ報知)
初めて見る光景に、石川の周囲がどよめいた。イン9ホールのラウンドで何度も手にしていたのはメディシンボール。普段のトレーニングでは、持ちながら腹筋やスクワットなどを行い体幹を鍛えるものだ。中には砂が入っており重さは5キロもある。
この日はボールを持ってシャドースイングを繰り返し、その直後にショットを打った。スタート前の練習場でひらめいたという初の試みに手応えを感じ「腕と体が一体化しているのを意識しやすい」と満足そうに話した。
「ボールを肩の幅に収めた状態で回転するイメージです」。クラブの代わりにボールを持つことで手先の動きを抑えられ、その感触を維持したまま打てば安定感が増す。腹筋や背筋も使うため、普段は意識していない筋肉の働きが理解できる。ホール間はボールを持ちながら歩き、順番待ちのティーグラウンドではボールを持ったまま片足でスクワットを行った。「重いのでいいトレーニングになりました」と一石二鳥の効果だ。
5月の中日クラウンズ最終ラウンド(R)で「58」の世界最少スコアをマークして優勝したものの「それ以外でいいラウンドはない」と、現状に満足はしていない。今季は予選Rの平均ストロークが71・6で40位。第3Rは69・67で14位、最終Rは66で1位だけに出遅れが目立つ。さらに今大会は08年に予選落ち、昨年は50位と一度も優勝争いにからめていない。
「怖がらずに攻めていきたい。この1年で変わってきたところもありますから」。試行錯誤を繰り返しながら、いまだ手の届かないメジャータイトルへ挑む。
◆石川の珍トレ
▽高速グリーン対策 08年9月、壁から1メートルの地点にペットボトルを置き、その間にボールを3個並べる練習で距離感を養った。
▽どこでもドライバー 昨年4月のつるやオープンの練習Rで弟・航君からもらった、自身のドライバーより30センチ以上短いジュニア用で素振り。室内でも使用可能。
▽箱パット 縦横約6センチ、厚さ約3センチの直方体で、重さはボールとほぼ同じ約50グラムの箱を作りパット練習。パターのフェースがスクエアに当たっているかが確認できる。昨年5月から開始。
▽マシンガンパット グリーン上に1列に並べた50球以上のボールを連打。昨年6月から開始。
(スポーツ報知)
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