草の実窯だより

岐阜県のはしっこの里山のふもとから おりにふれて陶器や窯や、草木の色や雲の様子や…そよっとふく風のようにお伝えできたら

松の内

2022-01-05 12:55:29 | 日記

例年通りと言うべきか、遅ればせながらの新年のご挨拶です。何でも年賀状は遅くとも松の内にはお出しすべし、とのこと。その「松の内」とはいつまでぞ、と調べたら7日までとか15日までとか諸説あるようで、いずれにしても辛うじて間に合った、ということでどうぞよろしくお願いいたします🙇

ところで、我が家の今年のおせちは乾物利用の地味なもの。地味だけれどしみじみ美味しいのがひと手間かけた乾物だけれど、茶色が多くていかにも地味(笑)

紅白かまぼこや南天の葉が精一杯良い仕事をしてくれて、少しはおせちらしくなったかしら。相変わらずコロナ禍が続く毎日なれば、遠くの娘夫婦は来ないし、近くの息子たちの一家も全員で押し寄せることはせずで静かな新年。我が連れ合いは例年どおり淡々と松の枝に優しいピンクの椿「西王母」とふっくら黄色い蕾をつけた臘梅の枝を添えた。こんなふうに年を重ねた二人には似合いの今年のおせちかも(笑) 

お料理の仕切りにと採って来てくれた葉蘭、せめて少しは華やぐかと見様見真似で飾り切りの真似事をしてみた😊


渋柿

2021-11-12 13:32:32 | 日記
  • 穴窯の近くにある柿の木、この家を建てる前からあったけれどあまり実をつけたのを見たことがなかったような・・今年はいくつもの実をつけた。

野生に近いものなのか、小ぶりなので葉が繁っているうちは知らずにいたらしい。枝モノを活けるのが好きな連れ合いが無造作に自作の花器に投げ入れた。実をつけた枝はそれだけで雰囲気が出るみたい。足元に長皿が置いてあるのは、大きな鴨居をテーブル代わりにしたものにいつの間にかシミがついているのを隠したから(笑)

 

軒先に干し柿を吊るした。これは道の駅で手にいれた種無しの柿。

何年か前、その頃このブログに時々登場させていた老くり猫が体調を崩したちょうどその日、わたしは今年のように柿を干そうとしていた。それ以来なんだか干し柿は寂しさを呼ぶようでつるさなかった。

何年か経ち、いままた猫が共に暮らしている。もう生き物は金魚くらいにしておこうと思っていたけれど、縁があったということなのか、また猫がいる。

 

白い猫だから白猫しーにゃ。持病はありながらもとりあえず今は元気に暮らしている。


二人展・名東区一社にて

2021-10-09 15:12:33 | 日記

休眠明け後初の二人展、今日からです通りの歩道に面した大きな窓越しに、なかを写しています。

 

中はこんな感じで、お洒落

 

ダイナミックに吊るされた野バラの赤い実が空間を彩って・・

 

窯から出したときとは違った表情ですましているうつわたち😊

 

加藤惇、近藤敬子はともに午後はできるだけ会場にいて、みなさまのお越しをお待ちしています。


目覚めました

2021-09-19 21:06:58 | 日記

長引くコロナ禍のなか、草の実窯はずっと眠っていたようなものでした。出展したいイベントもすべて中止になり、また、緊急事態などもありせっかくお借りしたギャラリーもキャンセルさせていただいたりしていましたが、このたびやっと動き出せることになりました。

名古屋市名東区の「ギャラリー紗季」さんで、二度目の二人展をさせていただきます。

まだまだコロナ禍は安心できる状態とは言えませんが、世間で注意喚起されている感染防止策によく気を付けながら開催させていただきます。

久々に作品発表の場をいただき、皆様にご覧いただくのを楽しみにしております。


エビヅルの収穫🎵

2021-08-30 05:52:30 | 日記

一昨年のブログに載せたはじめての収穫は小かごひとつ分、それを大切にシロップにしたものだ。それが去年はほとんど実がつかず・・・で、今年はこんなに採れた!

山際のエビヅルはお風呂の窓からちょうど見える位置にあって、青い実がだんだん色づくのを眺めるだけでなんとも嬉しい日々。

晴れた日が幾日か続いたら採ることに決めていた。

 

なりのいいひと枝は、ただそのまま挿しただけでなんとなくサマになった。

 

実をはずしながらより分けるのは夜なべしごと。計ったら2キロと少しあった!

これが毎年といかないことはわかっているけれど、山の暮らしは時としてこういうことがあるから嬉しい。