土曜日・・。
登園園児5名。
うち、4名は4時までにはお迎え。
最後に残った5歳児レオ君とおりがみが園庭で鉄ゴマの手乗せまわしを特訓していると・・
「せんせいせんせい」と塀越しにお隣の建機レンタル会社のお兄さんが段ボール箱を抱えてブロックベイの上で手招きしている。
この人たち、がけ保の子が塀越しに蹴ったり投げて入れてしまったボールをしょっちゅう拾ってくれる、いいヒトなんだが・・。
「な・・なにかやらかしましたっけ?」とびくびくして近寄ると
「蛙・・いりません??」
ニッコニコして言うんだな。
げ・・・蛙??
先々週、散歩に行ってアマガエルを捕まえた年長さんたちだったが、一部の子がさんざんもてあそぶので蛙はぐったり。
「どうしたらいいのかな??蛙さんこのままじゃ死んじゃうよ」と言ってもなかなか聞き入れない。
「飼いたい」「返したくない」といっても生餌を捕まえることもママならない幼児たちである。
おりがみが3歳児を担任したその昔は、田んぼでおたまじゃくしを捕まえて蛙になるまで育て(ほとんどの世話はおりがみがやりました)
最後に生まれた田んぼへ返しにいったけど・・。
年長児担任は蛙が大の苦手。必死のパッチの学級会を開催していました。
「みんなはご飯ももらえず、体中を触られたりひっくり返されたり投げられたりしたらどうなの?」
「ヤダ」
「蛙さんにそう言うことしてるんだよ」
「かわいそうだよ、にがそうよ」
「えー、飼いたいよー」
「だって、ご飯無いジャン」
けっきょく田んぼへ返しに行ったばかりだった。
で、今度の蛙ときたらヒキガエルである。わははははは!
大きい。
アマガエルの何倍も大きい。
しかも、ブツブツでなんともグロテスクなかわいいやつである。
お兄さんが「ほら」と見せてくれたソレは幼児がもてあそぶと言うには大きすぎる大きさだった。
よし、いただいときましょう、ただし月曜日までね・・・。
さっそく園長と担任に連絡をいれて、飼育ケースを用意して・・
(担任うれし泣きしてました・・あはは)
ちょっと待てよ?ナニ食べるんだ?
レオ君と飼育の本を引っ張り出すが、ヒキガエルの餌までは書いていなかった。
そういえば
ダンゴ虫の絵本のなかで
丸まったダンゴ虫があえなく蛙に食べられるシーンがあったっけ。
庭の湿った枯葉の下から15匹くらい捕まえてきた。
「すまない、成仏しておくれ」
ケースにころころ入れて見ると・・
「あ、食べた!!」
舌をピュッと伸ばして、動いているダンゴ虫を次々に食べた。
月曜日・・果たして子どもたちはどんな反応をするのやら・・。
おかしかったのはヒーヤン&シモコ。
おかーひゃん!!なんかいる!!なんかいるよ!!!
オニイチャン!アタチノケージニノラニャイデヨ!!
シモコ!だれかいるじょ!!
ナンカニオウワネ!!
蛙さんの気配を感じ取ってじたばたしてました。敏感です。
そういえば、鳥獣戯画では蛙とうさぎと同じ位の体のサイズで
すもうとったりしてたなぁなんて思い出したりして・・。
さて・・どうなっていることか・・。
登園園児5名。
うち、4名は4時までにはお迎え。
最後に残った5歳児レオ君とおりがみが園庭で鉄ゴマの手乗せまわしを特訓していると・・
「せんせいせんせい」と塀越しにお隣の建機レンタル会社のお兄さんが段ボール箱を抱えてブロックベイの上で手招きしている。
この人たち、がけ保の子が塀越しに蹴ったり投げて入れてしまったボールをしょっちゅう拾ってくれる、いいヒトなんだが・・。
「な・・なにかやらかしましたっけ?」とびくびくして近寄ると
「蛙・・いりません??」
ニッコニコして言うんだな。
げ・・・蛙??
先々週、散歩に行ってアマガエルを捕まえた年長さんたちだったが、一部の子がさんざんもてあそぶので蛙はぐったり。
「どうしたらいいのかな??蛙さんこのままじゃ死んじゃうよ」と言ってもなかなか聞き入れない。
「飼いたい」「返したくない」といっても生餌を捕まえることもママならない幼児たちである。
おりがみが3歳児を担任したその昔は、田んぼでおたまじゃくしを捕まえて蛙になるまで育て(ほとんどの世話はおりがみがやりました)
最後に生まれた田んぼへ返しにいったけど・・。
年長児担任は蛙が大の苦手。必死のパッチの学級会を開催していました。
「みんなはご飯ももらえず、体中を触られたりひっくり返されたり投げられたりしたらどうなの?」
「ヤダ」
「蛙さんにそう言うことしてるんだよ」
「かわいそうだよ、にがそうよ」
「えー、飼いたいよー」
「だって、ご飯無いジャン」
けっきょく田んぼへ返しに行ったばかりだった。
で、今度の蛙ときたらヒキガエルである。わははははは!
大きい。
アマガエルの何倍も大きい。
しかも、ブツブツでなんともグロテスクなかわいいやつである。
お兄さんが「ほら」と見せてくれたソレは幼児がもてあそぶと言うには大きすぎる大きさだった。
よし、いただいときましょう、ただし月曜日までね・・・。
さっそく園長と担任に連絡をいれて、飼育ケースを用意して・・
(担任うれし泣きしてました・・あはは)
ちょっと待てよ?ナニ食べるんだ?
レオ君と飼育の本を引っ張り出すが、ヒキガエルの餌までは書いていなかった。
そういえば
ダンゴ虫の絵本のなかで
丸まったダンゴ虫があえなく蛙に食べられるシーンがあったっけ。
庭の湿った枯葉の下から15匹くらい捕まえてきた。
「すまない、成仏しておくれ」
ケースにころころ入れて見ると・・
「あ、食べた!!」
舌をピュッと伸ばして、動いているダンゴ虫を次々に食べた。
月曜日・・果たして子どもたちはどんな反応をするのやら・・。
おかしかったのはヒーヤン&シモコ。
おかーひゃん!!なんかいる!!なんかいるよ!!!
オニイチャン!アタチノケージニノラニャイデヨ!!
シモコ!だれかいるじょ!!
ナンカニオウワネ!!
蛙さんの気配を感じ取ってじたばたしてました。敏感です。
そういえば、鳥獣戯画では蛙とうさぎと同じ位の体のサイズで
すもうとったりしてたなぁなんて思い出したりして・・。
さて・・どうなっていることか・・。
子供って玩具感覚で、時には残酷に思える事もしてしまうもの。自分が子供だった時分、自分や友達も今になって思うと酷い事をしていましたね。
小さな蛙(ケロヨンみたいな感じの。)は良いのですが、ヒキガエルとなると苦手な自分で、昔は家の庭で大きなヒキガエルを見付けると逃げ回っていたもの。でも、どんな生物でも飼うと情が移って、可愛くなるのも確かなんですよね。子供の情操教育・・・なんていうと大層な感じですが、単純に他者への慈しみの心を「飼育」は育んでくれると、自らの経験上でも思います。
幼児の「残虐」なことといったらもう・・・。
「幼児性」が大人になっても抜けない人はそのヘンの経験が足りなかったのかも・・。
でも、無用な殺生は子どもにもさせたくはないんです。
「悪さをしないんだから許してあげなさい」と蚊を叩き潰さないようなお坊様の心境にはなれまへん・・。